俳句添削道場(投句と批評)

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炎天す給仕の髪の黒きこと

作者 三日酔いの防人  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

皆様、今晩は。
日頃から拙句へのご意見、ご添削、誠にありがとうございます。
お題の炎天で詠みました。
当方の地元には根津記念館という、大地主の旧家がございます。
お庭も立派なもので、さぞ、豪勢な昼食を召し上がったものでしょう。
炎天の給仕の髪の艶やかなという句を推敲し、こちらに至りました。
皆様のご意見、ご添削のほど宜しくお願い致します。

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炎天や給仕の髪の艶やかさ

回答者 なおじい

こんにちは。三日酔いの防人様、いつもお世話になってます。

御句、大地主の旧家のお庭で食事が出来るようになっているのですね。素敵ですね。
そこで作者さんはお昼食をいただいた。その際に、働いている給仕の方々の髪の美しさに目が行った。炎天下、こんな屋外で働いていたら、直射日光と暑さにやられて油が抜けて赤茶色に変色してボサボサになりそうなものなのに、何と黒々と艶やかなことかと。
そういうお店であれば、真夏の炎天下でも給仕は黒服を着ていたり、女性なら和服を着ていたりするのかもしれませんが、見れば皆さん汗一つかかず、平然と立ち回っている。
そんな凛とした姿に感銘してこの句ができたのではと思いました。

本来の「炎天」という季語から想起されるシーンはまさにイサク様のおっしゃる通りだと思います。
それを踏まえた上で、この句は、そうしたネガティブな状況をものともしない、そんな給仕の姿への共感ではないかと思いました。

提案句は、ほぼほぼ作者さんの推敲前の句に近いものになりました。
ここでは髪は「黒い」ことより「艶やか」であることに意味があると思います。
ただ、僭越ながら、御句でどうしても受け入れられない違和感を感じましたのは「炎天す」という上五です。これはいかがなものでしょう?
元句では「炎天の」となっているのが、推敲の過程でなぜ「炎天す」となってしまったのか…。
これは「炎天や」とし、中七以下と対比させました。

よろしくお願いします。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「炎天す給仕の髪の黒きこと」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

まず気になったのが「炎天す」という動詞化です。前例の有無も含め、これはもう少し確認したいです。

その上で「炎天」と「給仕の髪」との取り合わせですね。
映像情報は理解しましたが、取り合わせに若干遠さを感じます。
どちらかといえば「炎天」という季語の特性上、職業人を描くと「汗みどろになって働いている」「日焼けする」などの情景が出てきます。その炎天の下にいる「給仕の髪の黒」をズームアップしても、美しさ・艶やかさに目がいかないように思います。
これはもしかしたら「炎天」という季語の理解の違いがあるのかもしれません。何か意見がありましたら、ぜひよろしくお願いします。

点数: 2

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「炎天す給仕の髪の黒きこと」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
いつもコメントありがとうございます!

御句拝見しました。
いいですね、炎天と給仕の髪を取り合わせるとはなかなか面白い発想ですよね。中七で「給仕」と見ただけで、まずぐっと惹きつけられましたから。

上五も「炎天の」でもなく、「炎天や」でもなく、「炎天す」で切るのもピタッと来ているように感じました。
給仕の髪の艶、うーん「艶」だとなあ・・・という推考の過程も見えました。
ふつうなら「給仕の黒き髪」とするところを「髪の黒きこと」という措辞もいいなと思います。

「炎天す給仕の髪の黒々と」はいかがでしょう?もっと黒艶がたちますか?
いや、給仕の上品さが足りないなあ。まちがいなく原句の方がいいですね!そのまま味わわせていただきます!

点数: 1

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