俳句添削道場(投句と批評)

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たなごころ熟れしトマトの脈拍や

作者 三日酔いの防人  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

皆様こんにちは。お題のトマトで一句作ってみました。
手のひらに取れたての完熟トマトを乗せた時の情景です。
柔らかみの中にずしりとした感触、あたかも脈をうっている様でした。
本物の完熟トマトはなかなか流通しません。
たなごころ、掌と漢字表記にしようか迷いました。
皆様のご意見、ご添削宜しくお願いします。

最新の添削

手に取りしトマトに脈を感じをり

回答者 長谷機械児

こんにちは。本日、初投句・初添削させていただきます。
よろしくお願いします。

俳句入門者目線ですが、情報量が多いと感じました。
手に持つという動作、完熟している状態、脈拍という比喩。
五七五におさめるにはどれか捨てる(捨てた要素で、別にもう一句つくる)のがよいと感じました。

この句では、「脈拍」が一番重要な言葉と感じます。トマトを形容する語の発想としてただただ凄いと思いました。
この「脈」からは血が連想され(真っ赤です)、生きている感じもあるので、完熟のイメージは既にあるように思えます。
「熟れし」の語は、「脈」と併置すると寧ろ平凡な修飾になっていて不要かな、と考えました。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「たなごころ熟れしトマトの脈拍や」の批評

回答者 オマちゃん

句の評価:
★★★★★

三日酔いの防人様

この度は当方のトマトの句を添削頂き、ありがとうございました。
ご提案の句、非常に興味深く拝読いたしました。ユーモアもありつつ、言いたいことを俳句にされており、お勉強になります。

さて、御句ですが、トマトの触感を脈拍と表現されていて、面白いですね。
私のような初心者は、きっと「掌」と書かれていたら「てのひら」と読んでしまい、せっかくのリズムを台無しにしてしまうと思うので(笑)、原句の措辞でまったく問題ないかと存じます。
熟れたトマト、大好きです。甘いトマトにかぶりつきたいですね。

点数: 2

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「たなごころ熟れしトマトの脈拍や」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

「脈拍」良いですね!
私もおそらく同じような印象を持ち「体温」「心臓」といった語を入れた句を作ったのですがピンと来ずでした。
「脈拍」の静かだけどたしかに感じられる生命感、トマトの器官のような小動物のような雰囲気にピッタリだと思います。

点数: 2

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たわわなるトマト脈拍あるがごと

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

トマトは好んで食べませんが、悪くない句だと思います。
下五「脈拍や」は作者の工夫した所かと思いますが、この切れ字は僕は変えたく思いました。
「たなごころ/」の上五で切れが入りますので、下五に更なる切れ字を重ねるのは三段切れっぽく見えるかなと。
あるいは上五の切れを無くして

「手のひらの完熟トマト脈動す」
僕だったらこう詠むかなあという提案句です。

点数: 2

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「たなごころ熟れしトマトの脈拍や」の批評

回答者 豆柴

句の評価:
★★★★★

いつもありがとうございます✨

トマトの句ですが
とてもよい句だと感動しました✨
完熟のトマトをもいだ瞬間の感動と読ませていただきました
下五のやが少し冒険的かなと思いましたので
 掌に真赤きトマトの脈を打つ
 掌に真赤きトマトの鼓動かな
とさせていただきました
参考までに
ありがとうございました✨

点数: 2

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「たなごころ熟れしトマトの脈拍や」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。三日酔いの防人様、いつもお世話になってます。

おっしゃるとおり、完熟トマトというのは一般のルートでは出回らないのですよね。完熟する前に収穫してしまうからだと聞きました。以前は我が家にも農家さんのトラックが来ていたのですが、ご高齢になり、やめてしまわれたので寂しくなりました。

御句、句作の豊かなご経験が伺える佳句ですね。トマトの生命力を感じます。
御句に触発されて、私も私の感覚を詠んでみました。お邪魔かと思いますが下に置かせていただきます。

手のひらにずしりトマトの重さかな

点数: 1

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「たなごころ熟れしトマトの脈拍や」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

ペガサスの句、コメントありがとうございます。
下五、推敲の余地がありますね。秋の夜長を(今はまだ短夜?)夜空を見て過ごしている。何をするでもなく夜を明かしていくという光景を詠んだつもりですが、具体的に何をしているのか、またはペガサスに寄せた5音の使い方をしないともったいないかもしれませんね。勉強になります。

御句、トマトの脈拍、とてもいいですね(*'▽')
手のひらに載せた熟したトマトが、まるで脈打つようだ。トマトの生命感があふれでています。また、「脈打つごとく」などとしてしまうところを、下五で「脈拍」「や」としていく措辞の力と勇気ですね。とても勉強になります!

点数: 1

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「たなごころ熟れしトマトの脈拍や」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

句の発想には感嘆しつつどこかで引っかかっていたのですが、
おそらくたぶん「熟れているから」「脈拍(を感じる)」という理屈が見える部分です。

指摘する点は違いますが、秋沙美様の「手のひらの完熟トマト脈動す」はその点は解消されています。

他の点では「たなごころ」が上五に鎮座して切れがあることで「トマトの脈拍」ではない点に注目が行っているのではないか・・・少し弱めた方が良いのでは?と思いますがここはこだわりのようですね・・・どうしましょう。

点数: 1

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