俳句添削道場(投句と批評)

つちや郷里さんの添削最新の投稿順の13ページ目

「炎天のバレーボールに飛ぶ悲鳴」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 炎天のバレーボールに飛ぶ悲鳴

なおじいさんこんにちは。
いつもありがとうございます。

さて御句ですが、バレーボールですか。
ボールを打つ音、選手達の掛け声、観客の応援が聞こえてきます。

気になったところがいくつか。
・まずは「炎天」。
私の解釈の問題かもしれませんが、「炎天」というと外をイメージし、バレーボールは体育館など屋内をイメージします。
ビーチバレーかとも思いましたが、それならそうと書くと思うので違いますかね。

・2つ目は助詞の「の」。
「炎天」と「バレーボール」を繋げてしまうと、より屋外のイメージが強くなりました。
「や」で切ってもよかった気がしますが、私はまだ助詞の使い方を勉強中ですので、間違ってたらすみません。

・3つ目は「悲鳴」。
単に失点して悲鳴をあげたのか、それとも負けてしまったのか、はたまた選手が突き指したり足を捻ったりして痛みに声をあげたのか、誰がどういう状況で悲鳴をあげたのかがわかりづらい気がします。

兼題なので外すべきではないですが、やはり屋外をイメージしてしまうので「炎天」は外してみます。
負けた感じを出すなら
・バレー果つ悲鳴に崩れ落ちて汗
こんな感じでしょうか。

点数: 1

「踏切の向こうに君と夏の海」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 踏切の向こうに君と夏の海

なおじいさんこんにちは。
亀の句の添削ありがとうございます。
その通り、ゾウガメを詠みました。
兼題の『炎天』に囚われすぎてましたが、素直に傍題の炎天下を使えばよかったですね笑。

さて御句ですが、手堅い句ですね。
スラムダンクのオープニングを思い浮かべました。(ご存じかな?)
確かあれは湘南江ノ電の踏切だったか。

君も踏切が開くのを待っているのか、それとも夏の海の方に歩いて行っているのか、妄想が膨らみますね。
後者の場合、呼び止めたいけど踏切のせいで行けない、声を出しても警報機や電車の音でかき消されるといったもどかしさが伝わってきます。

いつも勉強になります。
次回も楽しみにしてます。

点数: 1

「幽霊の吊されてゐる夏芝居」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 幽霊の吊されてゐる夏芝居

長谷機械児さんこんにちは。
亀の句の添削ありがとうございます。
兼題の『炎天』に囚われすぎてました。
素直に傍題の炎天下でよかったですね。

さて御句ですが、本日は「幽霊の日」ですか!
私は「幽霊」を季語として認めてもいいんじゃないか派です。
余談はさておき、上五中七までは恐ろしい光景を想像しましたが、下五で意外性と安心感を感じました。
なかなか面白い句ですね。

やや散文的になりますが、上五を「幽霊が」としてもいいかもしれません。
少しニュアンス変わりますよね。

いつも勉強になってます。
次回も楽しみにしてます。

点数: 1

「炎天を揺すり黒煙桜島」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 炎天を揺すり黒煙桜島

竹野山芋さんはじめまして。
土谷海郷(つちやみさと)と申します。
よろしくお願いします。

御句
時事を扱った句ですね。
「炎天を揺する」という表現に噴火の激しさが現れています。

もっと激しくするなら

・炎天が揺らぐ桜島噴火す

「揺する」よりも「揺らぐ」の方が、より強い揺れのイメージになると思います。
「黒煙桜島」という書き方が、わかるようなわからないような書き方だと思ったので、素直に「桜島噴火」としました。
五七五ではなく、八九という破調のリズムにすることで不安感も出たと思います。

次回も楽しみにしてます。

点数: 1

「玉を追う彼ら覆うは炎天か」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 玉を追う彼ら覆うは炎天か

ごたさんはじめまして。
土谷海郷(つちやみさと)と申します。
よろしくお願いします。

まず、俳句では韻を踏むというのはありますが、何かと何かを掛け合わせるといった手法は嫌われるので、私的にはやめた方がいいと思います。

「玉を追う彼ら」何のスポーツかを明確にした方がいいです。
「覆う」炎天は覆うものなので、この言葉はいりません。
「炎天か」読み手に尋ねる手法は確かにありますが、難しいのではっきり言い切ったほうがいいです。

・校庭や白球を追う炎天下

「校庭」で場所と、ある程度の年齢、「白球」で野球だとわかります。

他のやり方ですと
・炎天や白球を追う河川敷
・炎天やサッカーボール追う少年
みたいな感じでしょうか。

これからも俳句作り頑張ってください。

点数: 1

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