「幽霊の吊されてゐる夏芝居」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
角川についてはやはり少し早すぎましたね、レスが。たぶんまだかなあと思いつつ、見つけたらすぐ言いたくもなっちゃう。
さて御句。下五に種明かしがある感じがおもしろいですね。幽霊、吊るす、なんてきておどろおどろしいですからねえ。おもしろい句です。
いのちの電話の句もけっこう好きですね。最近よく著名人の訃のあとについているのを見ていたのに、そこを句材としてとらえられていなかったので、発見にはっとしました。
点数: 1
添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>
記念日俳句、7/26は「幽霊の日」。
歳時記によっては「幽霊」を夏の季語にしているものもあるとかで、私も季語手帖の投句候補には「幽霊」句を作ってみたりしているのですが…、ここでは「幽霊」は季語でないつもりで。
そもそも記念日の由来が歌舞伎「東海道四谷怪談」の初演の日ということなので、この演目を一度見た記憶から一句。
終盤、お岩が登場して、宙乗りで高々とあがり、伊右衛門を見下ろす格好になるシーンがあったのだけれども、これが定番のけれんなのか、そのときどきのアレンジなのかはよく知らない(“提灯抜け”だの“戸板返し”だのと名付けられたものは定番とわかるけれども、それ以外は、どこまでが伝統でどこからが現代の演出なのやら…)。
ともかくも、演出の裏が透けて(しっかり?)見えるのが歌舞伎や文楽のよいところで、宙乗りでもって重さを感じさせてしまう幽霊というのも俳句向きなんじゃないかなあ、と。
※「蝸牛」、昨日書いた「…一番自信が無いやつ…」が並選でした。どうにか並に引っかかった感じか。
※角川俳句は、書店の店頭に並ぶのが発売日3日遅れとして多分明日、私が書店に行けるのはもっと後…ということで、いまだ手許になく、げばげばさんにコメントいただいたものの、よく判っていない状態です。