「交差する飛行機雲や夏の夕」の批評
回答者 なお
つちや郷里さん、こんにちは。
拙句二千段に温かいコメント有難うございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
御句拝読しました。飛行機のルートは決まっていますから、その航跡が交差するということは滅多にないことだと思います。まして、飛行機雲はすぐに消えてしまいますから、今回の目撃は貴重な経験でしたね。
それをすぐに俳句に詠んで投句なさるとは、さすがです。
ただ、季語がご不満ですか?
確かに、前半の珍しい光景に比べて下五が普通っぽいかも。
どういう季語を斡旋したらいいのか私も考えました。
飛行機だから、空とか、とにかく目線を上げさせる季語だなと思い、
・交差する飛行機雲や梅雨晴れ間
を考えました。
そして慈雨さんのご提案句を拝読。
「交差する飛行機雲やソーダ水」
「交差する飛行機雲や夏座敷」
最初はこの二句を拝読して、「あれ?慈雨さん、視線が空から手元に降りてしまいますよ?」とか、二句目は、「あれ?舞台が空から室内に?」とか思いました。
しかしすぐに、私のこの考えは甘いというか、季語の力をわかっていないことに気がつきました。
一句目は、もしかしたらテラス席とかベランダで飲んでいるソーダ水のグラスに、交差した飛行機雲が映っているのかもしれない。または、眩しいから、ソーダ水のグラスを通して、飛行機雲を見ているのかもしれません。いずれも素敵な人が浮かびます。
二句目は、襖や障子を取り払った夏座敷の、それこそ全開にした窓から心地よい風が入り、青空が見える。その空には、真っ白な飛行機雲が交差している…。気持ちのいい時間が流れます。
この二句に一票です!
ごめんなさい、つちやさんのコメントのところで慈雨さんのご提案句を鑑賞してしまいました。
懲りずによろしくお願いします!
点数: 1
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即吟です。
さっきたまたま外に出て空を見たら、飛行機雲が交差しているのが見えたので、詠んでみました。
夕方だったので、そのまま「夏の夕」という季語を使いましたが、季語の斡旋についてのアドバイスや他の季語の提案などしていただければ幸いです。