俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の6ページ目

「黒白の種ありてこそ西瓜かな」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 黒白の種ありてこそ西瓜かな

なおじいさん、「西瓜大菩薩」句の添削ありがとうございます。

私の俳号について、「はせ・きかいじ」と読みます。NHK俳句の投句時にふりがなを求められたとき、この読みで入力しましたので、これから特に凝った読みに変えることもないと思います。

拙句について、「菩薩」より「大仏」では?というご指摘。確かに、仏像の「菩薩」像は大体すらっとした立ち姿で、坐している姿は「如来」像に多いですね。ただ、「大菩薩」というと、もっとも一般的なのは「八幡大菩薩」ではないかと。こちらは菩薩と呼ばれながらも神様なので、描かれ方はいろいろ。視覚的なイメージよりも、ドッシリした威圧感の言葉として選んだものです。

あと、大きさを強調する「メガ」。どこかで使ってみたいです。

御句について、「黒白」はやはりひっかかりを覚えるところです。
卓鐘さんのように分けてしまうのも手かと思います。

提案句ではなく、参考として、種の色表現をやめて動作に変えてみました。

 種除くる手間もあるべき西瓜かな

今後とも、よろしくお願いします。

点数: 1

「西瓜提げ夫揚々帰宅せり」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 西瓜提げ夫揚々帰宅せり

はやさん、はじめまして。

御句、拝読いたしました。

イサクさんご指摘の「散文」の解消の仕方として、入門書どおりのやり方で、動詞を取り除くという提案をさせていただきます。

「提げる」、「帰宅する」を取り除くと、「西瓜○○夫揚々○○○○○」です。7音空きました。
西瓜がある、夫が揚々としている。文字数さえそろえられれば、言いたいことはこれで足りているような。

この空いた文字に何を足そうか、と考えると、お題が西瓜なのですから、西瓜を形容する言葉を足します。

以下、参考として。これから食べるために夫が選んだ西瓜ということなので「美味そうな西瓜」としてみました。

 美味さうな西瓜や夫(つま)は揚々と

今後とも、よろしくお願いします。

点数: 1

「白日傘閉づや世界を染めながら」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 白日傘閉づや世界を染めながら

イサクさん、「猫じゃらし」句の添削ありがとうございます。

「よくあるアプローチなんですかね・・・?」について、
人間の描写に植物の季語を取り合わせる形の句を作る前段階として、植物から“性格”を導き出すということは普通にしていると思うのです。

 ○○○○な女や×××の花
 ○○○○してをり×××の花

といった句を作るとして、「×××の花」が実景(「○○○○な女」「○○○○している人」と居合わせたときに偶々咲いていた花)ということは無いだろうと思うのです。どんな花ならどういう性格・振る舞いの描写に合うか検討するのに、植物の“性格”を導き出すアプローチはあったろうと思います。

そして、このアプローチだけを突き詰めると、「性格が八百屋お七」の句(京極杞陽)になったりするのではないか、と、これは私の勝手な想像ですが。

御句について。
白日傘というものは、浜辺に立てる大きなパラソルみたいなものなのでしょうか? 天に向かって直立した状態のまま閉じるという動作を普通の日傘ではしない(傘というものは、自分の手前に倒してから閉じます)ので、いろいろな方の推理(自分の視界がいくらかひらけて青空が見えるようになったり、傘の下にあった影が消えていったり)は、多分どれも違うように思いますが。

それで、正解が何なのか、と問われても、それは私も解らないのですが。

それでは、今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

「死ぬことがこわいと思ふ夜食かな」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 死ぬことがこわいと思ふ夜食かな

卓鐘 さん、「猫じゃらし」句の批評ありがとうございます。

御句について。

・夜中に恐怖心をおぼえることは当たり前というか、子どもっぽいというか、単純にまずそう感じました。
・「こわい」は、歴史的仮名遣いでは「こはい」になります。
・口語俳句添削し辛いですね。「が」の助詞にどれだけの意味があるのだろう、「は」では駄目だろうか。「こわいと思ふ」と言う言葉が、字面以上の何かを言いたげにも見えて、「思ふ」を取り除くことも躊躇われます。

提案句は措かずに、以下ご参考。

 死ぬことが怖いと思ふ西瓜かな

何かしら、別の想像が出来るかも。単に、お盆のお供え物に見えるかも、ですが。

今後ともよろしくお願いします。

指摘事項: 新旧仮名遣いの混用

点数: 1

「摘心を生き永らへし西瓜かな」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 摘心を生き永らへし西瓜かな

げばげば さん、「立葵」「猫じゃらし」句の批評ありがとうございます。

 強がりで、怖がりは猫そのものでしたか。私は動物を飼っていない(植物も育てていない)のですが、そういえば漱石の小説の猫もそんなキャラクターだったろうか、と思い返しています。
 
 性格が名無しの猫で猫じやらし

なんてパロディに行き着いてしまいました。猫じゃらしから猫に至るので、これ以上無く即きすぎの冗談句ですが。

御句について。

・「摘心」の言葉遣いは正しいのでしょうか。植物を育てていない私は国語辞典に依るしかないのですが、枝や芽を摘み取ることと説明されていて、実を摘み取ることにはなっていないように思います。「摘果」「間引き」ならわかるのですが。

提案句は措かずに、以下参考までに。これはこれで直接的か。

 摘果してまんまるくなる西瓜かな

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

長谷機械児さんの俳句添削依頼

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