俳句添削道場(投句と批評)

げばげばさんの添削最新の投稿順の1053ページ目

「葉の先をこらへきれづに露の玉」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 葉の先をこらへきれづに露の玉

コウさんこちらでは久しぶりです!

イサクさんが全部言ってくれたので!類想が悪いわけではないけど、類想を土台にして少しのオリジナリティで脱けましょう、という投句先ではあるかも。

結社に属さないわたしがあのサイトで勉強するのは、あのサイトを大量のデータとして見てるということ。イサクさんもそうじゃないかなあ。
ふつうはそれこそ30くらいの入選作品しか発表されない投句先が多いのに、
あのサイトはあれだけたくさんの人が同じ季語で詠んで、あれだけの数が掲載されるので、この季語はこういう発想はあるあるなのかあ、とか、人はこういう言葉使いやすいけど、露じゃなくても使いやすいだけの措辞かも、とか。同じ句材で一音二音で水曜以降に行ってる句はたしかに何かが優れているのか、とか。合ってるかはわからないけどちゃんと全部じぶんなりに腑に落としていきます。

たとえば、今回水曜に
草の葉をこぼるるまでを露といふ/中岡秀次
葉脈の露の起伏の匂い立つ/富士桜花
荒草におく露といふひかりの実/にゃん
いもの葉を濡らさず走る露のつぶ/山崎千晶

葉や草と露の句があります。こういう句は何を工夫してるのか。考えてみると勉強になります。

露がこぼれるシーンを詠んでるのだが、どこまでを露と呼ぶか断定してしまおう。
露の起伏とズームアップした上で視覚→嗅覚に転じた共感覚で表してみよう。
露をひかりの実と見立てて、草をさらに具体的に。おく、という動詞の選択。
露に濡れるのは当然だからこそ、濡らさず走る、という中七に観察とその一瞬間をパシャリと切り取ろう。

葉や草と露を詠んでも、いくつもの小さな工夫がオリジナリティを生んでるのがわかります。

そして、今後、
そうかどうかわからないことも強く言い切ることで詩になる場合があるなあ。
視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚を交差して受容すると詩が生まれたりするなあ。たとえば、甘やかに日暮れる、とか、しづやかに匂ふ、とか。
葉をこぼるる露、を、おく、走る、と動詞二、三音で、より精度の高い具体的な描写にできるかも、動詞選択を粘るようにしよう。

とか、真似をするわけではなく、素敵だと思う句がなぜ素敵なのかのメカニズムもちゃんと考えておくと、自分が推敲するときに、素敵な句に変化させていく術をたくさん抽斗に持てるというか。そういう意味であのサイト、月から金まで大量の句が出るので勉強になってます。
コウさん、いま悩み中というなら、まずは、分析でなくてもいいから、好きな句を紙に書き出して、こういうのが好きだなあ、と並べるところから始めるといいかもですよ!

点数: 4

「朝露やヒトの祖先はみづといふ」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 朝露やヒトの祖先はみづといふ

いくじいさんこちらでは久々ですね!

御句。さすができている句だと思います。露と近い連想をあえて持ってくるかたち、ありですよね!
といふ、という伝聞のかたちがやはりもったいないのかな。詩に転じるには言い切りたい。

ここからは添削とかではなく、推敲の過程の話ですが、
たとえば名句の、裔ということばをお借りして

朝露やひとも〇〇〇もみづの裔

と、もうひとつ並立していくパターン。

たとえば

朝露や雲もわたしもみづの裔

露のzoomアップから広がりのある景になって、果てしない輪廻と露のはかなさをほのめかしていけるかも。

または、ヒトにしぼるなら、さらにヒトをzoomアップして併記するのも、具体性と調べが生まれます。

朝露や爪も眼もみづの裔

このあたりまで推敲していくと、露と水の近さをあえて逆手にとって詠む佳さが感じ取れそうな気もします。

ヒトの祖先は水という把握、かなりおもしろいので、さらに具体的にしたり、景を足したり引いたり、いろいろ投句を前に粘ってみたいですぜ!

点数: 2

「フィナンシェの中しつとりと秋の暮」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: フィナンシェの中しつとりと秋の暮

こんにちは。あらちゃんさん、いつも勉強させていただいています。

御句、かなりよい句ですねえ。断面がしっとり濡れて秋の深まりを感じます。ほのかに洋酒のかおりも豊かな秋を早期させます。
推敲の過程として、時候プラス名詞のかたちもひとつ視野に入れるといいかもしれません。まるで、フィナンシェを割れば中に秋の暮が入ってたような感覚も生まれます。

フィナンシェのなかに秋暮の潤みかな

しめり、とするか悩みましたが、より豊潤な方にしてみました。語順で雰囲気もかわるので、推敲の過程で私もいろいろ試すようにしてます。

点数: 1

「四方山の話したくて落ち葉焚き」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: 四方山の話したくて落ち葉焚き

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

イサクさんが気になる点は言ってくださってるので。
添削とかではありませんが、よもやま話、というのが慣用的なので、ずらすと詩に転じるかも。私は影を持ち寄る句を詠みましたがたとえば。

四方山の夜を持ち寄りて落葉焚

すこし暗くなりすぎたかも。

点数: 1

「ドロップは涙のかたち秋蛍」の批評

回答者 げばげば

添削した俳句: ドロップは涙のかたち秋蛍

こんにちは。いつも勉強させていただいています。

御句。たぶんの範囲で書きますー。
かたち句、わりとドラみたいな感じになっているので、わたしもよく詠みますが、〇〇のかたち、〇〇のいろ、〇〇のにほひ、に頼ってるんじゃない?とよく自問自答します。

自分がかたち句を詠むときに気をつけていることは、

本当にかたちのあるものを読む場合は、かなり飛ばして大袈裟に、そんなわけないやん、みたいな所から、断定することで詩を求めるパターン。
胃袋は日本のかたち、とかは、いやいやそんなことないやん、というツッコミ待ち。

だいたいの場合はかたちのないものを詠むことが多いです。

ドロップはこだまのかたち
ドロップはあしたのかたち
ドロップはいのちのかたち

かたちないものの形を断定して詩を求めるパターンです。まあパターンと言ってる時点で自己模倣のループに入っていくので、げば気をつけろよ、ですけどね。
ドロップはしずくという意味なので涙はしずくやん、となってしまったのかもしれません。

ただ、こだま、がギリギリで、いのち、とか、あした、とかになると、秋螢が即きすぎとなるので、あのストーリーを意識しすぎて、ドロップ、涙、螢、と連想させてしまうと惜しいというのはイサクさんと同意見でした。ドロップを使うなら螢を使わないように、螢を使うならドロップを使わないようにしよう、あの話が連想されてしまうから、と自分なら考えます。
むずいですよね、その加減が。好きであることが大事なので、この句はこの句として残していくのがよいと思います!

点数: 3

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