俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1635ページ目

「院内をあちこち千歩夏近し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 院内をあちこち千歩夏近し

ゆきえさん、こんにちは。
拙句「昭和の日」にコメントおよびご提案句を有難うございました。
仕事で若い人と話す機会が多く、新入社員はすでに数年前から21世紀生まれの人たちで、私は前世紀の人間です(笑)。
若い人たちと話していると、祝日でも何の日か知らなかったり。「体育の日」は、東京五輪の開会式の日だと言えば驚かれますが、彼/彼女らにすれば前回の東京五輪など、親御さんすら生まれる前の話!もはや、「スポーツの日」になってしまいましたね。
昭和の日も、今の天皇陛下のお祖父様のお誕生日で、昔はこの日が天皇誕生日だったのだよ、平成になってからみどりの日になって、それから昭和の日になったけどね、なんていう話題に。

長々と失礼しました。
御句拝読しました。いいですねー。でも、院内が病院とはわかるかな…。最近、刑務所の句をお詠みになったゆきえさんだから…とか考えましたが、まあ、素直に病院と。
でも、そうなると、えっ、ゆきえさん、入院なさったの?と心配に。
皆さんがおっしゃっていますが、作者ご本人が歩いているように読めます。それならそれでもいいですが、入院の患者さんに付き添って汗をかくくらい、という優しさを出すために、介助とか付き添いは入れたいと。
夏近しは、窓からの景色を見たり屋上庭園に行ったりしたのかもと思い、汗とともにそのままで。

・院内を介助の千歩夏近し

よろしくお願いします。

点数: 1

「院内をあちこち千歩夏近し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 院内をあちこち千歩夏近し

ゆきえさん、再訪です。
先ほど、「院内を介助の千歩夏近し」とご提案しましたが、あらためて読み直してみると、この病院の介護士さんが、忙しく働いているように読めます。
それって違いますものね。
実は、「院内の付き添い千歩」がいいと思ったのですが、おかえさきこさんに先を越されたので(笑)、介助にしました。
でもやはり、

・院内の付き添い千歩夏近し

これを提案句とさせていただきます。よろしくお願いします!

点数: 1

「春まつり託す雷サスライト」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 春まつり託す雷サスライト

ききょうさん、こんにちは。
御句拝読しました。「厳しくしてください」とはなっていないのに申し訳ありませんが、少々厳しくなるかもしれません。ご容赦くださいね。

御句、何がなんだかわかりません。
その理由は三点あります。
一つ目は、「春まつり」と言ってるので春の句かと思えば、「雷」と夏の季語が出てくる。いったい、季節はいつ?
もちろん、「春雷」という季語があるのは知っているとしても、それは、「春雷」という一つの言葉として置かれる場合です。御句では完全に独立しています。

二つ目は、「サスライト」です。ガスライトでも、サテライトでもないですよね? 
まずこれを、舞台照明のこととわかる人は少数派でしょう。いわば業界用語では?「だからコメントに説明を」とおっしゃるかもしれませんが、私は、脚注のような解説がなくても理解できるほうがいいと思います。

三つ目ですが、語順です。原句では、「春まつり託す雷サスライト」となっていますが、主語述語目的語の関係が明確でなく、意味がつかみにくくなっています。

私の鑑賞が正しければ、

・雷をサスライトに託す春まつり

中九であることは置いておいて、こういうことではないでしょうか?
これなら、「雷のような効果を、サスライトという舞台照明で演出した春まつりだったよ」、ということがわかりやすくなると思います。

さらに、私であれば、

・雷鳴は照明まかせ春の劇

とかにしますでしょうか。
とにかく、ききょうさんにとって、「春雷」は季節特有の気候変化の様子ではなく、ご自身の出た劇のタイトルであるということが、なんというか…です。
もしよろしかったら、そのお芝居、どうして「春雷」というタイトルなのですか?そこから俳句、詠めませんか?それだと、ちょっと味のあるものができそうです!
期待しています。

点数: 0

「平和へとスノーフレークベル揺らす」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 平和へとスノーフレークベル揺らす

ネギさん、こんにちは。
御句拝読しました。スノーフレークを季語として置いていらっしゃると思いますが、おそらく皆さんご存知ないと思いますし、歳時記にも載っていませんよ。
私は、歳時記に載っていないから季語ではない!と言うのはやめようと思っていますが、ネギさんの(作者の)ほうでまず確認して、載っていない場合はその旨をコメントにでも添えておいたほうがいいですよ。

私はたまたま、我が家のお墓の近くにたくさん咲いていて、なんだろう、スズランに似ているけどスズランではないし、と思って調べていたのでわかりましたけど。
とても可憐な花ですよね。これをベルに見立てたのはいいと思いますが、知名度がね…。いっそ、似ているのでスズランにしてはいかがですか?夏の季語ですが。

・平和祈り鈴蘭揺れる鐘のごと

平和の鐘です。「ベル」をやめてごめんなさい。

点数: 0

「淡々と米研いでいる桜ちる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 淡々と米研いでいる桜ちる

めいさん、こんにちは。
御句拝読しました。自分の日常のひとコマを客観的に見て、淡々と米を研いでいる自分がいる、と詠んでいる句ですね。
だから、動詞があっても、活動報告日誌のようになっていない。上手いし面白いと思います。

ただ、私としては、上五の「淡々と」より適した言葉があるのではと。それは、ヒッチさんご提案の「今日もまた」、これがピッタリと思いますが、取られたので(笑)、私は、

・何事もなく米を研ぐ桜散る

と置かせてもらおうかと。
ただ、これですと、「米を研ぐ桜が散っていく」みたいに読めるかなと。
そこで、四季の移り変わりや儚さ色々含みのある「散る桜」は捨てがたいのですが、こんな季語はどうかと。

・何ごともなく米を研ぐ日永かな
・また今日も米研いでいる日永かな

ちょっと変わってきてしまって、めいさんのお気持ちと離れてしまっていたらごめんなさい。
よろしくお願いします。

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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