「院内をあちこち千歩夏近し」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 院内をあちこち千歩夏近し
ゆきえさん、こんにちは。
拙句「昭和の日」にコメントおよびご提案句を有難うございました。
仕事で若い人と話す機会が多く、新入社員はすでに数年前から21世紀生まれの人たちで、私は前世紀の人間です(笑)。
若い人たちと話していると、祝日でも何の日か知らなかったり。「体育の日」は、東京五輪の開会式の日だと言えば驚かれますが、彼/彼女らにすれば前回の東京五輪など、親御さんすら生まれる前の話!もはや、「スポーツの日」になってしまいましたね。
昭和の日も、今の天皇陛下のお祖父様のお誕生日で、昔はこの日が天皇誕生日だったのだよ、平成になってからみどりの日になって、それから昭和の日になったけどね、なんていう話題に。
長々と失礼しました。
御句拝読しました。いいですねー。でも、院内が病院とはわかるかな…。最近、刑務所の句をお詠みになったゆきえさんだから…とか考えましたが、まあ、素直に病院と。
でも、そうなると、えっ、ゆきえさん、入院なさったの?と心配に。
皆さんがおっしゃっていますが、作者ご本人が歩いているように読めます。それならそれでもいいですが、入院の患者さんに付き添って汗をかくくらい、という優しさを出すために、介助とか付き添いは入れたいと。
夏近しは、窓からの景色を見たり屋上庭園に行ったりしたのかもと思い、汗とともにそのままで。
・院内を介助の千歩夏近し
よろしくお願いします。
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