俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1626ページ目

「春雷や友また遠し袖濡るる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 春雷や友また遠し袖濡るる

博充さん、こんにちは。
お友だちが亡くなっていくとのこと、お察しします。
添削道場に投句された俳句としてコメントさせていただきますね。

まず、「友また遠し」では、亡くなったとはわかりにくいと思います。それこそ、引っ越してしまったようにも。
また、ここは「遠し」と切れを入れない方がいいと思います。上五で「や」で切れていますので、三段切れのようになります。
下五の「袖濡るる」、確かに悲しくて涙を流すことですが、平安時代の表現のような気がします。なんか、水仕事でも?などと思われないか不安です。

・春雷や友また一人先に逝く

袖を濡らす=涙を流すとまで言わなくても、友人が亡くなれば悲しいだろうなぁと読み手は思ってくださると思います。それでよろしいのではないでしょうか。
よろしくお願いします。

点数: 2

「さざめくや桜の城を異邦人」の批評

回答者 なお

添削した俳句: さざめくや桜の城を異邦人

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。確かにお花見に外国の方々が増えましたね。

私のコメントは、めいさんと似ていると思いますが、置かせていただきます。

さざめくは、うるさいけど楽しそう、というような意味で、おそらくこの場の空気に合っていると思います(笑)。
ただ、動詞を詠嘆するというのが、これはあることですが、どうもしっくりきません。

また、桜の城ですが、これは花見の場所がまるで桜の木に囲まれた城郭のようだ、ということかと思い、すごい詩的な表現だなと思いました。コメント拝読しましたら、お城の花見とのこと。それであれば、そのようにおっしゃったほうが、伝わりやすいような気もしました。

あと助詞ですが、「桜の城を異邦人」の「を」は、他の助詞のほうがいいのではと思いました。例えば、桜の城に異邦人、桜の城の異邦人とか。

これらから、

・賑やかや城の花見の異邦人

と置かせていただきます。
よろしくお願いします。

点数: 2

「初雷に濡るるあしもと今ひかり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初雷に濡るるあしもと今ひかり

上野睦月さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。青春の一コマですね。
少しずつ気になるところがありますのでお伝えします。

季語の「初雷」、これはしっかりとした季語で問題ないのですが、私は「春雷」が好きで、そういうのもありますということだけお伝えさせていただきます。

「濡るる」、これも正しいのですが、なんか読んだ感じが、ぬるぬるするようで(こういうのは言いがかりと個人の感想の紙一重ですね)、私は「濡れる」で行きたいと。

「あしもと」はひらがなになっていますが、特に意味合いが感じられないので、「足元」と漢字にしたいと。

下五、「今ひかり」とありますが、俳句は普通、今光って新たな発見があったから句に詠みますので、特に「今」はなくてもいいのではと思いました。

以上から、

・初雷の照らす足元濡れてをり
・春雷に光る足元雨に濡れ

色々申し上げましたが、雷でパッと光った映像をすぐに俳句にお詠みになるとは大したものです。ぜひまた聞かせてください。よろしくお願いします!

点数: 0

「イチミリのドーハの奇跡実千両」の批評

回答者 なお

添削した俳句: イチミリのドーハの奇跡実千両

ネギさん、こんにちは。
御句拝読しました。まだイチミリにこだわっていらっしゃるのですね(笑)。

他の方へのコメントで、私が「『奇跡』だけでは三笘に限らない」と言ったことになっていますが、私はそうではなく、「『神業』というだけでは三笘に限らない。過去にもたくさんの名選手がいた。それが狙いですか?」と言ったのです。
それに対してネギさんは、「ご指摘の通りで、イチミリは表していない」と返信なさいました。
この辺は明確にしておきますね。

さて御句ですが、すでに三笘のイチミリはネギさんの手で俳句になっていますよ。
ただ、詠まれている対象(出来事、光景)がマニアックなので、春の桜や秋の月、あるいは冬の雪のように、とても多くの人の直接的な感動には結びつきにくいのだと思います。
サッカーの大ファンであろうネギさんには歴史に残る感動的、奇跡的な神業であっても、そうでない人にはなかなか通じにくい句だとは思います。
このサイトのメンバーの中にもサッカーファンはいらっしゃるでしょうし、その方々はネギさんの思いを十分に評価し、共に楽しめたと思いますよ。

ネギさんにはサッカーの句だけでなく、他にも季節に応じたいいご投句がありますから、うまくバランスをとりながらお続けいただければと思います。よろしくお願いします。

点数: 1

「五分咲きの染井吉野や子の群れて」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 五分咲きの染井吉野や子の群れて

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。小樽公園ですか!小樽はまだ行ったことないのですよ。行ってみたいです!

あらちゃんさんが「五分咲きの」とした意図は、世間では桜が満開だとか言っているが、ここ小樽では(北海道では)まだ五分咲きだよ、という意味かと思いました。

でもそれであれば、「ここ小樽では」、という情報を入れたいです。ではどのように?

染井吉野にはこだわりがありますか?もちろん、あるから、桜ではなくわざわざ品種名をお詠みだとは思いますが、ここに地名を入れたいです。

・五分咲きの小樽の桜はしゃぐ子ら

下五は「子らの群れ」と置こうと思ったのですが、打ち込んでみたら「桜子らの群れ」と読めて変なのでやめて、「はしゃぐ子ら」としました。ベタですし、これも「小樽の桜は」と読めてしまうかもしれませんが、五分咲きでも春を感じる北国の子らの喜びが出ればと思いました。
よろしくお願いします。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

名の由来知らぬ世代や昭和の日

回答数 : 18

投稿日時:

関税はどこ吹く風や桜散る

回答数 : 25

投稿日時:

キャタピラに蝶のとまりて戦止む

回答数 : 23

投稿日時:

年ごとに歩く距離減る花見かな

回答数 : 21

投稿日時:

街道に名残の雪の消え残り

回答数 : 24

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

クリニック受付横の内裏雛

作者名 竜虎 回答数 : 5

投稿日時:

8月度俳句生活天選地選

作者名 いなだはまち 回答数 : 1

投稿日時:

ながし南風そっと置かれしぬいぐるみ

作者名 くまた 回答数 : 2

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ