「初雷に濡るるあしもと今ひかり」の批評
回答者 ゆきえ
上野睦月様
再訪です。
・足元を濡らし光るは春の雷
濡らしと一旦切って後半に光ったとしみました。
よろしくお願いいたします。
点数: 0
添削のお礼として、ゆきえさんの俳句の感想を書いてください >>
作者 上野睦月 投稿日
回答者 ゆきえ
上野睦月様
再訪です。
・足元を濡らし光るは春の雷
濡らしと一旦切って後半に光ったとしみました。
よろしくお願いいたします。
点数: 0
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回答者 イサク
おはようございます。はじめまして。
句の方、形もできておりますし、雰囲気も悪くありません。
読んでいて「初雷に濡るる足元」とつながって見えるのが損していると思います。「初雷(音と光の現象)に濡れた」という不思議な文章ができていて、意味を戸惑います。
句の意味は推測できます。「初雷の鳴る前から雨が降って、地面や足元が濡れていた」ということだと思います。
ですが、「初雷に」の直後に「濡るる」という現在形の動詞が入ってしまったので、「初雷に濡れる」という変なつながりが見えて来るのだと思います。
理由がわかってますので、対策はあります。
とりあえずふたつ思いつきました。
1.入れ子になっている語順をやめて、時間通りの語順にする。
この句は本来、雨⇒濡れている⇒雷⇒光る、という時間経過ですよね。その順序どおりにします。
・濡るる足いま初雷に光りけり
2.「に」をやめて俳句のテクニック「切れ」を入れれば、「雷」と「濡れる」という動詞が直接つながらなくなるので、違和感が少しは減るかと思います。
・初雷や濡るる足元いま光り
上記の私の提案の2句も、まだ推敲の余地はあります。
いろいろ考えてみてください。
点数: 0
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回答者 なお
上野睦月さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。青春の一コマですね。
少しずつ気になるところがありますのでお伝えします。
季語の「初雷」、これはしっかりとした季語で問題ないのですが、私は「春雷」が好きで、そういうのもありますということだけお伝えさせていただきます。
「濡るる」、これも正しいのですが、なんか読んだ感じが、ぬるぬるするようで(こういうのは言いがかりと個人の感想の紙一重ですね)、私は「濡れる」で行きたいと。
「あしもと」はひらがなになっていますが、特に意味合いが感じられないので、「足元」と漢字にしたいと。
下五、「今ひかり」とありますが、俳句は普通、今光って新たな発見があったから句に詠みますので、特に「今」はなくてもいいのではと思いました。
以上から、
・初雷の照らす足元濡れてをり
・春雷に光る足元雨に濡れ
色々申し上げましたが、雷でパッと光った映像をすぐに俳句にお詠みになるとは大したものです。ぜひまた聞かせてください。よろしくお願いします!
点数: 0
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回答者 ゆきえ
上野睦月様 こんにちは
初めましてよろしくお願いいたします。
他の方がコメントされていますので
提案です。
語順を変えて
・足元を濡らす光や春の雷
よろしくお願いいたします。
点数: 0
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
友人たちと夜に歩いていたら雷が鳴り始め、雨が降ってきました。
これもいい思い出になるんだろうなぁと、まだ若い自分たちのその瞬間と続く未来を振り返れるように詠んだ句です。