俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1501ページ目

「初の日に親戚集い世を語る」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初の日に親戚集い世を語る

まささん、こんにちは。
御句拝読しました。美味しいお酒で、楽しい会合だったようですねー。
それはいいのですが、俳句としては二点、気になりました。
一点目、季語は「初の日」、ですか?これはどういう意味でしょう?一年で初めての日、ということですか?それであれば「元日」ですね。
初日ですと、「はつひ」と読んで、元日のお日様のことです。季語です。
「しょにち」と読めば、物事の一日目のことですが、季語にはなりません。
御句はどちらでもないようで、素直に「元日に」となさってはと思いました。

そうしたとしても、「元日に親戚が集まって世の中を語った」と日記や活動報告のようになってしまいます。そしてこれは、おそらく、日本中でかなりの家庭でそのようなことが行われていたと思います(我が家でもそうでした)。何か特色を出さないと、日本中から出てきそうな句です。
例えば、コメントにいいヒントがありますよね。

・元日や島根の酒に集ふ友
・隠岐の酒酌み一族の新年会
・世を憂ふ親戚と酌む年の酒

よろしくお願いします。

点数: 1

「淡々と飾る子の背鏡餅」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 淡々と飾る子の背鏡餅

頓さん、こんにちは。
御句拝読しました。いい息子さんをお持ちですね。
俳句ですが、普通に読みますと、息子さんの背中に鏡餅がある、見えると読めます。穿った見方をしますと、背中に背負っていると。
いくら俳句は読み手の想像に委ねられる部分が大きいとは言え、そんな風には取られたくないと思います。

御句は、季語の鏡餅に対する季節感の感慨よりも、その鏡餅を飾る息子さんの背中に立派になったなぁという感慨をお詠みですので、そのバランスが難しいところです。

しかしその答えを、あらちゃんさんがご提案句で示してくださっています。
「鏡餅飾る子の背な淡々と」

いいと思います。悔しいので(笑)、私も置かせていただきます。

・鏡餅静かに飾る子の背中
・淡々と飾る子の背や鏡餅

よろしくお願いします。

点数: 1

「初開き猪口の底ひの二重丸」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初開き猪口の底ひの二重丸

げばさん、こんにちは。お久しぶりです。
明けましておめでとうございます。今年も引き続きよろしくお願いします。
いま私は、箱根駅伝を見ながらコメントしていますが、げばさんは有力校のトップランナーで一位を独走中、私はそれを憧れの目で見ている沿道の一ファンのようです(笑)。

さて御句拝読しました。お正月らしい、いい句ですね!
ただ、げばさんですので一つだけお伝えします。中七にある「底ひ」ですが、私は以前、眼科関連の仕事をしていた関係で「そこひ」を連想し、ちょっと抵抗がありました。「底」だけでもいいのではないかと。

・初開き猪口の底なる二重丸

この「底なる」は「底にある」という意味のつもりですがいかがでしょうか。
あと、私はめいさんのご提案の「蛇の目」は巳年の正月に相応しいかなとも思いますので、

・初開き猪口の蛇の目の二重丸

蛇の目と二重丸が多少重複感がありますが、お正月ですので許してください(笑)。
よろしくお願いします!

点数: 3

「ドアホンに母の小さき注連飾」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ドアホンに母の小さき注連飾

いちさん、こんにちは。
御句拝読しました。しみじみと、お母様への思いが感じられますね。
ただ、やはり、このお飾りはどこの家にあるのか?というのがポイントなのにわかりにくいところが難点かと思いました。
読みようによっては、作者の家のドアホンに、母親が作ってくれた小さなお飾りを付けた、とも読めます。それでもいい句です。

でも作者の意図通りに読んでもらいたいと思えば、「なくてもいい情報」を外して、「入れたほうがいい情報」を加えてみましょう。
なくてもいい情報はドアホン、入れたほうがいいのは「ここは母の家」でしょう。

めいさんのご提案句は、ここまで私が申し上げたことを全て包含していますが、私も置かせていただきます。

・老いし母一人暮らしの注連飾

お母様大切にして差し上げてください。よろしくお願いします。

点数: 1

「初詣真なる自分何処にか」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 初詣真なる自分何処にか

まささん、こんにちは。
御句拝読しました。私がお伝えしようと思ったこと、すなわち、「作者にわからないことは読み手に聞かれても余計わからない、なぜならその疑問の大半は自身のことだから」ということ、これは先に、あらちゃんさんが、もっと的確に伝えてくださいました。その通りと思います。

ていうか、もうお分かりになったのでは?

私は、初詣は神社仏閣どちらでもありですよ、とそれだけお伝えしようと思いましたが、せっかくですので一つ提案句を置かせていただきます。

・初詣真なる自分これにあり

よろしくお願いします!

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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何もかも高い世なれどカーネーション

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投稿日時:

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