俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1423ページ目

「山麓の絶えて久しや赤とんぼ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 山麓の絶えて久しや赤とんぼ

不尽さん、こんにちは。
御句拝読しました。
もはや、議論は一段落したかもしれません。私は今日も、一昨日と同じ、拘束時間の非常に長い業務をしていましたので、せっかく慈雨さんが、私の句を引き合いに出してくださったのに、何も反応できませんでした。今からさせていただきます。

拙句「さう言へば近ごろ毛虫見なくなり」では、見なくなった動植物も季語として扱われるのか?のような問いかけをさせていただきました。
ただ、この時は、私は毛虫を見ていないが、皆さんはどうですか?という感じで、例えばどなたかから、「何言ってるの、うちの周りは毛虫だらけだよー、あんたが気が付かないだけだよ」も言われるかもしれないと思い、そう言われても大丈夫なような作りにしていたつもりです。

翻って、御句「絶えて久し」ですと、作者が近ごろ見かけないどころではなく、「もうだいぶ前に絶滅してしまった」みたいな印象を与えそうかなという気がしました。
そこで、

・山麓に久しく追はぬ赤とんぼ

実際に見ていない動植物は季語になるのかどうかの議論は別として、私はこの手の作りの俳句を詠む場合は、「見てないのはお前だけだよ!俺の周りはたくさんいるよ!」と言われてもいい余白を残しておこうと最近は思っています。

点数: 2

「暁や鈴緒も冷ゆる朝参り」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 暁や鈴緒も冷ゆる朝参り

不尽さん、こんにちは。
御句拝読しました。中八は解消しましたし、句意はわかるのですが、もしかして季語がないのでは?

私は出先(仕事の昼休み)で、歳時記が手元になくて申し訳ないのですが、「暁」は「春暁」であれば春の季語ですが、暁だけでは、明け方という意味で季語ではないのではと。

「朝参り」も季語ではないと思います。
もしかして「冷ゆる」を季語となさっているかもしれませんが、これは、鈴緒が冷たかったのですよね?
季語の「冷える」とか「冷たい」は、何かに触って冷たい!というのではなく、気候として冷えることだと思いますよ。
私も帰宅しましたら再度確認しますが、不尽さんも歳時記をお持ちであれば一度ご確認いただけませんか?
よろしくお願いします。

点数: 1

「暁や鈴緒も冷ゆる朝参り」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 暁や鈴緒も冷ゆる朝参り

不尽さん、こんにちは。
再訪です。
私が間違えていたようです。
不尽さんのお礼返信を読んで、試しにネットの「きごさい歳時記」というので見てみましたら、不尽さんのおっしゃるようなことが書いてありますね。
失礼しました。

私は以前、何かの句選で、「冷える」とか「冷たい」というお題で、「これは気候のことを表す季語であり、例えば氷を触って冷たいとか、そういうのではない」みたいな解説があったように記憶していたのです。
それで、よく確かめもせずに、コメントしてしまいました。
仕事中に(笑)コメントすると、時間のない中で送るので確認不足や言葉足らずになることがあり、気をつけなくてはと思いながら、またやってしまいました。

ただ、私も何も根拠なくお伝えしたわけではないので、また帰宅したら、ちょっと調べてみます。
いずれにしても、お騒がせしてすみませんでした。

点数: 1

「秋時雨閉じた書物をまためくる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 秋時雨閉じた書物をまためくる

悪寒さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。秋時雨は私も好きな季語で、先日も「傘をたたむ」という句を投稿しました。
御句、いいですねー!秋時雨の季語の良さが出ています。

なぜ閉じた書物をまためくったのか?
私は、こんな風に拝読しました・・・
いつも作者は毎晩、夜のジョギングをしているのだが、先ほど雨が降り出したので今日はやめて本でも読もうかと。
そうしたら雨が止んだようなので、なんだ、それじゃやっぱり走るかと思い、読みかけた本を閉じてウェアに着替えた。
そうしたらまた降り出した。
「やれやれ、秋の時雨だから仕方ないか。灯下親しむの候だから、読書に勤しむか」と、一度閉じた本をまためくり始めた・・・。
そんな光景が浮かびました。

ジョギングではないかもしれない、犬の散歩かもしれませんけど。
また聞かせてください!

点数: 0

「雷が烏撃ち抜く嵐前」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 雷が烏撃ち抜く嵐前

ヤロスラブさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。外国の方が、日本語でこれだけの俳句をお詠みになれることに敬意を表します。

さて、御句ですが、意味はとてもよくわかります。ただ、俳句は報告文書ではないので、「◯◯が◯◯しました」というような構成は、説明的といってあまり評価されません。
簡単に言うと、「花が白い」というより、「白い花」と言ったほうがいいのです。「花が白い」と言われると、「ああ、そうですか。」で終わってしまいますよね。でも、「白い花」ですと、「それがどうしたの?」と、気になりませんか?

その意味で、御句、冒頭から、雷が烏を撃ち抜いてしまったので、もう、物語が終わってしまったようです。
そう思われないように、語順を変えてみましょうか。

・嵐前烏を雷(らい)の撃ち抜けり

ちょっと無理があるかもしれませんが、ここは優秀なメンバーがいますので、後からいいアドバイスと共に提案句が出てきますよ。参考になさってください。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

行列の先頭いずこ陽炎へる

回答数 : 19

投稿日時:

車庫造るため引き抜きし桜かな

回答数 : 30

投稿日時:

ガラス戸に犯人の顔花の雨

回答数 : 25

投稿日時:

入院の爺見舞う爺春惜しむ

回答数 : 25

投稿日時:

入院の爺見舞う爺晴惜しむ

回答数 : 2

投稿日時:

なおさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

更衣の衣の増えし妻の皺

作者名 幸福来々 回答数 : 3

投稿日時:

サクラ投資サクラ前線世界の春

作者名 おいちょ 回答数 : 0

投稿日時:

夜鳴けば寝付けず遅刻蝉の声

作者名 鰐渕颯 回答数 : 3

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ