「春風や工事現場の話し声」の批評
添削した俳句: 春風や工事現場の話し声
『冬蝿』の句のコメントありがとうございます。
提案いただいた句を読んで、『とおざけて』は説明的でもっといい表現があるかもなと思いました。
さて、本句ですが。
草花の恵みを運ぶ『春風』と『工事現場』で、いい家が建ちそうだなー。なんて気持ちの良い春風なんだ!感じですかね。
詩が少ないというか書かれていることのそれ以上でもそれ以下でもないなと感じてしまいます。
原因は『話し声』にあると思います。
『工事現場』とあれば、声がするものだと思います。
声がしないなら描写すべきそんな場所な気がします。
例えば、工事現場の静寂とかですね。
なので、『春風』か『工事現場』をもっと描写する方がいいかもしれません。
例えば、「春風や工事現場のヘルメット」とかですかね。
材料を変えずに詩の量というか読者が想像するための余白を増やすとしたら、こんなのはどうでしょうか。
工事現場をゆく春風の話し声
点数: 2