俳句添削道場(投句と批評)

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夏の夜切なくあがる空の花

作者 田中彩音  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

夏にあがる花火が切ないということを俳句に表したいです。

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「夏の夜切なくあがる空の花」の批評

回答者 なお

田中彩音さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。夏にあがる花火が切ないことを表したいとのこと。もちろん、人の考え方はさまざまではありますが、普通は、夏の花火は豪華で景気が良くて、待ち遠しくて楽しいものだと思います。
そういう気持ちや景色を詠んだ句はたくさんあります。

ただ、彩音さんのおっしゃるように、切ないという気持ちはわかりますし、それを詠んだ句もあります。

ここで彩音さんが考えて俳句に込めなければならないのは、なぜ切ないのか、そこですよ。
俳句は、そこを言葉で表すのです。そしてそれを読んだ人が、ああ、それは切ない気持ちだろうなぁ、と思ってくれるようにするのです。

例えばですが、

「きれいだけど一瞬の輝きで終わってしまう」
「去年は二人だったのに今年は一人」
「これで夏休みも終わり」
「これが終わるとみんな都会へ戻る」

そんなようなことを「切なくあがる」に代えて五七五に入れてみてください。
スペースはありますよ。「夏の夜の空の花」は「花火」としてしまえばいいですから。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「夏の夜切なくあがる空の花」の批評

回答者 みつかづ

句の評価:
★★★★★

初めまして、こんばんは。デビューおめでとうございます。
みつかづと申します。
以下長文、ご承知おきください。

主な単語の意味から参りますね。
花火:
黒色火薬・発色剤などをまぜ合わせて筒や玉などに詰め、点火して破裂・燃焼させ、
その色彩の美しさや爆音などを楽しむ物。
打ち上げ花火・仕掛け花火・おもちゃ花火など、種類は多い。

切ない: 悲しさや恋しさで、胸が締め付けられる様である。遣り切れない。やるせない。
他にも2つの意味がありますが、これでしょうかね。

あがる:そのものの全体または部分の位置が低い所から高い方へ動く。
他にも「あがる」には13個以上意味がありますが、花火ですからこれでしょう。

花火といえば夜でしょう。
そして、「花火」は夏(晩夏。夏の終わり頃)の季語です。
また、「揚花火」という仲間の季語もありまして、打ち上げ花火の事です。
打ち上げ花火は夜空に上がりますね。

という事は「夏の夜」、「あがる」、「空の花」の13音は、
たった1つの5音の季語、「揚花火(あげはなび)」で言えてしまうのです。

本来ならば楽しいはずの打ち上げ花火に対して、作者が「切ない」と思っているのは
何故か? が作者コメントにお書きでないので、
「これは一体どういう場面? 状況? 恋人と別れた? 親友が遠くに引っ越した?
大切な誰かやペットが亡くなった? 夏の部活が上手くいかなかった?
期末試験の結果が良くなかった? 今はもう居なくなった誰かと一緒に、
作者は打ち上げ花火を過去に見ていて、今年は独りで見ているのかな?
仕事を頑張ったのに夏のボーナスが少なかった?」と、
頑張って読み解こうとしても、結局は作者が何を読者に伝えたいのかが
分からないのです。

作り方としては後ろ側から作っていって、最後に適切な季語を持ってくるのが
基本ですが、この場合は季語そのものに対しての思いですから、
以下の様にするしかないですかね。

・揚花火○○○○○○○ ○○○○○
・○○○○○ ○○○○○○○揚花火

12音ありますので、切ないと書かずに、読者に「作者は切ないだろうな」と
思わせる様に描写できる余白はタップリありますので、お試しいただければと
私は思います。

今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。

点数: 0

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「夏の夜切なくあがる空の花」の批評

回答者 感じ

句の評価:
★★★★★

初めまして。😃
よろしくお願いします。
・消えゆくやふたり寄りそふ遠花火
ぐらいでしょうか。
たくさん、俳句を読んで、たくさん投稿してみて下さい。
宜しくお願いします。

点数: 0

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