俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1212ページ目

「校舎抱く春風香る新学期」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 校舎抱く春風香る新学期

福島翔義さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。もう新学期の句ですねー。
「どうですか」とのコメントですが、悪くないと思いますよ。新学期を迎えたワクワク感、ドキドキ感が伝わってきます。
形としては出来ていると思いますので、一つ上のアドバイスをしますね。

春風が季語ですね。季語は目立たせなくてはなりませんが、それを中七に入れると埋没しがちで、それでも目立たせるには結構な技量が必要です。
御句も、どちらかというと春風が脇役で、目立っているのは校舎だったり新学期だったりしています。

次に「香る」です。俳句ではできるだけ感覚を表す動作を省いて、対象物だけを描写するようにしたいです。
どういうことかというと、春風、これをもう少し目立たせてあげると、なんか、香るなんてわざわざ言わなくても、風に乗っていい匂いがしてくるような気がしませんか?これが季語の力というものなのです。

季語を目立たせるには上五か下五に置くようにするといいですよ。例えば、

・新学期校舎を抜ける春の風

「校舎を抱く」でもいいのですが、それだと風が動かないような気がしたので、動くようにしてしまいました!

また聞かせてください。

点数: 1

「蒲公英の一輪咲きてもういいかい」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 蒲公英の一輪咲きてもういいかい

慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。すでに多くの方々からコメントが出ていますが、慈雨さんですので私からもお伝えさせてください。

御句、一読して、間違いなく可愛らしい印象を受けます。私の慈雨さんの句の好きなところはまず第一にここです。
ただ、かくれんぼとは全く思いつきませんでした。もういいかいが、何をもういいか聞いているのか?
ここから理屈っぽくなりますが、こらえて聞いてくださいね。もういいかいは、かくれんぼでこそ、「もう準備(隠れること)はいいかい?」「もう探し始めてもいいかい?」という意味と特定できます。

ただ、例えば、この句のたんぽぽの場合、一輪咲かせるのがやっとというひ弱な子だったらどうでしょう。「もう、一輪咲かせたから、これでいいかい?もう勘弁してくれるかい?もう充分かい?」と聞いているようにも読めます。
もちろん、慈雨さんの句意はそんなことではないのは百も承知です。
ただ私は、他の人のコメントを広く受け入れる慈雨さんだからこそ、あえてお伝えさせていただきました。

その他では、咲きてがちょっと気になりましたが、下五の「もういいかい」の字余りについては全然気になりませんでした。

私の提案としましては、かくれんぼからまるで離れて、

・たんぽぽの咲いていいかと蕾揺れ

咲いてもいいかと聞くのであれば、まだ咲いていないのだから、蕾を出さなくては・・・と。

うーむ、今回はちょっと理屈っぽくなりました。ご容赦ください!

点数: 1

「山椒の芽叩く香りの薬味かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 山椒の芽叩く香りの薬味かな

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。なんか、山椒の爽やかな香りが漂ってくるようですねー。

ただ、なんか引っかかるものがあり、何度も読み直しました。それでわかったのですが、これって、一気に読み下すと、「叩く香り」となってしまって変ですよね。「山椒の芽叩く/香りの薬味かな」と切れが入りますか?
そのために、最後の「かな」がちょっと浮いたような形になるような…。
少し一気に読む形にしますと、

・山椒の芽叩き香りの薬味とす

あっ、違う、

・山椒の芽叩き香りの薬味かな

ちなみに上五は「さんしょのめ」です。よろしくお願いします。

点数: 1

「雛納めまた来年と話かけ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 雛納めまた来年と話かけ

小野博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。御句、悪くないのですが、季語の「雛納め」に、御句の中七下五で語っているお気持ちがすでに入っています。
「このたびはもう、しまいますが、また来年、よろしくお願いしますね」とか話しかけながら、埃を払い、和紙にくるんでしまいます。
ですから中七下五は、他のことを詠めますよ。

・雛納め娘は二人とも嫁ぎ

点数: 2

「山椒の芽叩く香りの薬味かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 山椒の芽叩く香りの薬味かな

竜子さん、こんにちは。
再訪です。竜子さんが、「叩く香り」とお詠みで問題がなければ、なんの問題もありません。
よろしくお願いします。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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