俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1160ページ目

「逡巡の柏手二つ雪催い」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 逡巡の柏手二つ雪催い

もんなさん、こんにちは。
温かいお言葉有難うございました。
励みになります。

さて御句拝読しました。お気持ち、とてもよくわかります。悪くない句だと思います。

ただ、ご自身でもおっしゃっているように、できればマイナス句ではなく、ポジティブにしたいですね。そうは言っても逡巡は外せない。

それであれば、こんなのもありかと思いました。

・逡巡を払ふ柏手冬の朝

朝の散歩で通る鳥居の前で、或いはご自宅の神棚に手を合わせるもんなさんを思い浮かべました。

これからもよろしくお願いします。

点数: 1

「積雪の真白き中を河黒く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 積雪の真白き中を河黒く

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。渋い無彩色の世界ですね。

ただ私も、おかえさきさんと似ていますが、表現に重複があるかもと思いました。それは積雪と言えば白いだろうと思ったからです。

・雪原を川黒々とうねうねと

下五に「うねうねと」と置いたのは、川をこのように見ることができるということは、比較的高い位置から俯瞰して見ているのだろうと想像してもらえるかなと思ったからです。

もっと幅広の川が滔々と流れているのであれば、自ずと表現は違ってきます。
ご参考になれば幸甚です。

追伸、フォロー有難うございました。

点数: 1

「仕方なく百円投げた初詣」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 仕方なく百円投げた初詣

川奈部蒼大さん、こんにちは。初めまして。

御句拝読しました。友達の評価は良かったけれど、先生からは認めてもらえなかったとのこと。私はわかりますよ、お友達の気持ちも先生の気持ちも。
それは「感想=主観」が入っているからではないでしょうか。

実は昨夜、孫に頼まれて俳句を教えました。小学生ですから、ある程度自分の感想(主観)が入ってもいいだろう、その方が子供らしくていいだろうと思っていくつか提案しました。例:「お正月みんな集まり楽しいな」
するとダメ出しが来ました。「自分の感想が入ってはいけないの」と。

うわ、小学生から、もう客観描写を学ぶのか、と驚きました。

余談が、長くなりました。
御句は、「仕方なく」が感想です。お友達は、「ああ、あるある、オレもそうだよー!」とか共感されたかと思いますが、先生としては、情景を詠んで、「自分で仕方ないと言ってはダメだよ。状況を詠んで、人から、あ、これは仕方ないね、と思ってもらうのが俳句だよ」という意味だったのではないでしょうか。

・十円がなくて百円初詣
・百円玉しか小銭なき初詣
・友だちに合わせて百円初詣
・初詣彼女に言われ百円玉

こういうのだと、読んでくれた人が「あ、そりゃ仕方ないな」と思ってくれるような気がしますが、いかがでしょう?

点数: 2

「風花や手に息かけて菜を洗い」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 風花や手に息かけて菜を洗い

やまの はるかさん、こんにちは。
初めまして。
御句拝読しました。情景が鮮やかに浮かびます。
これは屋外の、もしかしたら近所の家々が共同で使う井戸とか水路みたいなところでの作業ですか?
そういうお水はさぞや冷たいでしょうね。

御句。気まぐれさんのおっしゃる通り、動詞が二つあり、若干行動報告のようになっています。俳句はできるだけ動詞を減らして、見た目とか形容詞で表現するといいですよ。でもいい感じです。

ここは「風花」というきれいな季語を活かしましょう。

・菜を洗ふ手に風花の二つ三つ

息をかけることをそのままにしますと、

・風花や菜を洗ふ手に熱き息

またお聞かせください。

点数: 2

「艶やかな斑入り椿の競演や」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 艶やかな斑入り椿の競演や

秋恵さん、こんにちは。
御句拝読しました。椿の競演は見事ですね。それも斑入りともなれば。

下五の最後が「や」で終わるのは、ないわけではないですが、最後に置くのであれば竜子さんのおっしゃる「よ」のほうがいいかもしれません。

私は皆さんと同じく「寒椿」として最後に置いてみました。

・艶やかに競ふ斑入りの寒椿

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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