俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

仕方なく百円投げた初詣

作者 かかかか  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

学校の俳句の授業で作りました。
友達からの評価は良かったのですが、先生からは認めてもらえませんでした。
厳しめに添削をお願いします。

最新の添削

「仕方なく百円投げた初詣」の批評

回答者 かこ

仕方なくか。家族と初詣なのかな。初詣に来たく無かったけどイヤイヤ来たからお賽銭も仕方なくだったのかな。それともお賽銭を他の金額にしたかったけど誰かに言われて百円にしたのかな。友達同士で行って百円均一にしたのかなぁ。理由はわからないけど一年の初めにしては気持ちが下がり気味の句ですね。季語を立てるのが俳句なので大人には嫌われるかも。でも心に引っかかる句ですね。私は来年の初詣にはこの句を思い出すと思います。友達もずっと覚えてるかもしれませんよ。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

添削のお礼として、かこさんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「仕方なく百円投げた初詣」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

川奈部蒼大さん、こんにちは。初めまして。

御句拝読しました。友達の評価は良かったけれど、先生からは認めてもらえなかったとのこと。私はわかりますよ、お友達の気持ちも先生の気持ちも。
それは「感想=主観」が入っているからではないでしょうか。

実は昨夜、孫に頼まれて俳句を教えました。小学生ですから、ある程度自分の感想(主観)が入ってもいいだろう、その方が子供らしくていいだろうと思っていくつか提案しました。例:「お正月みんな集まり楽しいな」
するとダメ出しが来ました。「自分の感想が入ってはいけないの」と。

うわ、小学生から、もう客観描写を学ぶのか、と驚きました。

余談が、長くなりました。
御句は、「仕方なく」が感想です。お友達は、「ああ、あるある、オレもそうだよー!」とか共感されたかと思いますが、先生としては、情景を詠んで、「自分で仕方ないと言ってはダメだよ。状況を詠んで、人から、あ、これは仕方ないね、と思ってもらうのが俳句だよ」という意味だったのではないでしょうか。

・十円がなくて百円初詣
・百円玉しか小銭なき初詣
・友だちに合わせて百円初詣
・初詣彼女に言われ百円玉

こういうのだと、読んでくれた人が「あ、そりゃ仕方ないな」と思ってくれるような気がしますが、いかがでしょう?

点数: 2

添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>

「仕方なく百円投げた初詣」の批評

回答者 あらちゃん

句の評価:
★★★★★

川奈部蒼大さんこんばんは。
御句、川柳のようですね。
お金を投じた対象が詠まれてないのもマイナスポイントだと思います。
対象とは賽銭箱のことです。
提案句です。

初詣賽銭箱に五百円

点数: 0

添削のお礼として、あらちゃんさんの俳句の感想を書いてください >>

「仕方なく百円投げた初詣」の批評

回答者 気まぐれ亭いるか

句の評価:
★★★★★

はじめまして

御句拝読しました
個人的には初めて読んだ俳句としては整っている気がします
後形式的なことを言えば
①「仕方なく」が説明的
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E8%A6%B3%E5%86%99%E7%94%9F
 「俳句は短いため直接主観を述べる余地がなく、事物を客観的に描写することによって、そのうしろに主観を滲ませるほうがいい」という考え方である。
 もう少し簡単に言うと一枚の絵/シーンを描くように具体的な事物を描写するのが良いという考え方です
②切れ字を使って句を締める
 https://haiku-textbook.com/kugire/
 詳細は省きますが切れ字を使うと句としてのリズムが整いそれっぽく(笑)なります
③代表的な句形
 俳句界では超有名な著書で初心者にお勧めな句形が4つあります
 今回は季語が五音なのでマッチする二つをいかに紹介します
 季語(五音)、中七、動詞+けり
  みぞれ雪涙にかぎりありにけり
 上五、~名詞+や、季語(五音)
  ふるさとの沼のにほひや蛇苺
④旧仮名使い
 https://www.kohaneko.tokyo/2019/09/084.html
 どっちでもよいですが旧仮名の方がそれっぽい(笑)空気が出ます
 もうちょっと突っ込むと語数が稼げる場合もありますし

それらを踏まえてひとつ
 惜しむ手の投ぐ百円や初詣
「惜しむ」がまだ主観的ですが原句の「仕方なく」を完全に外すとドラマがなくなるので
先生がどの程度のレベルを求めているかは分かりませんが、仲間内で楽しめているならそれで十全だと思いますよ

点数: 0

添削のお礼として、気まぐれ亭いるかさんの俳句の感想を書いてください >>

「仕方なく百円投げた初詣」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

先生は認めてくれなかったのですね。何故でしょうか。多分「仕方なく」ではないですか。詠む人の気持ちや意思はそのまま表現してはダメでしょうね。

俳句の表現技法のひとつに擬人化というのがあります。人でないものを人のように表現する方法です。すなわちあたかも100円玉に心があるように描写します。
”100円がしぶしぶ飛んだ初詣

ネットを俳句の表現技法と検索すると、中学生向けの解説が掲載されていますので、一度トライしてみてください。

点数: 0

添削のお礼として、こま爺さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

古里の訛りを嗅ぐや盆をどり

作者名 いなだはまち 回答数 : 1

投稿日時:

有線の昭和の演歌日向ぼこ

作者名 竜虎 回答数 : 5

投稿日時:

悲しみを殺しに来たの夜の秋

作者名 花恋 回答数 : 2

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『仕方なく百円投げた初詣』 作者: かかかか
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ