俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1427ページ目

「桜咲く背に自撮り棒いとほしき」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 桜咲く背に自撮り棒いとほしき

ひまじんさん、こんにちは。初めまして。面白いお名前ですね。普通なら「暇人」を思い浮かべるところですが、私の世代では、響きから、「イマジン」を想像しますよ(笑)!

さて御句拝読しました。正直申し上げて、ちょっとわかりにくい気がしました。特に下五の「いとほしき」。

まず上五から中七の「桜咲く背に自撮り棒」ですが、普通に読みますと、桜を背景に、というより、桜の花の下で作者が背中に自撮り棒を背負っているように読めます。
もしコメントのように桜を背景に自撮りするなら、上五を「背に桜」とするのも一案かと思います。これも、背景ととってくれるか微妙なところもありますけど(遠山の金さんファンとか)。

次に問題の「いとほしき」ですが、私も「愛おしい」のか、「いと欲しき」かで迷いました。どちらも「?」だからです。
「愛おしい」であれば、自分ならまだしも、なぜ他人の自撮り棒が愛おしいのか?
「いと欲しき」であれば、なぜここで平安時代のような「いと」が突然出てくるのかと、「欲しい」って、自分ならまだしも他人が撮っているのですよね?なぜその人が「欲しがっている」とわかるのか?
その辺が疑問でした。

御句を拝読していて、もしかしたらこういうことなのかなあと推測して提案句を置かせていただきます。

・さくら背に自撮りの棒のありがたき
・自撮り棒忘れ桜の撮りにくき

まるで違っていたらごめんなさい。
よろしくお願いします!

点数: 0

「傷ありと売られたる梨の矜持」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 傷ありと売られたる梨の矜持

もんこさん、こんにちは。
御句拝読しました。おっしゃりたいこと、よくわかりますよ!
以前、息子が訳あり野菜とか果物の販売をしていて、よく買いに行きましたから。ちょっと傷がついているとか、形が悪いとかで、味は全然問題ない。しかも安い!たくさん買いました(笑)。

御句、でも、ちょっと気になりましたのは、一つに「売られたる梨の矜持」の流れ(調べ)ですね。何か少し調整できないかと。
それと、「矜持」の考え方です。現在は、梨が矜持を見せているように読めます。もんこさんのお気持ちはわかるのですが、梨が矜持を誇っているかはわからないですよね。
逆に、そういう梨でも、何のためらいもなく、見かけだけでなく中身の良さで買う作者の矜持は誇っていいと思います。

そのようなわけで、私は次のように提案させていただきますね。

・傷ありと売られる梨の甘さかな

もう一つは、「矜持」を生かして、

・訳ありの梨を求むる矜持かな

またよろしくお願いします!

点数: 1

「花曇行く手に残る鼓動かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 花曇行く手に残る鼓動かな

いいいさん、こんにちは。初めまして。よろしくお願いします。
御句拝読しました。俳句は初めてとのことですが、基本は大丈夫ですよ。
季語を一つ、②五七五
これがしっかりできています。この点については、言うことないですね。
強いて言えば、俳句は季節の移り変わりを大切にするので、できるだけ、「当季」と言って、今の季節を詠みたいですね。でも、最初のうちは構いませんよ。

季語と五七五が出来たら、次は、伝えたいことが伝わるかということになります。
御句、ちょっとわかりにくいところが2ヶ所あります。一つは、「行く手に残る」であり、もう一つは「鼓動」です。
まず、普通、行く手には何もなくて、通ってきた道に何かが残るのだと思うのです。これから行く先のことなら、「残る」ではないほうがわかりやすいと思います。
それから「鼓動」これは要するに、ドキドキ、ワクワクという意味ですか?心臓の鼓動?
それならそのような言い方のほうが伝わると思いますよ。

・花曇行く手に胸のときめきて

このサイトのいいところは、複数の目で色々なコメントや提案句がもらえることです。他の方々のご意見、参考になさってくださいね!

点数: 1

「この辺に居たと子が言う焼薯屋」の批評

回答者 なお

添削した俳句: この辺に居たと子が言う焼薯屋

ジャイアンさん、こんにちは。
お久しぶりです!
御句拝読しました。詠み直しですかね?美味しそうな匂いの漂う季節ですものね。

原句でもいいのですが、「子が言う」の「が」がどうも響きがキツいような気がして、「子の言う」でもいいかもしれません。

あるいは、下五の季語を先頭に持ってくるのも面白いかと思います。

・焼芋屋ここらにいたと子らの言う

「子ら」と複数にしてしまいました。すみません。たまたまですが、「ここら」と「子ら」で韻を踏んでおります。
何かのご参考にしていただければ幸甚です。

点数: 1

「寒いねと触れる指先初雪や」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 寒いねと触れる指先初雪や

Aさん、こんにちは。
御句拝読しました。なんだか青春ですねー(笑)。

二点、気になるところがあります。一つ目は、下五が「や」で終わっていること。「や」は詠嘆を表すので、それはいいのですが、切れ字というくらいですから基本的に句中にあり、ひと息ついたり場面転換をしたりする役目を持ちます。それからすると、最後にひと息ついたり場面転換する意味ないですよね。
この下五は、先頭に移動してはいかがでしょうか?

・初雪や触れる指先寒いねと

これでもいいような気もするのですが、もう一つの問題は、季語の重なりです。「寒い」と「初雪」がともに冬の季語です。同じ季節のことであり、「寒い」はもしかしたら「寒さ」とか「寒し」ではないので季語ではないのかもしれませんが、いずれにしても近すぎますので、どちらか一つでいいのではと思います。

・初雪や思わず触れる指の先

もしかしたら指の先に雪が触れると読まれるかもしれません(笑)。

・寒いねと触れる指先帰り道

帰り道でなくても、とにかく屋外ならいいですが、場所情報を入れてみました。

長くなりましたが、少しでも参考にしていただければと思います。よろしくお願いします。

点数: 0

なおさんの俳句添削依頼

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投稿日時:

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