「桜咲く背に自撮り棒いとほしき」の批評
回答者 独楽爺
こんにちは。
俳句の基本に立ち返りましょう。
➊俳句は現在を詠む
今は秋、秋の季語として桜紅葉
➋無駄を排除する。俳句は引き算の美学。言葉をぎりぎりまで削除
❸感情語は出来る限り表に出さず読者に感じ取ってもらう。
材料を提供し読者に想像してもらう。
*自撮りする背中よりの桜紅葉
点数: 0
添削のお礼として、独楽爺さんの俳句の感想を書いてください >>
作者 ひまじん 投稿日
回答者 独楽爺
こんにちは。
俳句の基本に立ち返りましょう。
➊俳句は現在を詠む
今は秋、秋の季語として桜紅葉
➋無駄を排除する。俳句は引き算の美学。言葉をぎりぎりまで削除
❸感情語は出来る限り表に出さず読者に感じ取ってもらう。
材料を提供し読者に想像してもらう。
*自撮りする背中よりの桜紅葉
点数: 0
添削のお礼として、独楽爺さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 慈雨
ひまじん様、はじめまして。よろしくお願いいたします。
御句拝読しました。寒くなってきたこの時季に桜の句は実感が沸きにくい感じもしてしまいますが、現代的な視点で面白い一句だと思いました!
気になった点をいくつかコメントさせてください。
◯パッと見たとき、「桜咲く」で切れているのか、それとも「桜咲く背」とつながるのかで一瞬つっかえました。意味からすると後者ですかね。「桜の咲いている背の方に向かって自撮り棒を向けている」という感じで合っているでしょうか?
「桜」と言えば咲いているところを想像するので「咲く」がいるかどうか。
「自撮り棒」でカメラの向きはわかるので「背」がいるかどうか。
少しでも省略できればその分、他の映像を入れられますので、この辺は推敲の余地があるかもしれません。
◯「いとほし(き)」は、①気の毒・かわいそう、②かわいい、③困る・嫌だー―と3つの意味がありますが、どの意味でも句が成立してしまう(①こんなに桜が綺麗なのに撮影に夢中になってかわいそうな人だな、②楽しく撮影しててかわいいな、③そんなところで自撮りしてて邪魔だなぁ)ので、下五の解釈が難解に感じました。
◯断りが無ければ俳句の主語は作者自身なので、ひまじん様が自撮り棒で撮っているという句になると思いますが、そうするとますます「いとほし(き)」の解釈に迷ってしまう感じがしました。
他の人のことを詠んでいるなら、そうとわかるようにしたいなと。
たとえばですが、「若者らしいやり方で桜を楽しんでいるんだな」という好意的な意味であれば、
・自撮り棒伸びて少女と桜かな
などとすると通じやすいかなと思いました(句意がずれていたらごめんなさい)。
もし少し意外性を狙うなら多少フィクションでも、
・自撮り棒伸ばす老婆や八重桜
とかもアリかもしれませんね。
またよろしくお願いいたします!
点数: 1
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 めい
ひまじんさま。めいです。よろしくお願いします。
私は、桜を背に写真を撮りたいので、自撮り棒が、是非、欲しいと捉えたのですが、他の方は、違う読みをされていますね。
いと欲しきと愛おしきの違いですね。
初読で、え?フワちゃんみたいだなって、クスっとしてしまったのですが、わたしみたいに誤読する、馬鹿もいますので、ここは、はっきり
させる必要があると思います。
感想だけで、すみません。🙏🙇♀️
点数: 1
添削のお礼として、めいさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 慈雨
再訪失礼します。
めい様のコメントを見て、「いと欲しき」!
おお…思いつかなかったけど、もしやそっちが正解でしょうか?もしそうでしたら失礼しました(その場合、「欲しき」と漢字表記にすると良さそうですね)。
点数: 0
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 なお
ひまじんさん、こんにちは。初めまして。面白いお名前ですね。普通なら「暇人」を思い浮かべるところですが、私の世代では、響きから、「イマジン」を想像しますよ(笑)!
さて御句拝読しました。正直申し上げて、ちょっとわかりにくい気がしました。特に下五の「いとほしき」。
まず上五から中七の「桜咲く背に自撮り棒」ですが、普通に読みますと、桜を背景に、というより、桜の花の下で作者が背中に自撮り棒を背負っているように読めます。
もしコメントのように桜を背景に自撮りするなら、上五を「背に桜」とするのも一案かと思います。これも、背景ととってくれるか微妙なところもありますけど(遠山の金さんファンとか)。
次に問題の「いとほしき」ですが、私も「愛おしい」のか、「いと欲しき」かで迷いました。どちらも「?」だからです。
「愛おしい」であれば、自分ならまだしも、なぜ他人の自撮り棒が愛おしいのか?
「いと欲しき」であれば、なぜここで平安時代のような「いと」が突然出てくるのかと、「欲しい」って、自分ならまだしも他人が撮っているのですよね?なぜその人が「欲しがっている」とわかるのか?
その辺が疑問でした。
御句を拝読していて、もしかしたらこういうことなのかなあと推測して提案句を置かせていただきます。
・さくら背に自撮りの棒のありがたき
・自撮り棒忘れ桜の撮りにくき
まるで違っていたらごめんなさい。
よろしくお願いします!
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
桜を背景に自撮りする人を表現した句です。