「石蹴れば何れかに中る天の川」の批評
ヒッチ俳句
さん、こんにちは。
拙句「夜間飛行」に素敵なコメント有難うございました!自句自解は別途させていただきますが、まずはお礼まで!
さて御句拝読しました。天の川を視点を変えて見た句ですね。興味深いです。
ただ、二点お伺いしたい点があります。
一点目は上五の「石蹴れば」です。石を蹴るというとどうしても地面の上とか、目線の下の行為になります。私は、天の川ですので、空に向かって石を投げたいと思ったのですが、いかがでしょうか。
ただ、先に「変わった視点」と申し上げたように、天の川を天上にあるものではなく、「足下に広がっている」ものと見ての行為ということであれば整合しますね。
二点目は表記ですが、中の句は「どれか」と読ませますか?このままですと、「いずれか」と読んでしまいそうで、もし「どれか」であればひらがなのほうがいいように思いました。
また、同じく表記で「中る」、これは「あたる」と読むと思いますが、単にどこかが接触するだけでなく「真っ中心に命中する」みたいな意味を込めていらっしゃいますか?もしそこまでの意味はないのであれば、一般には難読であることもあり、「当たる」ではいかがかと思いました。でもこの漢字も、「ぶつかる」以外に「正解」の意味がありますね。それで「中る」になさったのかな?
長くなりましてすみません。以上から、私の提案としましては、
・投げる石どれかに当たる天の川
となります。上五は「石投げて」「放る石」と迷いました。よろしくお願いします。