「天の川忘れんばうのわたしたち」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 天の川忘れんばうのわたしたち
慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。初読では、とても雄大、壮大な句だと思いました。なぜなら、八月の句であり、戦争や原爆、御巣鷹山等の(句の)記憶がまだまだ消えていない時季ですので、「我々人間ってすぐに記憶を忘れてしまうのだなあ…天の川は遥か昔から輝き続けているのに…」みたいな句意で、忘れてはならない記憶が風化していくことを戒めるような句意かと思いました。
そしてご自身のコメントを拝読。
すると、そこまでは考えていらっしゃらないような…。
ちょっと複雑な気持ちで少し保留していましたら、ヒッチ俳句さんが。その「わたしたち」についてのコメントは、まさにご自身の添え書きを純粋に捉えてのものですよね。うなづいてしまいました。
ですので、私の個人的な提案ですが、上記の私の最初の解釈のようであれば、原句そのままか、あるいは少し明確にするために、
・人類は忘れん坊よ天の川
そして、ご自身のコメントの通りであれば、ヒッチさんのご提案句か、
・嫌なこと水に流して天の川
うわ、近い!
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