俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1189ページ目

「魚が氷に上りて靄の築港よ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 魚が氷に上りて靄の築港よ

あらちゃんさん、こんにちは。
拙句「カレー店」にコメントおよびご提案句有難うございました。中七見たままでいいですよ、その方が正解かと思います。私は日が長くなることは意識していませんでした。

御句拝読しました。難しい季語ですね。私も一度挑戦しましたが玉砕しました(笑)。
御句、下五に港の文字があり、季語の魚や氷の文字と合わせて、なんとなく「漁港」の様子ととらえられてしまうのではと危惧します。

・魚が氷に上りて靄の築港駅

港そのものから少し離れて、最寄り駅に来てみました。

点数: 1

「仏の座今朝ユータ君死にました」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 仏の座今朝ユータ君死にました

めいさん、こんにちは。
拙句「カレー店」にコメントおよびご提案句有難うございました。私は日が伸びてきたので行列も延びてきたとか、かける気持ちはまるでありませんでした。しかしそう読めますね!

さて御句拝読しました。
「思ったこと言ってください」とのことですので、申し上げますね。
誰もまだコメントしていらっしゃいませんが、その理由がわかるような気がします。
ただでさえ、「誰か(何か)が死んだ」という句にはコメントしづらいです。それも特にご自身の添え書きがなくて「ご想像に」とか「思ったことを」とかでは、余計に難しいです。
前句から「字足らず」とのことで名前が変わっているので、このユータ君というのが架空の存在であるような気はします。しかし、だからといって勝手に猫ちゃんやワンちゃんのことにしてしまったとして、もし恋人やクラスメイトのことの回想句だったりしたらとても気まずいです。
よろしくお願いします。

点数: 6

「子の刻の眼誘う布団かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 子の刻の眼誘う布団かな

慈雨さん、こんにちは。
拙句「カレー店」にコメント有難うございました。「暖かくなった→飲食店の行列が延びる」という流れはわかりやすいが、その分想像の余地が少ない、というご意見、ごもっともです。また、その他の私の拙い問いかけにも真摯にお答えくださり、感謝します。

さて御句拝読しました。面白い句ですが、皆さんがすでにおっしゃっていますように、誘われるのは眼ではないかもです。ですので、
「眼」を生かすならば、

・子の刻の眼を惹きつける布団かな

誘う(さそう)を生かすならば

・子の刻の眠気を誘う布団かな

などはいかがかと思いました。でもちょっと、子の刻にもなると誰でも眠くなるかも…(笑)。

いずれにしても、慈雨さんは、ご自身のコメントも、メンバーに対するコメントも実に丁寧で気持ちがいいです。いつも見習っています。今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「坂道の自転車はやく風ひかる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 坂道の自転車はやく風ひかる

竜子さん、こんにちは。
拙句「カレー店」にコメント有難うございました。この店の行列はすごいのですよ。そしてさらに驚くのは、ここの女将さんが、並んでいる人の注文を片っ端から聞いていって、席に座るとすぐに注文の品が出てくるのです。だから回転がいいから行列も苦にならない、そういうことでしょうか(笑)。

さて御句拝読しました。
竜子さんの自転車かと思いましたが、そういう自転車をご覧になったのですね。でも、「風ひかる」のような好意的な季語と合わせられるのなら良かったです。竜子さんはカッコいいとか、爽やかだとお思いになったのですね!最近私は身体の横を猛スピードで、すり抜けていく自転車にヒヤッとしたことが続きましたから。

提案句は、あらちゃんさんに一票です。
「坂道の」より「坂下る」のほうが映像が鮮明になりますし、「速し」で速度のことだと明確にした上で切れを入れていらっしゃる。

点数: 2

「仏の座今朝ユータ君死にました」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 仏の座今朝ユータ君死にました

めいさん、再訪です。
「林檎の花けさ槐太君死にました」という石寒太さんの句をご紹介くださり、有難うございました。
私は浅学にして石さんを存じ上げませんが、あえて調べずに本句の感想を申し上げます。

息子が学生の時に、長野県のリンゴ農園さんに農業体験に行きました。そこでやったのは「摘花(てきか)」でした。ご存知のように林檎の木にはたくさんの花が咲きますが、そのままにしておくと数は多くても小さな実しか出来ないので、大きな実を育てるために、一つだけ残して他の花を摘んでしまうのです。

知らない人から見ればなんともったいない、可哀想にと思うかもしれませんが、農家さんとしては商売上、大切な作業なのですね。

そんなことから、「林檎の花」には、可憐だが大きくは育たない(かもしれない)、という意味合いがあるかもと思います。

また、石さんの句では、お名前が「槐太君」と極めて現実的で、これはどう考えてもペットの話とは思えません。

そう考えていきますと心に沁みる句ではありますが、ただ、私としましては、個人的にあまり好きではありません。これは石さんがどうこうというより、私は個人的に「死」という措辞は好まないのです。
ですから私であれば、最低限の読み替えですが、
「林檎の花けさ槐太君永眠す」とかのほうがまだ受け付けられるのです。
ちなみに、本句は添削依頼ではないので、これは添削でも提案句でもありません。
長々とすみません、よろしくお願いします。

点数: 4

なおさんの俳句添削依頼

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