「積雪とシベリウス遠き吾子想う」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 積雪とシベリウス遠き吾子想う
モン助左衛門さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。シベリウスとはまた、雪に似合う音楽ですねー。
厳しくしてくださいとのことで、そのようにお伝えします。
1. 原句では、積雪とシベリウスが遠き吾子を思っているように読めます。
または「シベリウスが遠い」ようにも読めます。
2. シベリウスは音楽であることを何かしら示唆しないと、わかってもらえないかもしれません。シベリアとかシリウスとかと混同されてしまうかもしれません。
3. 「遠き吾子想う」、ご事情があるのかと思いますが、これを全部入れると八音になり、シベリウスのような五音もの固有名詞を入れるともう四音しか残らないので、「遠き吾子想う」はある程度省略せざるを得ないかと思います。それでも気持ちが伝わるようにしたいですね。
結構考えた結果、次のようなのはいかがかと。
・吾子想い雪の中聞くシベリウス
積雪ではないですが、雪は降れば大体積もりますので、読み手の想像にお任せしたいと思います。
よろしくお願いします。
点数: 1