俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1123ページ目

「おうちどこ地球儀回す月夜かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: おうちどこ地球儀回す月夜かな

慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。と言うか、コメント拝読しました。

私が慈雨さんのご投句をことのほか楽しみにしているのは、慈雨さんは、コメントがとても丁寧で、それだけで読み応えがあるからです。

俳句は五七五の十七音(のみ)の文芸だということは十分にわかったうえで、この道場では、自分がこの句を詠んだ背景とか、伝えたいことをコメントして、そのうえでメンバーのみなさんのご意見をいただく。
それはおかしなことではないと思います。慈雨さんのコメントを拝読して、あらためて思いました。

さて御句、私は、季語は特に月を出さなくてもいいのではないかと思いました。もしかして、地球儀と月をコラボさせたのかもしれませんが。

私は、

・おうちどこ地球儀回す夜長かな

にさせてください。普段は忙しい親でも、秋の夜長は子どもの地理のお勉強に付き合うか、というような。

慈雨さん、有難うございます。一週間の仕事の疲れが吹き飛び、気持ちが穏やかになります。

点数: 3

「なんとなく薫るのが良ひ金木犀」の批評

回答者 なお

添削した俳句: なんとなく薫るのが良ひ金木犀

水谷さん、こんにちは。
御句拝読しました。
わかりますよ!金木犀は、ふっと気がつくあの感じ。いいですよね。

ただ、俳句で「なんとなく」と言ってしまっては、印象もなんとなくぼやけたものになります。
せめて、「なぜなんとなくなのか」は言ってあげたほうがいいと思いました。
あと、負乗さんもおっしゃっていますが、「良ひ」ではないですね。

・どこからかほど良き香り金木犀

これは良い提案句ということではなく、「なんとなく」の要素として、方角と程度に分解したものです。

点数: 1

「剝きし梨皿盛る前に頬張って」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 剝きし梨皿盛る前に頬張って

猫まんまさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。厳しくしてくださいとのことですので、それなりにお伝えします(でも厳しくできるかな(笑))。

御句、亡くなったお母様の思い出を詠んだ句ですね。それはいいのですが、俳句の基本は「今を詠む」です。
ですからお母様が生きているように読めるかもしれませんが、それが俳句ということです。

それに俳句は、原則として自分のことを詠むものなので、何もなければ主語は自分になります。すると、御句は自分で剥いて皿に盛る前に自分で頬張った、ということになります。おかしいですね。これは解消しなくてはなりません。

そもそも動詞が3つもあって、これは誰の動作なのか?というのがややこしいです。俳句では動詞は無い方がよくて、出来るだけ少なくしましょう。

まず、最初の「剥く」という動詞は、主語を母にしましょう。この際、「亡き母の」とはしなくてはいいでしょう。
そのあとは、特に主語を書きません。ということは「私」です。

・母剥きし梨待ちきれず頬張りて

まあこれで、お皿とか鉢に盛り付ける前に、お母様の手から口に入れてもらったような記憶が蘇るのではと思いました。

点数: 1

「梨狩りや手の届かぬと吾子の駄々」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 梨狩りや手の届かぬと吾子の駄々

水谷さん、こんにちは。
御句拝読しました。果物狩りのあるあるですね(笑)。

御句、私だけかもしれませんが、「手の届かぬと吾子の駄々」ですと、お子さんが「手が届かぬ。なんとかしてくれい」と言っているようです。

・梨狩りや届かないよと吾子の駄々

とか、または、

・梨狩りや届かぬ吾子のこねる駄々

「手の」は入れなくてもわかると思いましたのと、「手が届かない」で別の意味に取られても良くないので外させていただきました。

点数: 2

「かじる梨滴る汁や手にタオル」の批評

回答者 なお

添削した俳句: かじる梨滴る汁や手にタオル

猫まんまさん、こんにちは。
御句拝読しました。梨の醍醐味はあのみずみずしさですね。
タオルを手にして食べるのは用意が良くていいのですが、醍醐味とか子どもらしさをちょっと半減させてしまうような気がします。

・梨かじる汁滴るもかまいなく
・梨かじる思い切り汁滴らせ

もちろん、タオルを用意して食べる行儀の良さを詠むやり方もありますので、それは他の方がご評価くださると思います。

点数: 0

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