回答者 なお
添削した俳句： 自転車の籠にありの実風を行く
もんなさん、こんにちは。
御句拝読しました。秋の雰囲気漂う気持ちのいい句ですね。
ただ、「ありの実」がいいのかな？言い出しっぺの私が言うのもなんですが、私の句でも言いましたように、あまり通じないので、普通に梨がいいのではと思いました。
さらに言いますと、もんなさんの方ではもうラフランスが出ているとのこと。それでは、このようなのはいかがでしょうか。
・自転車の籠に洋梨風を行く
・前カゴにラフランス乗せ風を行く
どちらも洋梨独特の甘い香りがポイントです。
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回答者 なお
添削した俳句： 訳ありの歯にしみ入るや長十郎
こま爺さん、こんにちは。
御句拝読しました。
虫歯があると、冷たい果物とかをかじると歯にしみますよね。わかります！
とお伝えしようとしてご自身のコメント拝読したら、特に虫歯ということではないような。
歴史を知って、最近見られなくなった長十郎を哀れに思うのであれば、健康な歯でもしみると思いますので、「訳ありの歯」という流れではないほうがいいのではと思いました。
・訳知りて歯にしみ入るや長十郎
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回答者 なお
添削した俳句： 十八片梨切り並ぶフォーク添え
岸本義仁さん、こんにちは。
御句拝読しました。
すでにこま爺さんがおっしゃっていることと重なりますがご勘弁ください。
御句、ご自身のコメントとほぼ同じですよね。俳句
個人の日記としてはいいのだと思うのですけれど、俳句として他人が鑑賞しようとしますと、あまりに事実の記録という感じで、詩情が感じにくいと思います。諧謔味でもいいですが、何か一つ、訴えるものが欲しいと思います。
・梨を切るけんか無きやう十八片
例えばこれは、なぜ十八片にまで細かく切ったかの理由を入れてみました。こういうのはやり過ぎますと理屈が勝つと言って嫌われますが、ある程度は鑑賞の助けになり、面白味も出てくるのではと思います。
・梨一つ十八片に楊枝二本
これは数字をアピールし、なぜ細かく切るの？ ああ、日本の楊枝で老夫婦？と思わせる仕掛けのつもりです。
生意気なようであれば申し訳ありません。よろしくお願いします。
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回答者 なお
添削した俳句： 救急のサイレン近し梨を置き
竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。うーん、上手いですね。
私は初読では、下五が「梨を置き」ですと、食べかけの梨を置いて何かをするようですから、何もしないのであれば「梨を置く」と終止形にした方がいいですよとか返そうと思いました。そしてご自身のコメントを拝読。
そうしたら、「サイレンが来ると思わず外を見る」と。
そうか、「外を見る」は省略して、梨を置いたあとの行動は読み手に任せているのですね、
面白いと思いました。
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回答者 なお
添削した俳句： 梨を食ふ酸つぱき芯は食はずして
感じさん、こんにちは。
御句拝読しました。確かに梨の芯は酸っぱいですね。まあ、食べなくてもいい場所ではありますが。
御句、出来ていると思うのですが、私は個人的に、下五を「食はず」で締めたいと思いました。上五が「食ふ」で終わっていますので、その対というか、バランスというか。
ところがこれが結構難しい。「食はず」の前に二音。苦労しましたが、ようやく見つけました！
・梨を食ふ酸つぱき芯はやう食はず
関西バージョンです(笑)。ようやらん。
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