「歩み止め屈みて覗く犬ふぐり」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 歩み止め屈みて覗く犬ふぐり
こんにちは。はじめまして。初心者様とお見受けします。
俳句の作り方として、季語
「犬ふぐり」を見て作られた句だと思います。
俳句としては成立しています。
その上でのコメントです。
御句の場合、上五中七が全て「自分の行動」になっていて、「犬ふぐりをみましたよ」という自分の行動を日記にして、人に紹介しているようです。
そのせいで、季語「犬ふぐり」にあまり意味がなく感じてしまいます。
ぶっちゃけて言えば他の季語でも同じように成立してしまうのですよね。
たとえば
「歩み止め屈みて覗く菫草」
「歩み止め屈みて覗くつくしんぼ」
「歩み止め屈みて覗く目高かな」
など。
こういう句も絶対ダメではないのですが、上記のとおり、俳句というより他人の日記を見ているような気がしてしまいますし、季語が簡単に入れ替わってしまうので、季語「犬ふぐり」が効果的になりにくいです。
俳句の作り方はいろいろありますが、ひとまず「五音の季語+季語と関係ない十二音」という作り方をお勧めします。
https://benesse.jp/kyouiku/202107/20210727-2.html
点数: 2