俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1470ページ目

「山こへて子猿の嬉々と入学す」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 山こへて子猿の嬉々と入学す

こんにちは。

◆越えるは文語で「越ゆ」なので、「山こえて」ですね。
◆句だけを見たときは本物の「子猿」のことかと思い、季語の「入学」が比喩かもしれない、と思ってしまいました。

◆「自分=子猿」と受け取れず、他人の子を「子猿」と言い切っているとも取れて、賛否が出そうな気がします。そうすると「嬉々と」が余計に気になるような。

自分あるいは自分の子を「子猿」と比喩した、と明示暗示すれば、少なくとも否定的な意見は出にくいと思います。他の部分を含めて滑稽な俳諧にできればよいのですけれど。

・入学や子猿のように山越えて

点数: 3

「老大木花は八分の散り始め」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 老大木花は八分の散り始め

こんにちは。

いろいろコメントをもらった結果の掲句の形のようですが、桜の老木の説明、になってしまったようです。
俳句というものは「自分が言いたいこと」にこだわりすぎて【説明】すればするほど【詩】からは離れるもので・・・

◆【老大木】という言い方自体、説明ですよね・・・
 「老木」で良かったのでは?
 「老木」で小さい木を想像する方はあまりいないでしょうし、大木であることは句の感動の中心ではないと感じます。

◆「花は八分の散り始め」も、「満開でも八分咲き程度に見えるような状態」という説明が見えるような言い回しですね。

「別れ」ともありますが、今年切り倒されるのでしょうか?そうでなければ「別れ」というものを描くのは難しいと思います。まだ大切にしてあげてください。
根元に人が入らないようにするなどの保護の結果、桜が元気を取り戻した、という例は各地にあります。

まず、その大切な桜を鑑賞・表現しましょう。できるだけ説明ではないように。

・老木の老木なりの桜かな
・老木の少なき花をなほ惜しみ

わたしなら説明を詰め込まず複数の句にして、これぐらいの情報量から推敲をスタートします。

今は混乱していそうですので、句材を残しておいて、俳句の実力がついてきたら再度作ってみるとよいと思いますよ!

点数: 2

「山並みや燃ゆる緋色の冬落暉」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 山並みや燃ゆる緋色の冬落暉

こんばんは。

「燃ゆる」「緋色」「冬落暉」すべて赤い色をイメージさせていて、さすがに説明しすぎではないかと・・

俳句を読むような感度のある方なら、「冬落暉」の一語で赤さは感じます。それを強調するために「燃ゆる」くらいは入れてもいいと思いますが、「緋色」は説明しすぎに感じます。

読者を信じて、説明したい気持ちをぐっとこらえたいです。

・山並みを燃やすのだらう冬落暉

点数: 1

「掲示板載らぬ我が子は補欠なり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 掲示板載らぬ我が子は補欠なり

こんにちは。

明確な季語がないようです。
「補欠入学」として他の部分を省略するのが妥当かなあ・・・?

意味だけを確保するなら

・掲示板載らねど補欠入学す

ぐらいですが、「載らねど」など説明臭く、きれいな形ではないですね。何を残して十七音に収めるか、だと思います。

点数: 0

「まゆづみを車内の女子や花曇」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: まゆづみを車内の女子や花曇

こんにちは。

◆「まゆづみ」は「眉墨」のことでしょうか?
 だとしたら、「すみ(墨)」が濁りますので「まゆずみ」ですね。「づ」にはなりません。

俳句として「電車内で眉を描いている女の子(がいますよ)」これを全部伝える必要があるかどうかは、再度ご検討ください。
 同時に、電車内で化粧することを批判する気持ちのある句なのか、そうでもないのか、というのも検討材料のひとつです。
 批判の気持ちがないならば、たとえば「車内」という場所が不要になりそうです。

・いつまでも眉を直す子花曇

点数: 2

イサクさんの俳句添削依頼

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霜凪や飛び石次は誰が踏む

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投稿日時:

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