俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1387ページ目

「妻繋ぎ我が子と新酒惜しみつつ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 妻繋ぎ我が子と新酒惜しみつつ

こんばんは。はじめまして。

良いお時間を過ごされたようですね。

◆他の方からも出ていますが、言いたいことを詰め込みすぎている感があります。
 そのために、一つ一つが説明っぽくなり、内容がブチブチ切れています。
 「妻繋ぎ」「わが子と新酒」「(時間を)惜しみつつ」
 切れはないのに、内容が三段切れっぽくなっています。

◆下五「惜しみつつ」が、「酒を惜しんでいる」ような配置になっていて、感動が削がれていると思います。
 考えれば「時間を惜しんでいる」と言いたいのはわかりますが、そういうことではなく。

◆「惜しみつつ」と作者の考える句の答えを全部出してしまっては、受け手に感動ポイントがなくなってしまいます。
 「惜しみつつ」と言わずに「惜しむような時間を過ごしたんだなあ・・・」と思わせたいところです。

季語「新酒」であれば、感動のポイントは「子とお酒を酌み交わしたこと」ですね。
コメントからは、奥さんは飲んでいらっしゃらないようなので、息子さんと飲んでいる「新酒」へはつながりにくいと思います。それを「妻繋ぐ」と無理に五音に押し込んだのでは奥さんが可哀そうな気がします。奥さんへの感謝は別の句で表現した方がよいように思いました。

・子と二人酌み交わしたる新酒かな
・妻の買い子の注ぎたる新酒かな

点数: 1

「体操の手の先の先秋の空」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 体操の手の先の先秋の空

おはようございます。

この句は良いですね。
「澄んでいて、高い」秋の空に、上五中七の措辞がピタリはまっています。「先の先」のリフレインも、秋の空の高さと合っていると思います。
このままいただきます

点数: 1

「秋空に膨れ上がりしか大王松」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 秋空に膨れ上がりしか大王松

こんばんは。

前の句も拝見しています。
◆御句では句の中で「大王松」の比重が大きくなりすぎてしまったように思います。そのため、空は秋でなくてもよいのでは?という句になってしまったと感じます。
 言い方を変えると、季語が動きそうです。
◆上五の助詞「に」も季語「秋空」を弱めてしまったような。
◆中七(八)の疑問?詠嘆?の「か」。わざわざ字余りにしてまでこの一音を足した効果はどうでしょうか?

・大王松膨れ上がりき秋空を
・夏空を膨れ上がれり大王松

点数: 1

「名月や妻を影絵にグラス酒」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 名月や妻を影絵にグラス酒

こんばんは。

影絵というのは平面・二次元なもので、「妻を影絵に」に不穏なものを感じてしまいました。
妻の元気な姿を肴に、ということでしたら、「影」という不穏を感じる比喩は避けてもよいのでは?と思いました。

比喩の感覚の話ですので、提案は改案になってしまいます

・名月や妻を映してグラス酒

点数: 2

「水の音高速脇は森になり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 水の音高速脇は森になり

こんばんは。はじめまして。

御句、上五の「水の音」がわかりませんね。川の音でしょうか?

コメントにも「高速道路付近の風景」とありますし、中七下五は高速道路付近が森になった、と言いたいのはわかります。
(普通は森を伐採して高速道路を作りそうですが、古い道路なのでしょうか?)

なので、上五に明確な季語を入れたらよいのではないかと思います。
例えば秋の季語「水澄む」

・水澄みて高速脇は森となり

他にもいろいろありますが、とりあえず初手は「(上五の)意味がわかるように」「季語を入れましょう」からですね。

点数: 0

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