俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1346ページ目

「旬の時季だけ開ける牡蠣専門店」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 旬の時季だけ開ける牡蠣専門店

こんばんは。
店シリーズですね。

もうすでにみなさんから出ていますが

◆「旬」があれば「時季」が要るかどうか?
◆「店」とあって「閉」となければ大抵開いていることになるので、「開ける」が要るかどうか?
◆「専門店」まで言う必要があるかどうか?
◆上記の「時季」「明ける」「専門」それぞれ単なる音数合わせになっていないか?

というところです。
『旬だけの牡蠣の店』の十音で、なおじいさんの句の情報は入りそうです。その上で、どこに【詩】や【リアリティ】を出していくかを検討ですね。内容によって上記の言葉は使っても良いと思います。

・叔父さんの旬だけの牡蠣専門店
・旬の字の看板灯す牡蠣の店
・開きたれば旬なりここは牡蠣の店

もっと言えば、季語「牡蠣」は使った時点で【旬の時期】なので「旬だけの」という説明の言葉も回避したいのですが、句の意味が変わってしまうので・・・

点数: 3

「春風は汽笛と共にのと鉄道」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 春風は汽笛と共にのと鉄道

こんばんは。

句とコメントより、お気持ちは受け取りました。
ご自身の句として、この句は大事にしてください。
私も石川県には少なからず思い入れがありまして・・ここで語るのは控えますが。

以下、添削道場的に。
俳句としては悪くないと思います。
こういう形で季語が脇役に回る句もあると思います。

私のしている学びは「季語を立たせる」なので、それを意識するなら「句の映像・風景」である「のと鉄道」の上六字余りから、なおじい様と似た形になります。

・のと鉄道汽笛を運ぶ春の風

こんな形は慈雨様のお気持ちに合うでしょうか?

点数: 3

「穴いでし蛇日輪に眸を閉じぬ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 穴いでし蛇日輪に眸を閉じぬ

こんばんは。

意見をということで一点だけ。

「いでし」は過去形(過去の助動詞の連体形)です。
時勢としては間違っていないのですが「過去のいつ出てきたのかはっきりしない」のが過去形の難点です。
特にこの句は季語の一部として「出づ」を使っているので、過去形は避けたいと思いました。この句の場合は単なる連体形にしても音数調整が要りません。

・穴いづる蛇日輪に眸を閉じぬ

点数: 4

「気が付かぬ前の瞳に梅花かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 気が付かぬ前の瞳に梅花かな

はじめまして、ですかね?
よろしくお願いします。

俳句を作ってみたい。コメントのようなことを感じたので、俳句として残してみたくなった、ということですよね。お気持ちよくわかります。

御句、「いろいろ遠回しに言い過ぎていて、意味がよくわからない」という印象を受けました。先にコメントされているなおじい様とほぼ同じ感想だと思います。

解消する方法も同じで、難しいことを書こうとせずにシンプルにするのがよいかと思います。
俳句は【十七音】という短い文章なので、多くのことを書こうとしても【十七音に使いたい単語をすべて押し込めました】ということになってしまい、意味がわからなくなりがちです。
言いたいことが多くあるのだとしたら、一句には俳句で表せる情報程度にしておいて、【そこから先の想像は句を見た人に任せる】とか、二句目三句目を作っておく、とかの方法です。
作者が全てを説明してしまう、というのは俳句には不向きと言われます。

うううる様のコメントで
『梅の花を見ているあなたは、その梅の花のように美しい。(実は花より、あなたのことを見ているのは気がついていないだろうけど』
この部分の前半で一句か二句、後半はご自身でもカッコ書きにしていますし、受け手の想像に任せるか、この気持ちで一句作るか、というところでしょうか。

前半について、例えば、という句です。
・美しき君の見る梅美しき
・君の目にうつる梅とは美しき
この程度の表現でも、句の作者が「君」に気持ちを向けているのは想像できると思います。

後半のカッコ書きの中は自分の気持ちを語っているだけになりますし、俳句の【季語を含む十七音】には向いていない可能性もあると思いつつ、例えば
・吾の恋に気づかぬ君や梅の花
例えば俳句で伝えるとしたら、こういうことになるかな?という句です。

いかがでしょうか。

点数: 2

「歩を止める吾に耳打ち梅の花」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 歩を止める吾に耳打ち梅の花

こんばんは。

コメントを見るまで将棋の句と誤読しておりました・・・梅の季節に梅見をしながら将棋を指しているとは風流だなと・・・
違いましたね

「歩(足)を止める」のが自分、「耳打ちする」のが梅。一句の中で主格が変化するのが難しいところです。
この句の場合は「梅が自分に耳打ちする」という擬人化が主たる要素だと思いますので、自分の動作「歩を止める」が若干邪魔をしていると感じます。

・梅の香や吾に耳打ちをするやうな

上五「歩を止める」については、初心者さんによくある「見上げれば」「振り向けば」などで始まる句と同じで、なぜ「歩を止める」を上五で言う必要があるのか、という映像が想像しにくかったです。かと言って語順を変えて「(梅に)耳打ちされて歩を止めた」では理屈っぽいですし・・

点数: 3

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