俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1323ページ目

「雷鳴や君に貰ひしキャンドル果つ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 雷鳴や君に貰ひしキャンドル果つ

こんばんは。

できている句だとは思います。
「君」「貰ひし」「キャンドル」「果つ」全てがうかつにはずせません。

なのですが、上手く言えませんが、
17音にギリギリまでストーリー性を詰め込んでいて、ストーリー性はいいのですが、俳句に欲しい詩的な何かが抜けてしまっている感じがするのです。
季語は舞台装置っぽいですが立ってなくはないですし、上手く説明できないのですが・・・

点数: 1

「サメの口開いたペン立て秋深し」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: サメの口開いたペン立て秋深し

おはようございます。敢えてこちらへ。
卓鐘様ぐらいなら研究してそうなネタをつぶやきますので、そのまんま読んでいてください。

「素人句会は危険」と言われるんですよ。
選・評が「出来の悪い句でも選されて高得点をとってしまい、佳句が評価されず、素人なのでその結果を鵜呑みにしてしまう」ので。

芸術はそういうところの多いジャンルで、わかるところでは絵画の世界は良く言われますよね。ゴッホ、ゴーギャン、モディリアーニは生前絵が売れず(=素人の金持ちに評価されていない)、ピカソ・ムンクなどの絵を解説なしで「良い」と思える素人がどれだけいるか?とか。
スポーツの世界もある程度そういうところがあります。素人が気づけないようなポジショニングなどの好プレーが。
娯楽作品であるマンガ・アニメですら、素人人気と「名作」は若干、異なるラインナップになるかと。ガンダムやエヴァの初回放送打ち切りが好例でしょう。

素人にもわかる佳句。俳句の技術を踏襲した「上手い句」でありながらそういう句を作るのは相当難題です。そもそも「取り合わせってなんやねん」てところからスタートですし。
作句を始めた素人の目線には「ダニング=クルーガー効果」もありますしね・・
私も素人の領域を脱しているわけではありませんので、謙虚にならねばなりませんね。

で、御句。
げば様の褒めコメントを待ってからコメントしようと思っていましたが、褒めないイサクがお先になってしまいました。

即吟チャレンジがんばってますね。
駄句っぽくても「あとで推敲できる」「形にならない句を諦められる」ので、私は多作派です。

リズムの三段切れ感、が気になりました。
頭を使って考えれば上五中七は繋がっていますし山本山でもないですが、直感的にひっかかかりました。
「サメの口の開いたペン立て秋深し」と上五字余りにするのが通例ですが、今度はちょっと冗長。

解消のためにはどこに手を加えようか・・というのを考えていましたが
「サメの口+ペン立て」があれば「開いた」がなくてもいいかも?というのは感じます。
「ペンを噛むサメのペン立て」
こうすると、また別の季語が合いそうになってきました。

・ペンを噛むサメのペン立て八月尽

即吟と推敲は別物なので、ひとまずこんなんでどうでしょうか?

点数: 3

「月描き虫の音響き河流れ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 月描き虫の音響き河流れ

おはようございます。

おそらく過去に似たようなことを言っているので多くは語りませんが、
◆「月」「虫」で季重なりしていますので、どちらかに集約した方がいいです。
◆「月」「虫」「河」でみっつのものを一句に並列にしてしまって、何を言いたいのかわかりづらいことになっています。
 取り合わせで「月+川」「虫+川」ならばなんとか・・・

あと、季節の移り変わりを詠むのが俳句で、季節の移り変わりを表現しているのが季語ですので、そこは意識しすぎずに、素直に季節の風景を季語ひとつで詠んだ方がよいかもしれません。

点数: 2

「雲湧くや秋は遠くにありにけり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 雲湧くや秋は遠くにありにけり

おはようございます。

◆や・けり、は先に出ていますね。
 草田男の句のオマージュでわざと使ったのかと思いきや、違うのですね。
◆「雲湧く」を「入道雲」の意味で使っています。
 「秋が遠い」=秋が来ていない、です。
 なのでこれは夏の句として受け取ります。

コメントの意味では「秋待つ」という季語がしっくりくるのですが、
描いている主役の風景は季語「夏雲」「入道雲」。
どっちにしても夏の季語ですので、どっちかでいいです。

「秋なのに夏」は俳句では難しいです。ご本人が秋を感じてませんので。

暦の季語「立秋」「処暑」「八月」、暦で来てしまう「盆」「墓参」などの季語、
それから「残暑」など夏を残す意味の季語、
それ以外の季語は、秋を感じてからの方がよろしいと思います。

点数: 1

「頭からがぶりと上司さんま食ふ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 頭からがぶりと上司さんま食ふ

こんばんは。初めまして、ですよね?よろしくお願いします。

この句、俳諧味があってよいですね。
上五から順に読んでいくと、順々に映像がほどけていく感じがあって、企みが成功しているように思います。
このままいただきます。

点数: 1

イサクさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

うららかや100円玉のかがようて

回答数 : 54

投稿日時:

ドカ雪と言ふと言へども春の雪

回答数 : 81

投稿日時:

啓蟄に入りましたよ鳩歩く

回答数 : 24

投稿日時:

初星や篝に知らぬ顔多し

回答数 : 54

投稿日時:

霜凪や飛び石次は誰が踏む

回答数 : 23

投稿日時:

イサクさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

返信は了の字ひとつ花曇り

作者名 ささゆみ 回答数 : 3

投稿日時:

時化の夜降り続くるは太刀の魚

作者名 塩豆 回答数 : 8

投稿日時:

紫陽花の空き家守りて三年かな

作者名 中村あつこ 回答数 : 10

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ