俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1403ページ目

「鼻知るや季節が巡る菊花粉」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 鼻知るや季節が巡る菊花粉

おはようございます。

「型に嵌める傾向にあり、俳句は楽しくないと思い始めたところ」というコメントもありましたが、

俳句の「○○はやめた方がいい(三段切れとか季重なりとか字足らずとか)」は、
だいたい先人の失敗の経験の積み重ねです。

「型に嵌めている」というよりは「初心者のうちに型を外そうとして失敗した」という経験を数多の先人がしています。なので、自分が失敗する前に聞けて得をした!ぐらいに思っておいてください。

スポーツとか書道・茶道・華道とかダンス・絵画・その他芸術とか、練習して上達するものは同じ傾向にありまして、初心者のうちに型を大きく外して成功するのは一部の天才さんだけかと・・

型に嵌められたくないと思いますので、御句には一点だけ。

◆中七「季節が巡る」
 【有季俳句】では、季節を大事にして季語を用いており、ほぼすべての俳句で「季節が巡る」ことを意味に含んでいます。言わずとも【季語】がそれを伝えてくれます。
 なので、今後「季節が巡る」「季節が過ぎる・来る」などわざわざ句の中で説明せず、必要なことは季語で語る、ということをお勧めします。

・鼻知るらむ菊の花粉の飛ぶことを

点数: 1

「木瓜の実にこの実何の実呆け防止」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 木瓜の実にこの実何の実呆け防止

こんばんは。

コメントに困る句でした。ここまでコメントが付きませんが、みなさん困っているのかなあ?
俳句の美学みたいなものがあるとしたら(仮定)、それとは少し離れたところに着地してしまったのではないかと思います。

◆作者は上五で「木瓜の実」と言っています。
 中七「この実何の実」は誰が思っているのでしょうか?
◆下五「呆け防止」は単なる説明でしょうか?誰かのセリフでしょうか?
 突然出てきて言いっぱなしになっている五音です。

せめてある程度意味が通じるところからスタートしてみます。

・呆けに効くといふ木瓜の実拾ひけり

点数: 2

「掛け軸の縁起図熱く芋煮会」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 掛け軸の縁起図熱く芋煮会

こんばんは。

「芋煮会」は河原などオープンな野外で、ある程度広い場所を前提とする行事季語と認識しています。対して「掛け軸」がどこにあるのか?といういわゆる「屋内屋外問題」の発生する句ですね。

① 屋外に掛け軸を持ち出している。芋煮会の傍で、イーゼルか何かに掛け軸がかけてある。掛け軸を持ち出した理由はわかりません。
② 芋煮会をやっている、近くに寺院や公共の和室があり、場所を移動している。そこまで器を持ち込んで食べている。時間軸が長く場所も二か所。
③ 作中主体は屋内で掛け軸を見ながら芋煮会を想像している。目の前には芋煮会がなく、想像の芋煮会なので季語として弱い
④ 作中主体は屋外で芋煮会に参加していて、どこかで見た掛け軸を思い出している。掛け軸は記憶の話なので、時系列がかなり長い。あるいは映像が薄い。
⑤ 掛け軸のある部屋で芋煮会(と呼ぶ行事)をしている。多くの歳時記の「芋煮会」の解説と違う意味で季語を用いており、受け手に負担のかかる形。

いくつか無理に考えてみました。芋煮会の季語の本意からすれば①が最も季語が生きるのですが、どれも正解ではないように思われます。
どうしても映像ではなく頭で作った句に見えるのですが、こま爺様の出したい風景は上の中にあるのでしょうか?

点数: 1

「葡萄狩る腕その中に流木も」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 葡萄狩る腕その中に流木も

こんばんは。

「流木」が腕の比喩だとわからない、というのは先の方から出ていますね。腕の中に葡萄カゴと流木を同時に抱いている映像です。

提案句だけ置いてみます。

・葡萄穫る腕流木のような腕

点数: 0

「母国へと送る写真のイモニカイ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 母国へと送る写真のイモニカイ

こんばんは。

◆家に帰って、封筒に芋煮会の写真を入れている風景が浮かびました。という意味で芋煮会の現場にいない感じを受けました。
 「送る」「写真」をどうにかすれば、芋煮会の現場でSNSで送っている風景に?
 ヒッチ様のLINEを入れるアイデアは良かったです。提案句もよいと思いました。海外へいくことを「海を越える」は島国日本ならではの措辞ですし。

◆カタカナ季語という工夫もあると思います。
 作為が見え透くので軽々には使えませんが・・
◆この内容では「母国」の具体性が欲しい、とは思っています。
 ただ欲張ると一句に入らないので、ひとつずつ丁寧にでしょうね。

・湯気だらけの自撮りを媽媽へ芋煮会

点数: 2

イサクさんの俳句添削依頼

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