ノベル道場/小説の批評をし合おう!

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元記事:架空だけど架空じゃない君に恋をするの批評の返信

藤谷要さん、ご返信ありがとうございます。

そうです! 以前掲示板でお世話になりました朝樹です。おぼえていただいてて嬉しいです。
丁寧に分析していただいてありがとうございます。目から鱗が…。
ものすごくなるほど、と思わされたのと同時に、自分の悩み(狙い)とぶち当たって上手くできないという思いが…。ごめんなさい、藤谷さんの指摘はどれもとても的確なのですが、「わかってはいるんだけど、どうすればいいのかわからない」という状態です(汗)

一つ一つ、説明させてください。反論に見えたら申し訳ないのですが、できたら「ここからどうしよう?」ということを相談させていただきたいのです…。

>主人公が特別な感情を彼女に対して現状では持っているようには感じなかったです。
「執着心」的な意味でも、感じなかったでしょうか?
だとしたら、文章を削りすぎた弊害かもしれません…。

>主人公側が結構落ち着いていて、フラグへし折っているような
主人公礼司が、李莉と本気でどうこうなりたいと思っていないから、なのですよね。
恋愛的な意味で発展したいという気持ちがなくて。ただ李莉という幼なじみに好かれているという現状が好きだから、このまま維持していたいってだけの気持ちです。(彼はたぶん、李莉から「付き合って」と言われたらなんやかんや言って断ると思います。)
そういうある種のゲスさ? ゲスい独占欲? 的な主人公の性格を伝えたかったんですけど、一話目からそんなねっとりしたのはやばいだろ、と思って削りまくったら、何を表しているのかわからない状態になってしまったのかもしれないです…。

>一体どんなゲームなのか描写されていなくて分からない
そうですよね(汗)
実はもともとはゲーム世界にログインしてる状態から書き出していたのですが、それだと李莉との関係が上手く書けない、時系列がめちゃくちゃになって混乱を招いてしまうと思って、李莉からの書き出しになりました。
自分の理想としては、幼なじみに対するねとっとした暗い執着心から始まって、なんやかんやゲームの世界に巻き込まれて、そのうちにだんだんと自分の本心に気づかされて、向き合うことができるようになって…っていう書き方をしたいのですけど、それだとやっぱりゲーム描写が足りないというか、あらすじ詐欺になってしまうのか(汗)

あらすじはかなりゲーム寄りに考えてましたね…。ああたしかに。実際物語が動く場所ってゲーム世界の中なんですよね。あーしかし自分の書きたいものはゲームでのバトルではないぃぃorz

>2話目のサクヤとの会話シーンも今の状況で必要あるのかなぁと感じましたし、
ぐぁぁ。ごめんなさい、サクヤの描写をどうやって入れたらいいのかわからなくてぷっこんでしまった部分です(汗)
もう少し自然に、礼司とサクヤの距離感とか、サクヤの人となりを描けたらよかったんですけど…ぶっこまないとまったく目立たないヒロインだったもので、猛反省です;

>サクヤとカイとの関係性にもついていきづらかったので、出会った頃のシーンから始めたほうが理解しやすかった気がしました
小細工せずに、一から順に書き出したほうが親切ですよね…うん、やっぱりそうですよね(T_T)
しかしそれだと最初はゲーム世界でぶらぶらしてるだけになってしまいそうな…。もともとはそうやってじっくり始めてたんですけど、動きがなさすぎて、あと現実とゲーム世界を行ったり来たりするのでややこしいかしらとウワァァァ

主人公が抱えている問題や目的というのも、正直、冒頭時点だと「ない」です(汗)
巻き込まれ系の主人公、と言うと体の良い言い訳になってしまうんですが。
作者側の思いとしては、主人公に、自分から関わりに来てほしかったんですよね。
たとえばゲーム世界に閉じ込められた(SAO的な)とかだと、逃げられないわけだから、状況に強いられて巻き込まれる覚悟を決めるしかないってなってしまう。
できたらそうじゃなくて、自分から巻き込まれに行く覚悟を持ってほしかったのですよね。だから逃げようと思えばいつでも逃げれる設定にしてました。(自由にログイン・ログアウト可能なので)
大きな悩みや目的も特にない、スペックはいたって普通だけど、そのせいで人生悲観してる主人公に、目的を持ってもらうのが一つの目標だったといいますか…。
(一応、中盤に入ると、礼司はヒロインであるサクヤに意識を向けるようになって、目的を見つけて自分から動き始めるのですが、そこまで読んでもらえないと意味がないのですよねorz)

ここまで言うなら「じゃあ悩まず書き続けろよ」って感じですね(汗)
自分としては、ネットゲームはあくまで土台で、書きたいものは恋愛要素というか、パートナーたちとの関係性なので、冒頭からゲーム要素を消してしまっていました。
でもそれでわかりにくい、興味が持てない、となったら意味がないですよね(汗)

出会ったところから一から順に、もう一度書き出してみます。
途中叫んですいません。なんかもう自分がダメすぎて;
丁寧なアドバイスありがとうございます。客観的な意見って本当にありがたいですね(T_T)

褒めていただけた部分も素直に嬉しいです。がんばります…!
改めまして、ご返信ありがとうございました。

上記の回答(架空だけど架空じゃない君に恋をするの批評の返信の返信)

投稿者 ふ じ た に : 2 投稿日時:

度々コメント申し訳ないです。

今回の書き出しに悩んでいる原因の一つに、「書きたい要素が多い」という点があると思います。

1、何も目的のない主人公が成長する(ヒロインのおかげで)
2、三角関係
3、幼馴染への執着

気付いた点を書いてみましたが、作者様のコメントを読むと、
一番書きたいのは「1」なのかなぁと感じました(違ったらごめんなさい)。

だったら、冒頭の部分は、「1」が伝わるように書いたほうがいいんじゃないかなぁと
個人的に思いました。
じゃあ、どうやって?と言いますと、
例えばですが、
「他人と比べて何も目的のない自分に苛立ったり、劣等感を抱いたり、悩んだりするシーン」を描写することじゃないでしょうか?(これが主人公の抱えている問題です!って、分かり易く読者にアピールするのが目的)
そんなとき、偶然ゲームに参加することができて、ヒロインに出会うシーンを入れたらどうでしょうか。

メインの主人公とヒロインを最初に出すと、この二人のお話なんだ~と伝わりやすくなります。
「え? 幼馴染とくっつくんじゃないの? ショック!」という危険を回避しやすくなります…
(昔、やってしまったことがあって、申し訳なく思ったことがあります…汗)

あと、幼馴染は冒頭にいても、モブ扱いしたほうが、誰がメインなのか伝わりやすいと思います。
冒頭が終わってから、幼馴染との関係を詳しく説明してもいいんじゃないかなぁと。
そこでヒロインと幼馴染との三角関係を匂わせると、今後の展開が書きやすくなるんじゃないかと…。

あくまで、個人的な考えですし、ただの参考になればと思って書きましたので、
合わなければ流して頂いて結構ですので…!

あと、返信の中にあったご質問ですが、
>「執着心」的な意味でも、感じなかったでしょうか?
印象的に残っているのは、幼馴染として主人公が「心配」している感じでしょうか。
共感できる範囲だったと思います。
学校大丈夫か?っていう声掛けも、私の常識の範囲内でした。
むしろ、家を出て一人暮らしの主人公の家に毎日自主的にやってくる幼馴染のほうに異様さを感じました(;^ω^)

参考になれば幸いです。
ではでは、失礼いたしました。

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元記事:架空だけど架空じゃない君に恋をするの批評の返信

ブルース・クリーンさん、ご返信ありがとうございます。

正直、日本刀で華麗に一刀両断されたぐらいのダメージ喰らいました。もう上半身と下半身分離してます。
あまりに理論的で的確すぎて、もう、ビャアアァァって気持ちです。こんな拙いものを読ませてしまって申し訳ない…。
ただ落ち込んでるだけなわけにもいかないので、しっかり糧にしたいと思います。

(バトルについての分析は、後述の「3.ルクスチェインとルール」の返信部分にまとめさせていただきました。)

>「1.幼なじみの君が好き」
冒頭のわけわからないシーンはもう、本当にごめんなさいとしか言いようがないです(涙)
本来(投稿する直前まで)こんなものはなかったのですが、あまりに目を引くものがなさすぎて、何かしら抵抗しようとしてこんなことに…。冒頭はどうしても主人公とヒロイン(サクヤ)で始めたくて、「李莉がヒロインだ」と誤解されるのも困るので、苦肉の策で入れてしまった次第です…。
知らない人物のわけわからんやり取りは何も楽しくないですもんね…知っていながらも入れる以外の方法が思いつかなかったので、これについてはもう何も言えませんorz

>何かひたすら悶々としているな
これが的確すぎて、ごめんなさい、ちょっと笑ってしまいました。
基本何か悶々としてますね、私の小説は…。
一、二話は本当に日常だけですね(汗)キャラの心情やら人となりを書きたい思いが強すぎるんですよね…。

>「興味を持ったキャラが何か悩んでいるなら知りたくなる。悩みから入られても、キャラを好きにはなれない」ということです。
これがすごーく難しく感じています。どうやったらキャラに興味を持ってもらえるのか。
そのキャラが伝わるようなエピソードを。というのはわかるのですが、いざ自分がやろうとすると、どんなエピソード入れればいいのかわからないのですよね。日常的なシーンは読んでてつまらないだろうし…。それでやってしまうのが、悩み(内面)をぶちまける戦法。
内面をいきなり語るより、動き(行動)を書いたほうがわかりやすいし引き込める、というのはわかっているつもりなのですが、うーん、ごめんなさい、実際にどうしたらいいのかまったくわからない状態です(汗)
今一度ここを意識して、自分の好きな小説を改めて読み返してきます。

> 最新章までの印象でも同様で、作者さんのキャラに対する思い入れがそのまま出てしまうことがときおりあり、それが圧迫感となって、読者としてついていきにくい感じがします。読者がキャラに慣れてくるまで、作者としてはあえてキャラを突き放してしまうことも必要なのではないかと思います。
うわ。思い入れ出てたんですか(汗)ごめんなさい、無自覚でした…。
突き放す…ええと、どういうのが「突き放す」ということになるのでしょうか。
参考例から考えてみたんですけど、キャラの心情から入るのではなく、行動から入ったほうが自然に興味を引ける、ということでしょうか。私の場合、キャラの行動に理由付けするために(行動を理解してもらうために)最初に心情を説明しすぎているんでしょうかね。
のっけから全部理解してもらう必要はない、とある程度突き放す必要もある…ということなんでしょうか?(違ったらすみません)

>「3.ルクスチェインとルール」
戦闘描写について。もう、ひでぶ! としか言葉が出てこないです。
かなーり下手だと自覚があるので、見ないでくれーという気持ちからかなーり淡々と終わらせてしまっています…。

冒頭をバトルシーンで始めたくない、というのもここに理由があります。
仰るとおり、「冒頭がバトルシーン=バトルものの小説だ」と認識されるとは限らないのでしょうけど、描写の自信のなさから冒頭に突っ込むことを避けているのもあるんですよね。
格闘経験もないし、小説でバトル描写を読んでわくわくしたこともあまりなくて。アニメ・漫画ならわくわくする感覚はわかるのですが(最近は減ったかも…)、私自身が小説媒体でバトル描写を読みたい気持ちがないんですよね。

ですからあくまでバトルは、こう言っちゃなんですが、おまけという気持ちでした。
でも考えてみれば、物語が動くのは必ずバトルがきっかけなんですよね…。この話を書く上で、必要な技術というか、ここを盛り上げられる力がかなり重要でしたね。
バトルものを書きたくないから、と軽視していい部分ではありませんでしたね。バトルシーンはいろいろこねくり回してはいたんですが、詳しく書き込んでもわかりにくくてなんだかチープにしかならなくて、「こんなのどこに需要があるんだよ」と投げ捨ててしまっていました。

>人間関係を示唆するための道具としてのバトル
まさにそれがしたい、という気持ちだったのですが、やっぱりバトルシーンに緊迫感がないと、説得力がないですよね。

>  しかし違和感を認識している間もなく、それは、突風のように現れた。
ここ、実はものすごく不安に思っていました…やっぱりわかりにくかったですよね、と言うとすごく偉そうな言い分で申し訳ないのですが(汗)
どのようにわかりにくかったのか、教えていただけて嬉しいです。わかりにくいだろうな、と思いつつ、どういうふうにわかりにくいのか理解していなかったので、どうやって直せばいいのかずっと疑問だった部分です。
「獣混じり」という単語と、カイの強さを説明したくて、こんなことになってしまったのですが、本当に果てしなく不親切でしたね…。本当にお恥ずかしい限りです…。

自分がいかに井の中の蛙なのかがよくわかりますな…。アマチュアの人はみんなどうやって技術力磨いてるんだろう(汗)
内にこもってても何もいいことないですね。今回こうして拙いものでも読んでいただけて、批評していただけたことに本当に感謝しています。
正直、バトルが不向きというのはわかりきっているので、もう書くのはやめたほうがいいんじゃないかって気持ちですが、頂いたことを糧になんとか成長したい…と思います。
と言うだけなら簡単なんですよね(涙)
ずばーっと斬っていただいてありがとうございます。もう少し時間をかけて、頂いたことを咀嚼して向き合っていきたいと思います。

改めまして、ご返信ありがとうございました。

上記の回答(架空だけど架空じゃない君に恋をするの批評の返信の返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 投稿日時:

 私の拙い感想へ補足頂いていることはもとより、他の方の優れたご感想に、詳しく返信されておられることからも、御作を今の形で発表する前からいろいろと悩まれ、試行錯誤をされたご様子が窺えます。作品のあちことで、あと一歩までという感じがするのは、そのせいなんだろうと思います。

 キャラの悩みから入るのではなく、興味を持ってもらってからという点につきまして、多少なりとも気が付いた点を申し上げてみたいと思います。

 キャラに悩みを持たせておくのは、実は大事です。興味を持ってもらうのが先だからと、キャラの悩み=抱えている問題をなおざりにしても、興味の湧く行動をキャラに取らせるのは難しいです(最強キャラだと出だしから打ち出す場合などだと別ですが)。

 しかし、悩みがあるから悩みを直接に出してしまうと、読者がキャラを理解しておらず、従って感情移入もまだ生じていない冒頭では、引き込めないことは先述した通りです。しかも、地味でも日常をまず出しておきたい。ではどうするか、ですよね。

 その場合に使える手の一つとして、「悩みに由来する異常行動を取らせる」というものがあります。日常のことでも、例えばあるものを異様なくらい避けるか欲しがる、あるいは、あるものを肌身離さず持っており取られそうになると取り乱すとかがあると、日常の中の非日常が生じ、読者の「なんだろう?」が生じて、自然とキャラに注目していきます。

 注目するってことは興味につながります。古典的作品の例では、夏目漱石の「彼岸過迄」の「雨」があります。冒頭ではなく中盤なんですが、ある雨の日、主人公がある人の家を訪ねたものの、雨の日は会わないといって門前払い。普通、雨の中大変でしたね、と迎えそうですが、逆をやったわけですね。

 後の章で、なぜ雨の日だと人に会わないのかが明かされます(その人の幼い娘が雨の日に死んで、雨の日は憂鬱になるから:漱石自身の経験だと言われている)。単に会いに行ったという日常描写で、最初は不条理と思える理由「雨」を提示して目を引いておくわけですね。後で種明かしすると「ははあ、なるほど」となります。

 文豪の作品に「その程度」というのは不遜な気もしますが、でもその程度でも注意を引き付けることができ、読者が考え始めるわけです。キャラについて読者が考え出したら、しめたものです。キャラに注目しているわけですし、自然に感情移入も起こってきます。要は、日常描写でも、しかも少し歪めるだけで効果をあげることは可能なわけです。

「(作者がキャラを)突き放す」という点につきましても少し。作者としては、キャラを設定し、舞台を考え、キャラがどう行動していくかを(おおよそ)考えて、小説を書き始めます。ですので、冒頭の時点で既にキャラを熟知して書き始めるわけです。

 しかも、「このキャラはいい」というまで練ってからですよね。主人公やヒロインだけでなく、敵・悪役も「いかにも手強そう、悪そう」と思えるまで練ってあるはずです。だから、自分が創造したキャラに魅力を感じ、愛着を持っている。その感情を読者にも起こしたいわけですね。

 ところが、キャラに愛着を持ったまま書いてしまうと、既に魅力あるキャラが何かするというシーンの組み立てや描写になってしまいがちです。そうなると、読者は置いてきぼりになります。キャラに愛着を持てるよう、作者さんに導いて欲しいのに、出だしから既成事実として「このキャラがいいという前提で読んでくれ」になるわけですので。

 そうならないためには、作者がキャラを突き放して書き始めることが必要です。言い換えれば、キャラに愛着を持つ前の自分を思い描いて、どうして自分のキャラに愛着を持てたかの過程を考え、そこをアレンジして読者に提示することが必要になるわけです。

 と言うのは簡単ですが、非常に難しいことは私も身を以て感じます。頭を真っ白にしてから、ってなかなかできないですよね。記憶も気持ちもなくなったりしない。でも、やるしかありません。できなければ、読者を置いてきぼりにしてしまいますので。

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元記事:道に咲く華

力を入ったのはキャラづくり、人間関係。それぞれのキャラにしっかりと過去を持たせて動かしているつもりです。
ウケルためにやっていることも同じです

不安な点は最初の引きの強さです。最終的にやりたいのは転移者や転生者、異世界の住人の戦いなのですが一章ではその雰囲気は皆無。基本、二章以降の主人公はひたすらカメラとして動いてもらっています。

上記の回答(道に咲く華の批評)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

完結してないようなので年少編だけ読ませていただきました。
まず、気にされてる序盤の引きですが、確かに弱くてハッキリ言ってしまえばまったくと言っていいほどひきつけられるものがありませんでした。
これは話の概要が見えてこないから、というのもありますが、その概要を理解したところで概要自体に惹きつけられるものがないから、と思います。
要約すると「主人公が悪者から逃げてるだけ」という概要で、何も変化がなく、ただそれだけなので、何を期待して読めばいいのかわからないです。だから惹きつけられないわけですね。
年少編のラストは姉とはぐれて姉を探す決意をする、という感じだと思います。
だったら、序盤から姉とははぐれる展開にしたほうが、「悪者から逃げつつ姉を探す」という概要になるので、姉を見つけようとする姿を読めばいいとわかります。
姉が隠れてそうな場所を思いつく、姉が拐われたかもしれない証拠を発見する、そういう場面の変化が読者を楽しませます。
なので、「逃げてるだけ」という選択でも変化があれば問題ないです。
たぶん引きを気にして冒頭は逃げてるシーンから始めたのだと思いますが、これだと父親との剣の訓練が回想という形になってしまい、最初から最後まで逃げてるだけで変化がない。いっそベタだけど平和な村に突然悪者が、となったほうが強い変化があって楽しめる。
逃げてるシーンから始めるなら、「逃げる」という要素以外に変化を用意しなければならなかった、という感じです。
あるいは、本題は「勇者」というスキルなんだから、回想という形なら死後の神様と会話してるシーンから始めたほうが良いと思う。

キャラ作りや人間関係などは、残念ながらそれがわかるほど読み込めていませんが、なんとなく力を入れていることは序盤からでも伝わってきました。
というのも、平たく言うと「書きすぎ」かなと思いました。
年少編は本題が始まってないプロローグじゃないかなと思います。
それが7話もあるってのは、多すぎかと。
1話2話で終わる話が何故ここまで長く書いているのかと思えば、つまりキャラや人間関係など展開以外の部分に力を入れて、それを書いているからだ、と感じます。

ここまでだと酷評に思えるでしょう。
でもこれは良し悪しで、現状ではマイナスに働いてるというだけであって、その作風自体は良いものがあると思います。
序盤で7話もかけているけど、これは全体で一つのことを描写しているので、方法自体に間違いがあるわけではなく、じっくり進む展開は感情移入しやすく良いと思います。
ただ、それで言うと「7話もかけてる」のか「7話しかない」のかで判断が分かれるでしょう。
つまり、年少編としてじっくり20話くらいかけて「平和な村で暮らす一家」「そこへ悪者が現れる」「為す術無く全てを失い逃げることになった主人公」という感じでまさに主人公の幼年時代を書いた物語なら、このテイストで面白いと思う。
私はさっさと本題を始めるべきだという考えを持っているので、私なら1・2話で済ませてしまいますが、それは作者の好みによるところでしょう。

長所。良かった点

悪い評価ばかりで申し訳なく、また言い訳ではないしフォローするつもりでもないのですが、上手く書けないので長所はこちらでざっくりと。

雰囲気や書き方や表現も、全体的には良いと思います。
まとまってるし面白そうなワードもあるし、上では欠点としてアレコレ書いたけど、全体的にはそれほど悪い印象は持ちませんでした。
悪者が出てきてから初見の言葉がいろいろ出てきて読者としては置いてけぼり感がありましたが、三人称とはいえ主人公視点であることを考えると初見の言葉にいちいち説明を挟むのも無粋ですし、不明な言葉は出さないようにするとか工夫が必要じゃないかなと思います。
強いて欠点を一言で表すなら「構成」かなと思う。
でもそれ以外は全体的に良く出来てると思うし、でも上でアレコレ書いたけども、その長所を口にすると結局は欠点である構成に繋がってしまい、書けば書くほどダメ出しをしてしまうことになりそうです。
やっぱり上手く書けないのだけど、キャラや人間関係(がわかるほど読んでないが、人間味がよく出てるという意味で)は良く書けてると思う。
序盤も魅力こそないけど上手くまとまってるんじゃないかなと思う。
でもそれは上で書いたように、欠点につながってしまっている。
モノ自体は良いけど、まとめで失敗した感じ。
ストーリー性という意味じゃなくて、雰囲気の書き方や広い視野で一つを描写するテクニックなど、また展開も悪くない流れだと思う。
そういうモノ自体は全体的に良いと思います。

良かった要素

ストーリー キャラクター 文章

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: 道に咲く華

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元記事:アウト・サイド・チルドレン

作品の単調化を防ぐため、地の文や状況描写に手を入れてきました。しかし、それが最近になって自分が目指してきたライトノベルの作風とは乖離しているのではないかと思えはじめ、自分の書いてるものがなんなのかが分からなくなってきました。また、描写に関する意見は幾つかもらえたのですが、肝心の内容に関して詳しく指摘された事がありません。自分の考えたストーリーゆえ、自身では面白いと思うのですが、他の方から見てどうなのかが分かりません。
上記の事を主眼において、その他細かいご指摘などあればお願いいたします。
辛口批評も、心して受け止めます。

上記の回答(アウト・サイド・チルドレンの批評)

投稿者 うっぴー : 1 投稿日時:

土斑猫さん、はじめまして。『ノベル道場』の開発、運営をしています、うっぴーと申します。
「肆夜」まで読みました。
欠点の指摘歓迎、ということなので、厳しめにいきますがご容赦ください。

プロローグですが、意味不明な空間で、謎の少年が意味深な言葉を言い続けるので、最初は、なかなか本題に入らずまどろっこしいな、と感じました。

>「あなたの世で、不可能とされている事でもね」

不可能を可能にしてくれる術があるというのは興味を惹かれますが、この言葉が出てくるまでが長いので、プロローグの最後を冒頭に持ってきた方が良いと思います。
申し訳ありませんが、プロローグ最後の数行以外はすべて蛇足に思えてしまいます。

人間の心理として意味不明な物は流す、興味を惹かれる物は聞く、というのがあります。意味不明な展開というのは、まさしく意味不明で興味を惹かれないので、最初に興味を惹かれる設定をドンと持ってきた方が良いでしょう。

全体的な印象として、描写に力を入れているのはわかるのですが、力を入れすぎていて、展開がまどろっこしくなっています。

壱夜では、あやなが怪我をした少女を家に連れ帰った理由をあえて書いていません。
もちろん、これは謎として興味を惹かせるためだと思うのですが、プロローグに続いて、壱夜も意味不明なので、かなりまどろっこしく感じます。

壱夜は、状況描写が主で、あやなの内面をあまり描いていないので、あやながなぜその行動を取るのか、共感しづらく話に入って行きづらいです。
(ふつうは救急車を呼ぶ場面だと思います)
「弐夜」をプロローグの続きとして持ってきた方が良いのではないかと思います。

「弐夜」ですが、このこれも内容がよくわからないものになっています。
あやなもつきなも境遇や背景がまったく説明されていないので、彼女らに共感しづらくなっています。

例えば、つきながただの家出娘で、「家に帰りたくない!」と駄々をこねている、というわかりやすい境遇にあるのでしたら共感ができるのですが、あやなもつきなも謎の人物過ぎて、台詞も行動もまったく意味不明なので、何がなんだかよくわからないものになっています。

参夜では、紀子という女性に視点が移っています。
『彼女』と最初は代名詞で表現されていたので、あやなかと思いましたが、違っていました。
この話の主人公はあやなだと思うのですが、あやなの内面は参夜になってもあまり描写されておらず、よくわかりません。チョイ役の紀子さんの方にまだ共感できます。
そして、ここでも、あやなとつきなの行動は意味不明です。

参夜の中盤に出てくる少女はつきなだと思うのですが、少女、彼女という代名詞で表されているので、本当のところは誰だかわからず、台詞や内容の意味不明さもあって、なんだかわからないシーンになっています。

小説はまず主人公を読者にとって共感しやすい人物にする必要があります。
そうすることによって読者は自分を主人公に投影し、主人公になりきって物語を楽しむことができます。
だから、ラノベの主人公は一般的にオタクや非リア充男性なのです。

しかし、アウト・サイド・チルドレンの主人公は、背景のまったくわからない女性あやなであり、共感できる要素がまったくありません。
ここが最大の欠点です。
あやなの内面をもっと描き、共感しやすい人物にする必要があると思います。

肆夜では、新しい登場人物、光貴と魅鴉が出てきます。
おそらく、つきなの関係者であることがわかりますが、彼らのやり取りはやっぱり謎めいていて意味不明です。

ストーリーは、主人公を中心に展開されておらず、謎が多すぎて、何がどうなっているのかよくわからず、中に入っていけないものになっています。

以上です。
すいません。欠点の指摘歓迎!ということで厳しめに書かせていただきましたが、本当に応援していますので、これからも更新頑張ってください!

なろうのブックマークに登録させていただきました。

また、この掲示板では、他人の批評依頼に書き込みをすると、土斑猫さんの最新の批評依頼がサイトの一番先頭に移動し、批評をもらいやすくなります。
ぜひ、他の方の小説の批評も書いていただけるとありがたいです!

長所。良かった点

文章、描写がうまい。

プロローグに出てきた不可能を可能にする設定に興味を惹かれる。

良かった要素

設定 文章

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元記事:冒険者だったの批評

 僭越ながら、批評を書かせていただきます。

 冒頭(1-1)部分が、うーん……ってなりました。ごめんなさい。
 人魚(セイレーン)、合成獣(キマイラ)、氷柱蝙蝠(ツララコウモリ)、ジャミング……等々、漢字で書いたカタカナルビが最初っから多すぎて、読むのを敬遠するやつだ、と思いました。
 その後に「人の才能は~」と続くのも、私はあんまりでした。まだどんな人物かもわからない主人公の独白な上、単なる設定の説明なので、物語読みに来てるのにいきなりお勉強させられてるみたいな気分でした。
 でもマンドラゴラの罵詈雑言は面白いですね。死なすぞてw

 マンドラゴラを引き抜きにかかるシーンから始めてもよかったのではないでしょうか……と書こうとしましたが、他の方が仰っていたので割愛。
 総合判定などは、冒頭では不要な設定のように感じます。おぼえておかなくても問題ない設定は、極力目立たないように書いてくれたほうが親切かと。

 まさかのマンドラゴラがヒロインだと……。むっちゃ斬新ですね。
 「くぁwせdrftgyふじこlp!!」とか不覚にもふふってなってしまった。
 地の文の硬さで主人公の真面目さが出てて、ぐいぐい来る(?)ドラ子に振り回されてる感じがいいですね。自分は好みでした。
 ですが、エバンスとドラ子が仲良くなるのが早すぎるような気がしました。1-4でノートンがエバンスに嘘をついたのを、ドラ子が「エバンスのために」わざわざ暴いてるんですよね。「落ちぶれたクズヤローをからかって楽しいか」と庇ってすらいる。ドラ子がなんでエバンスを気に入ったような振る舞いをしているのか、ちょっと疑問でした。
 「師匠、すいませんでした。帰ったら続きお願いします」というのもちょっと唐突に感じました。エバンスの感情の流れがいまいち掴めないといいますか。このあたり、冷静ぶってる性格が出てるのかもしれませんが……もう少しドラ子のことを認めるような独白があってもよかったのでは。

 リョーマという名前を「どこかで聞いたような名だが」と言っていますが、あのテニス漫画のこと指してるんでしょうか……だとしたらエバンスがそうツッコミ入れるのはおかしいのでは。現代からの転生者ではないわけですよね。(作中人物の知り合いの名前を思い出してるとかならいいんですが)
 所々、メタネタ的なものが入ってるのも、硬派な文体のハイファンタジーものとしては没入感の妨げでした。「以後この表記は省略する」や「後にこの判断は以下略」など。エバンスではなく作者が成り代わって語っているように見えて、置いてけぼりを食らいました。

 カタカナルビの多さと、「――」を多用しているのが少し読みにくく感じました。
 たとえば「学園(アカデミー)」や「万能型(マルチ)」などは、わざわざカタカナルビを振らなくてもいいのでは? と思いながら読んでいました。

 ドラ子からの手紙の合間に入るシーンは、何のシーンだったのでしょうか……。正直、ドラ子が姿を消したところで、読む気力が失せてしまいました……。
 一年以内に山の登頂……の前に、しばらくバイト生活をしなければならない……。なんだか途方もない感じが……というか、この物語はどこに向かい始めたのか……。
 エバンスとドラ子の信頼関係? 的なものが築かれるのも、私としてはエピソード不足でした。

 自分のことを棚に上げて、いろいろ書いて申し訳ありません。
 少しでもお力になれれば。

上記の回答(冒険者だったの批評の返信)

スレ主 森山智仁 : 0 投稿日時:

ありがとうございます! どこで読む気をなくしてしまったのかよくわかり、とても勉強になりました。

つくづく冒頭で失敗している感じですね……(苦笑) 落ち着いた時にしっかり直したいです。

違和感のご指摘もありがとうございます。変に設定ばかり書かず、しっかり会話を描いていれば避けられた引っかかりですね。

リョーマの元ネタは普通に幕末の坂本龍馬です。メタネタ的なものも込みで、「予備知識を必要とするもの」を安易に投入するのはやめようと思います。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 冒険者だった

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元記事:個性が強くて何が悪い! ~モブだった俺の華麗なるハーレム創世記~

アクションに力を入れてきました。
恋愛要素をもっと入れていった方がいいでしょうか。
このまま趣味で適当に書いていけなくなりました。
なにか、アドバイスがあればよろしくお願いします。

上記の回答(個性が強くて何が悪い! ~モブだった俺の華麗なるハーレム創世記~の批評)

投稿者 篠宮ソラ : 0 投稿日時:

さてと、先に小説の感想欄でも述べさせて貰いましたが、詳細を話していきますね。
①キャラや能力が薄い。
正直な話、主人公がモテたいのは分かる。だから、女神様が貴方にチートを与えますねっ!というのも物語上は分かる。それによるのが「魅了」というのも分かりますが、この時点で色々とキャラ付け出来るじゃないですか。

最初は良かったけど、次第に本来の自分を見て欲しい、それで付き合って欲しいのに魅了の力があるから、女子達は付き合ってくれてるだけで自分を見ていないって葛藤するだけでも人間味は生まれますし、魅了だけに頼らないようにするとモテる努力を重ねる展開挟むだけでも読者からの親近感は湧きます。

というか能力も女性限定魅了というのもありきたりすぎるので男女関係なく魅了するとかの方がコメディっぽくて良かったんじゃないですか? ラブコメというのは恋愛模様を楽しむのであって、魅了!大好き!ラブコメ!とは言わないですよ。ただのコメディだ、それは。

まだ一年の前期しか読んでませんから、この先に能力が使えなくなって皆が離れて行くけど、自分の力で皆を振り向かせる展開とかあるなら上記は気にしなくていいです。ごめんなさい。因みに離れていったけど、首謀者を殴り飛ばして魅了戻して振り向かせたぜ!みたいな展開は正直駄目だと思いますよ?

②文体が似てるものが多すぎる
文章は非常に読みやすいです。それは本当。けれど、まるで日記を読んでいる感覚になるんです。〇〇をした。〇〇をした。とても楽しかったって、日記や作文じゃないんですから、もう少し文章の最後に気を付けてみてはいかがですか?

例 個性が強くて13話 夜空の星と〜より
お湯を注ぐとコーヒーのかぐわしい香りが漂ってきた。ミルクを少し多めに注いで愛海さんの所へ持っていった。

改変
お湯を注ぐと、どこか酸味を帯びたコーヒーの香りがカップの水面から漂ってくる。モブ男は苦味や雑味が苦手な自分と愛海の分にたっぷりとミルクを注ぎ、琥珀色になったコーヒーを愛海さんへと差し出した。

語彙に関しては自分も駄目なので強くはいいませんが、アクションやラブコメを書くならば覚えておいて損はありません。心理描写や戦闘描写には絶対的に必要なので。

③アクションに力を入れた割には熱がない
自分もなろうで連載している身でアクションに力を入れてると自負しています。なんで、言わせてもらうと正直………って感想です。何で戦わなくちゃいけないのか、何で負けたくないのか、そんな熱を感じられない。女の子を失いたくないなら失いたくない!って強い気持ちを前面に押し出せばいいのに、それさえないじゃないですか。相手の思惑すら分からない、主人公が何の為に戦うかすらもう定かじゃない。それでアクションを書いても訳分からなくなりません?

また戦闘描写でも②の悪い部分が出ていて、あっさりしすぎなんですよ。必殺技を出した!相手が負けた!応戦は!?反撃は!?攻撃の応酬で生み出した隙やら能力の裏をかいて勝つのが戦闘描写の難しさなんですよ!そこを惜しんだら、駄目でしょうが!1話を戦闘描写で使い切り、時折心理描写や過去回想を挟む事で重厚な戦闘シーンが作れますから、頑張ってください、本当に。

たのもーでボコボコにしてくださいだったので、割と厳しい意見になりましたが、自分が好きなんだ!ってものを書くのは強い原動力になるので、求職が終わり次第、面白い作品が出来上がるのを待っています。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 個性が強くて何が悪い! ~モブだった俺の華麗なるハーレム創世記~

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元記事:ラ・ピュセル〜オルレアンの乙女〜

今現在第5話まで投稿済みですが、まるでポイントが伸びません。そこまで気にしてはいないのですが、さすがに5話まで書いてブクマが1だとよほどつまらないのか?とちょっと心が折れそうですε-(´∀`; )
そこで長所欠点含め、なにかしら感想及び指摘をいただけたらと思います。
よろしくお願いします。

上記の回答(ラ・ピュセル〜オルレアンの乙女〜の批評)

投稿者 えんがわ : 0 投稿日時:

世界や舞台の説明と、エピソードの乖離。

についてもう少し踏み込んでみます。こちらが自分の言いたいことだったりします。

「人口よりも牛が多い」という冗談が囁かれるほどの田舎で

と解説にあります。でも読んでいて、その冗談は余り楽しくありません。何でかと言うと、読んでいる自分に、それに対する興味関心が生まれていないからです。

このような部分を楽しみながら伝えるには。
情景描写、風景描写で閑散な、或いは広々と自然の広がった村の雰囲気などを描いて。
牛などが戯れている描写、或いは牛飼いなど、牛と登場人物を絡めても良いし、そういうのを続け、出来れば牛が多いなという印象を描写から伝え、そこで「あの冗談」を語る。そうしてエピソードに溶け込ませて、はじめてなるほどと実感されると思います。田舎だなと。
ぶっちゃけると、そういう冗談や説明自体、無粋だと思うんです。
描写で、自然だったり村だったり家屋だったり、のどかな雰囲気でも良い、フランス特有の気候から来る湿度の空気でも良い、牛のふんの匂いでも良い。
そういうのが伝わって、「田舎」と言う言葉を伝わなくても、伝わるほどに描写してこそ、読者は作者と共にそのフランスと言う舞台に立った実感を受けるはずです。
幾らデータで地名でその土地を伝えても、体験として読者にその土地に立たせなければ、生きた表現になりません。そしてそれはそこに立つ登場人物の存在感の大小にかかわると思います。

牛で随分と行を費やしてしまいました。脇道でした。すいません。

1話の本道は、ジャンヌの出生シーンですよね。
そこでは、当時の出産の危険、死産の可能性を強調して、緊張を生んでいます。

そこまでは〇だと思います。

その意図は、やはりジャンヌの出産の成否によるハラハラ感。緊張感。なのですが、これは成功するのは誰でも予想できますよね。
それ以上の意図として、ジャンヌというまだ見ぬ赤子への期待、愛情、それを持つ父母の素朴な人柄の、家庭の温かさだと思います。

データとして出産の危機を煽る説明の箇所はあります。
出来れば、それを描写で表現してほしかった。
家で出産するというのが素描されます。
だけどこの家と言うのををより詳しく描写すれば、当時の家庭の貧しさ、家の中で助産婦的な隣のおばさんの手を借りて、出産しなければいけない事情を伝えられる筈です。
そうすれば自然、病院で医者によるという現代との差異が明確になり、当時の環境、ひいてはジャンヌという命が、より伝わる気がします。

やはり、これは1話の根幹に関わるのですけど、出産そのもののシーンを、外出の父をスポットに当てることによって書かなかった。母にスポットを当てなかった。というのが勿体なく思うんです。当時の環境で、設備で、人たちで、どのように出産が行われ、(想像するに自然分娩に近いものかなと思うのですけど)、どんなに危険に満ちた行為だったか(説明で繰り返された出生率などデータそのものよりも、ここで描写に溶かして描いてこそ、現代の読み手によりリアルに伝わるはずです)など、母の生みの苦しみを描いてこそ、赤子の命のありがたさ、愛情が伝わると思うんです。

勿論、ここを伝えるには、作者の丹念な、つまりより高難度のデータの収集が必要になるし、それこそ想像力が作為が問われる、シーンです。命を扱うだけに、表現にも丹念な丁寧さが必要です。出産シーンって。だから避けたくなるのもわかります。

しかしです。このように当時のフランス文化、社会、ひいてはジャンヌに対する関心と下調べがあって、そこに乗せる作者のイマジネーションがあって、そこではじめて「あなたが書いたものである意味」が出ると思うんです。他にはないもの。
何か、漫画チックに仮想恋愛だー、ジャンヌをこう派手に―とか、オリジナルの人物の絡みが―。
とか、そういうのじゃない、そういうのは他の人でもできる。
あなたの創造性を期待します。

上のと二つに分けました。
前に語った部分は自分の感想でも些末な言いがかりだけど、これから変えたり影響されたりしても、本作を続けられると思う。

だけど、感想の後半のこの部分、これを実現しようとすると、正直、めっちゃくっちゃスキルが要るし、根気が要るし、ジャンヌ好きというのも問われてしまうと思う。こっちの意見に下手に影響されると、作品を描くのが辛くなったり、根幹の大幅な工事が必要になったり、今は別の作品を。とか、エターナッテしまいそうなんで、まー、戯言だと思って聞き逃して。でも、自分が一番思ったことはこっちです。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: ラ・ピュセル〜オルレアンの乙女〜

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元記事:宝ヶ崎学園のトレジャーハンター(序盤のみ)

ページを開いて頂きありがとうございます。
現在新人賞で一次通過を目標に色々と暇な時間を見つけては物語を書いている者なのですが、一章の冒頭を書き終え読み返してみると少し自分で首を傾げてしまう点がいくつかあったので投稿させて頂きました。

今回書いている物語の主軸は学校に隠された宝物を見つけるというモノです。
一章では主人公がこの学校に宝物が隠されていることを知り、それを探している宝探し部へ強制的に入部させられてしまうという展開を書こうと思っています。

そして皆様にお聞きしたいのは読んだ率直な感想(テンポが悪い、進行が遅い等)です。書く前から冒頭については色々と注意をしていて、後の展開に必要なモノだけを書いたつもりなのですが、どうしてもいざ書きあがると説明や回りくどい展開になっている気がします。

なので不要な部分やテンポが悪いなと感じた場面、分かりづらい地の文がありましたら指摘して頂きたいです。(あまり辛口の批評はメンタルが持たないので、オブラートに包んで頂けると幸いです)

※wordからコピペしたので余白などがズレていると思います。申し訳ありませんがそこはスルーでお願いします。

 宜しくお願いします。

上記の回答(宝ヶ崎学園のトレジャーハンター(序盤のみ)の批評)

投稿者 手塚満 : 0 投稿日時:

すみません、先にお詫びしますが、オブラートに包むといっても、どういう匙加減かがよく分からない馬鹿者なのもので、率直に申し上げてみます(とにかく褒めるんだ、に徹するのなら嘘混ぜれば言えるんですが、そういうことは希望されてないみたいで)。

まだ7千字ちょっとなのに、既に進め方や小ネタ含めて宝の持ち腐れがあちこちにあるように感じます。実にもったいない、損してるんじゃないでしょうか。そのため、本来出せた面白さが殺されてしまっているような印象です。

まず「プロローグ」ですけど、ここに書かれた情報を私ら読者が冒頭で知っておく必要があるんでしょうか。宝物がある、という話っていろんな人が書いてるわけで、まず宝物というアイテムだけでは引き付ける力が弱そうです。しかも、結局見つからなかったと来ている。これって、第二章以降で開示しても充分なんじゃないかと思います。

第一章は主人公の特徴や性格をイベントで示してくれてまして、説明に堕すことなく進めてくれてあります。が、主人公以外の情報が多い。これから通う学校がどういうところで、入部しようとしている部活がどういうもので、とかとか。第一章のメインは「遅刻を回避すべく必死な主人公」じゃないでしょうか。

主人公、物凄くうっかり、かつ慌て者なところがよく“説明”されてますよね。小中学校時代の黒歴史は、健兄の台詞による説明でいいと思います。一つ一つ描写しても、所詮過去の話ですし、健兄の台詞で語ったことにより、ドジが広く知られてしまっていることも暗示できている。

入学式の集合時刻勘違いからロードバイク入手までは会話劇でいいと思います。そこからが問題というか、もったいない気がします。学校到着まで、いろんなアクシデントがありますよね。明示されているのは「ラウ〇ドワン1のバスと間違え」→「バランスを崩してゴミ捨て場にトップスピードでツッコんだり」です。間違えたから余計に焦り、ゴミ捨て場に突っ込んでしまったように受け取れます。その姿のまま学校に入って行って注目を浴びちゃうわけですよね。

なんで説明で済ませちゃうんだろうと思いました。学校に入るとき、例えば「鼻血垂らした、生ゴミまみれで(4月なのに)ハエがたくさんたかっている男が校門を入って来るなり『青春部はどこだあっ!』と叫んで、周囲を驚かせた(あるいは、無言でずかずか入って来て、周囲が避けて道ができる)」等々のシーンが作れちゃうだけのネタが仕込まれてるじゃないですか。

そういう派手なことをさせるには、前段のロードバイクを必死に飛ばすシーンが必要ですよね。なりふり構わないの度が過ぎれば、アクシデントも起こるのも自然な流れです。そこを説明で済ませちゃったので印象が薄くなり、汗だくですぐには動けない程度にばてていた、くらいが妥当な描写になってしまっているようです。

主人公の「遅刻できない」という必死、それによる混乱が学校到着でも続いているとしても、それを鎮めるイベントもちゃんと用意されています。健兄らによる、タクシーで学校まで来た、の台詞ですね。ここで主人公が正気に返る段取りが用意してあるじゃないですか。しかし、

> 本来なら心をときめかせていたであろう大理石の校門や、そこから靴箱まで綺麗に並ぶ桜の木々を楽しむ余裕も今はない。

という、後から考えてのことながら、冷静な観察の描写がありますし、

> 道行く同級生から怪訝な視線を送られる。……まずい、このままじゃ折角間に合ったのに結局変な人物だと思われてしまう。

という部分だと、リアルタイムで冷静に観察できてしまっています。この後の、タクシーでくれば良かったんだと主人公が自分に飽きれるシーンの効果を削いでしまっているように思えます。

それに、繰り返すようですが、説明がしばしば挟まれて、テンポを乱している印象も受けます。例えば、

> 「あ、いたいた。ちょっと大輔~」
>  僕らが溜まっていた校門の反対側から、そんな可愛らしい声と共にトタトタと女の子が走って来た。
> 「……あれ? つかさ?」
>  その子の名前は大森つかさ。肩まで伸びたセミロングの茶髪と左目の下にある泣きぼくろが特徴的で、同年代より少しぷっくらな体をした愛嬌ある女の子だ。
>  健兄と同じく幼稚園からの幼馴染で、今日から僕と同様にこの宝ヶ崎学園に入学する新入生である。
> スクールバスの停留所の方から来た所から、きっと先ほどのバスに乗っていたのだろう。
> 「お、つかさじゃないか」
> 「あ、健兄久しぶり。うわ~、少し見ない内にまたムキムキになってる~」

です。地の文をほとんど抜いてみます。

> 「あ、いたいた。ちょっと大輔~」
>  可愛らしい声と共にトタトタと女の子が走って来た。
> 「……あれ? つかさ?」
> 「お、つかさじゃないか」
> 「あ、健兄久しぶり。うわ~、少し見ない内にまたムキムキになってる~」

会話は途切れなく続いているはずです(間があるとすれば、ちょっと大輔と呼びかけられて、主人公が応答するまで)。でも地の文での説明のほうが長いくらいになっています。テンポのいい会話の感じがしなくなっているような印象です。

「大輔」と呼びかけて「つかさ」と応答したこと、つかさが「健兄久しぶり」と言っていることから、3人の関係性は(この段階で必要な程度に)きちんと示されていると思います。詳しい話は後でいいはずです。

また、ヒロインの特徴を一気にいくつも示されても覚えられません。読んでいて、まだヒロインに感情移入してませんから、詳しく描写されても印象に残らないのです。

たぶん、初登場キャラの外見特徴は1つ示せば充分で、せいぜい2つまででしょうか(物凄く怖いのが特徴と例外は除く)。例えば「セミロングの茶髪を揺らせながら走って来た」とかです(たぶん、特徴的な部分を動かしたり変化させれば自然と印象に残りやすい気がする)。

これは自分もしばしば反省することなんですが、作り手は自分が考えたものを書き連ねるのが楽しすぎて、つい説明が過ぎてしまいます。書いてて楽しいから、読者も面白がるだろうとなんとなく思ってしまう。でも、受け手(読者)は作る過程の楽しさを共有してくれるわけではありません。面白いところだけ見せろ、それも楽に読めるように、と言って来るのが読者ですし、読者はそう望む権利があると思います。設定したことは書きたいでしょうけど、冒頭のツカミではぐっとこらえる必要があるように思います。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 宝ヶ崎学園のトレジャーハンター(序盤のみ)

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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