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元記事:シャロン・ホームズの助手

また賞に送る予定の一作書けたので、改稿のため感想コメント等をいただけたらと思います。
ジャンルはスチームパンクの冒険活劇です。
全てを読む必要はありません、読んだ範囲での感想で構いません。
感想コメント等をいただけた方が作品を上げていれば、必ず目を通してコメントを返させていただきます。

上記の回答(シャロン・ホームズの助手の批評)

投稿者 カイト : 0 投稿日時:

お久しぶりです、カイトです。
『シャロン・ホームズの助手』を最後まで読ませていただきました。新作が拝見できて嬉しいです。
僭越ながら感想など述べさせていただきます。

・文章について
読んでいて最初に抱いた印象は「映画やアニメのノベライズのよう」というものでした。動作や状況の解像度が非常に高く、「誰が、どこで、何をしているか」が、とてもわかりやすく描写されていたと思います。
一方で、その「わかりやすさ」は「味気なさ」にも感じられました。台本を読んでいると言えば通じやすいでしょうか。「アレをした、こうなった」という情報は十分伝わりますが、小説の醍醐味とも言える、「文章自体の面白み」というのが希薄に感じられました。
私は、読むときも書くときも脳内音読スタイルなので、そういった意味での読みやすさとか言葉のリズムを重視しています。十二田さんがどういったタイプかはわかりませんが、少なくとも私は、一文の分量が少なめなことがぶつ切りのように感じられ、読みづらさを覚えました。
また、状況説明は十分であるのに対し、キャラクターの心情については描写が乏しいように思いました。これは、神視点であることも一つの要因かもしれません。神視点自体は悪いものではないのですが、それならセリフや人物描写で感情表現を補完しないと、感情移入ができにくくなってしまいます。

・キャラクターについて
破天荒な残念美女名探偵と、常識人ながら格闘センス抜群の助手。王道のバディですね。
ただ、ワトソンに比べホームズはややキャラが弱い気がしました。特に「残念」と「推理狂」の部分。
ホームズってかなり万能ですよね。推理も射撃も超一流、破天荒な言動もフィクションの世界ではありふれたレベルだし、家事全般は壊滅的なのかもしれませんが作中にその描写はほぼないためあまり実感が湧かない。壁にイニシャルを撃つとかコカイン中毒なんかの描写は、原作を知っていれば驚きではない。推理しているときのイキイキっぷりを際立たせるためにも、もっと大きな「ダメさ」の描写が欲しいと思いました。
それから、「推理狂」というからには、それによる弊害の描写も欲しかったところです。暴かなくてもいい真実まで暴いて、ワトソンとギクシャクするような。映画『シャーロック・ホームズ』(2009)でそんなシーンがありましたね。
今作は、言わずと知れたシャーロック・ホームズシリーズのオマージュ、あるいはアレンジ作品ですが、こういった作品には、読者がそれぞれ持つ「私の中の元ネタ像」との戦いを避けられない、というデメリットもあると思います。
私はシャーロキアンというわけではありませんが、やはり「私の中のホームズ像」というのは確立されています。ですので、シャロンの存在には当初大きな違和感を感じました。この違和感を、読み進めていくうちに「このホームズもいいよね」と変化させるのがオマージュ作品の醍醐味の一つだと言えると思うのですが、残念ながらシャロンのキャラクターは、そこに到達するには弱かったように感じます。

ストーリーについて
まさしくジェットコースターのような、緩急のバランスに優れた作品だと思いました。一難去ってまた一難、目まぐるしく事件は起きるものの読み疲れるということはなく、一つ一つの事件もきちんと印象に残るものでした。
合間合間にある、ティータイムやデートといった「静」の時間もよかったです。

・設定について
科学技術が異常発達したスチームパンクの世界観、ということですが、ちょっと盛りすぎかなと思いました。監視カメラとか遺伝子工学とか、「スチームパンク」という言葉のイメージからは大きく逸脱しており違和感でした。特に、遺伝子工学なんかは単語が出てくるのみだったので、特に今作で生かされることがないなら省いてよかったように思います。
素朴に疑問だったのは、ワトソンに義足の動力源って何? ということです。
機械義肢(クランク)は、なんとなく『鋼の錬金術師』の機械鎧(オートメイル)のイメージで読んでいました。自分の意思で自在に動く機械の手足。蒸気革命の象徴とも言えそうですが、最終決戦の際に「過剰なエネルギー」がどうやって供給されたかが謎など、ちょっとフワッとしている感がありました。ワトソンの活躍は大きな見どころの一つなので、義足の操作の仕方についてもう少し言及があってもよかったと思います。スチームパンクっぽく、出力を上げると蒸気が噴出されるような演出もいいかもしれませんね。その原理は、私はよくわからないですけど(笑

・おまけ
あくまで私は、ですが。
今作からは随所で、藤田和日郎の漫画作品の匂いを感じました。どの部分とは言いませんが、特に『黒博物館』シリーズ。
読んだことがなかったら本当にすみません。ただの難癖になっちゃいますね。ただ、パクっただろ! と言いたいわけではなく、「十二田さん読んだことあるのかな?」と、勝手に親近感を沸かせてしまいました。
もし未読でしたら、『黒博物館』シリーズの『スプリンガルド』だけでも一読をお勧めします。できれば、『三日月よ、怪物と踊れ』も。十九世紀末ロンドンを舞台にした奇怪な冒険活劇。当時のロンドンの光と影、おどろおどろしい感じとか、過剰な産業革命の弊害なんかも描かれていて、資料としてだけではなくお勧めです。

以上です。
色々書いてしまいすみません。合わない意見はスルーしてくださいね。
コンスタントに長編を執筆できること、本当に尊敬です。
それと蛇足になりますが、サイトとの様式上目立った位置に来てしまう拙作については、過去の作品ということもありコメントは遠慮いたします。

執筆お疲れさまでした。今後の創作活動も応援しています。

長所。良かった点

・緩急のメリハリの効いたストーリー
・わかりやすい文章、特にアクションシーンは映像が頭に浮かぶようでした。

良かった要素

ストーリー

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元記事:シャロン・ホームズの助手の批評

お久しぶりです、カイトです。
『シャロン・ホームズの助手』を最後まで読ませていただきました。新作が拝見できて嬉しいです。
僭越ながら感想など述べさせていただきます。

・文章について
読んでいて最初に抱いた印象は「映画やアニメのノベライズのよう」というものでした。動作や状況の解像度が非常に高く、「誰が、どこで、何をしているか」が、とてもわかりやすく描写されていたと思います。
一方で、その「わかりやすさ」は「味気なさ」にも感じられました。台本を読んでいると言えば通じやすいでしょうか。「アレをした、こうなった」という情報は十分伝わりますが、小説の醍醐味とも言える、「文章自体の面白み」というのが希薄に感じられました。
私は、読むときも書くときも脳内音読スタイルなので、そういった意味での読みやすさとか言葉のリズムを重視しています。十二田さんがどういったタイプかはわかりませんが、少なくとも私は、一文の分量が少なめなことがぶつ切りのように感じられ、読みづらさを覚えました。
また、状況説明は十分であるのに対し、キャラクターの心情については描写が乏しいように思いました。これは、神視点であることも一つの要因かもしれません。神視点自体は悪いものではないのですが、それならセリフや人物描写で感情表現を補完しないと、感情移入ができにくくなってしまいます。

・キャラクターについて
破天荒な残念美女名探偵と、常識人ながら格闘センス抜群の助手。王道のバディですね。
ただ、ワトソンに比べホームズはややキャラが弱い気がしました。特に「残念」と「推理狂」の部分。
ホームズってかなり万能ですよね。推理も射撃も超一流、破天荒な言動もフィクションの世界ではありふれたレベルだし、家事全般は壊滅的なのかもしれませんが作中にその描写はほぼないためあまり実感が湧かない。壁にイニシャルを撃つとかコカイン中毒なんかの描写は、原作を知っていれば驚きではない。推理しているときのイキイキっぷりを際立たせるためにも、もっと大きな「ダメさ」の描写が欲しいと思いました。
それから、「推理狂」というからには、それによる弊害の描写も欲しかったところです。暴かなくてもいい真実まで暴いて、ワトソンとギクシャクするような。映画『シャーロック・ホームズ』(2009)でそんなシーンがありましたね。
今作は、言わずと知れたシャーロック・ホームズシリーズのオマージュ、あるいはアレンジ作品ですが、こういった作品には、読者がそれぞれ持つ「私の中の元ネタ像」との戦いを避けられない、というデメリットもあると思います。
私はシャーロキアンというわけではありませんが、やはり「私の中のホームズ像」というのは確立されています。ですので、シャロンの存在には当初大きな違和感を感じました。この違和感を、読み進めていくうちに「このホームズもいいよね」と変化させるのがオマージュ作品の醍醐味の一つだと言えると思うのですが、残念ながらシャロンのキャラクターは、そこに到達するには弱かったように感じます。

ストーリーについて
まさしくジェットコースターのような、緩急のバランスに優れた作品だと思いました。一難去ってまた一難、目まぐるしく事件は起きるものの読み疲れるということはなく、一つ一つの事件もきちんと印象に残るものでした。
合間合間にある、ティータイムやデートといった「静」の時間もよかったです。

・設定について
科学技術が異常発達したスチームパンクの世界観、ということですが、ちょっと盛りすぎかなと思いました。監視カメラとか遺伝子工学とか、「スチームパンク」という言葉のイメージからは大きく逸脱しており違和感でした。特に、遺伝子工学なんかは単語が出てくるのみだったので、特に今作で生かされることがないなら省いてよかったように思います。
素朴に疑問だったのは、ワトソンに義足の動力源って何? ということです。
機械義肢(クランク)は、なんとなく『鋼の錬金術師』の機械鎧(オートメイル)のイメージで読んでいました。自分の意思で自在に動く機械の手足。蒸気革命の象徴とも言えそうですが、最終決戦の際に「過剰なエネルギー」がどうやって供給されたかが謎など、ちょっとフワッとしている感がありました。ワトソンの活躍は大きな見どころの一つなので、義足の操作の仕方についてもう少し言及があってもよかったと思います。スチームパンクっぽく、出力を上げると蒸気が噴出されるような演出もいいかもしれませんね。その原理は、私はよくわからないですけど(笑

・おまけ
あくまで私は、ですが。
今作からは随所で、藤田和日郎の漫画作品の匂いを感じました。どの部分とは言いませんが、特に『黒博物館』シリーズ。
読んだことがなかったら本当にすみません。ただの難癖になっちゃいますね。ただ、パクっただろ! と言いたいわけではなく、「十二田さん読んだことあるのかな?」と、勝手に親近感を沸かせてしまいました。
もし未読でしたら、『黒博物館』シリーズの『スプリンガルド』だけでも一読をお勧めします。できれば、『三日月よ、怪物と踊れ』も。十九世紀末ロンドンを舞台にした奇怪な冒険活劇。当時のロンドンの光と影、おどろおどろしい感じとか、過剰な産業革命の弊害なんかも描かれていて、資料としてだけではなくお勧めです。

以上です。
色々書いてしまいすみません。合わない意見はスルーしてくださいね。
コンスタントに長編を執筆できること、本当に尊敬です。
それと蛇足になりますが、サイトとの様式上目立った位置に来てしまう拙作については、過去の作品ということもありコメントは遠慮いたします。

執筆お疲れさまでした。今後の創作活動も応援しています。

上記の回答(シャロン・ホームズの助手の批評の返信)

スレ主 十二田 明日 : 0 投稿日時:

カイト様、コメントありがとうございます。

まず文章についてですが、私は榊一郎先生が紹介していたやり方で作品を書いていまして、プロットを書いた後、まず脚本状態(小説の文章ではないけれど、誰が何をしたかとセリフを箇条書きで書く)で書き上げてから、小説の文章に戻すというスタイルで仕上げております。
なのでカイト様の指摘は非常に鋭いと言わざるを得ませんね……まだ小説の文章に直し切れていないようです。

次にキャラクターですが、他の方やこれまでの自作に寄せられたコメント等を見る限り、どうも自分はキャラを立たせるのが弱いようで、そこを的確に指摘されたなという感じです。

そして本当に驚いたのですが、カイト様が取り上げた『スプリンガルド』ですが十二田も読んでいます。他の黒博物館シリーズは読んでないんですが、まさか読んでいる作品をピンポイントで当てられるとは思わず……
あくまで参考にする程度に努めていたんですが……カイト様は本当に鋭いですね、驚きです。

貴重なご意見ありがとうございました。
新しい作品が出来ましたら、ぜひ読ませていただきます。

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元記事:僕と君の約束

まだ完結はしていないんですけど、小説に感動をいれるのが難しく、どう入れればと困っています。みなさんのいう小説での感動を教えてくださると助かります。

上記の回答(僕と君の約束の批評)

投稿者 若宮 澪 : 0 投稿日時:

えっと……、取り敢えず、「どうやって感動させるか」の前に、少し気になった表現を挙げてもよろしいでしょうか? どうにも文章に突っかかりを感じてしまったので。

・初めの作文について

 そもそも、これは作文なのでしょうか?
 読んでみたところ、作文というよりは詩のように感じました。理由としては、句読点が存在しない点、リズムが整いすぎている点、の二点です。
 きれいな詩だなあ、とは思いましたが、作文だとすると、「……、文ではなくね?」と思ってしまいました。

・文章本体について

 一文目>これはある男性の高校生がある理由で死んだ同じ女性の高校生に向けて書いた作文だ。

 ある、が二回連続して用いられているのが、少し気持ち悪かったです。それに、一文に情報を注ぎ込み過ぎで、また修飾語の位置もおかしい気がします。
 「これは、とある男子高校生が、同じ高校の女子生徒に向けて書いた作文だ。その女子生徒は既に亡くなっているのだという」
 すみません、あまりうまく直せませんでした……。個人的に、「同じ」の修飾位置と「ある」の一文内での連続が気持ち悪かったので、直したほうが良いと思います。

 二文目>題名は『約束』これは日本で話題となった。

 せめて! 『』の後に! 「。」をつけてください! 文法的にはそれでも正しくない、というか好ましくないですが、今の状態だとまずいです!
 というのも、"これ"が示す単語である『約束』が文章内の直前に来てしまっています。例文を出すと、
 「青いシャープペンシルこれを取った。」
これと同じになります。『』だから切れる、つまり句読点と同じだ、と勘違いなさっているようですが、そんな事はありません。一般的な読者は、多分読みにくい、と感じると思います。

 三文目>感動すると。

 やりたいことはわかります。
 「気づけばいつの間にか、みんな彼を褒め称えた。容姿が整っているから、と。自分にない何かを持っているから、と」
 こんな感じのことをしたいのですよね?
 こういった描写は、確かに凄く効果的です。ですが、それと同時に、変にリズムを崩すと寧ろ逆効果になります。
 ここでは単純に「感動するからだ」としたほうが良いかと(それでも違和感がありますが)

 美的な表現に憧れるのは死ぬほど分かります。(かくいう私のも一時期ハマっていました)
 だからこそ、真似る場合は、似たような文章を死ぬほど読んでから真似たほうが良いかと。簡潔だけれど美しい表現って、慣れてない人が使うと変な文章になるので。

 文全体>、、、や?。などの表現
 「、、、」はおそらく「……」を意味していると思うのですが、ひょっとして入力できないのでしょうか? その場合、せめてコンマ「.」を六回打つようにしてください。読みにくいし文法的にも正しくないです。
 これは「?。」にも言えます。感嘆符「!」や「!?」、「?」などの後には「。」を付けません。基本的なルールの一つなのですが、知らない方も多いようですので指摘しておきます。
 厳しいことを言うようですが、小説を書く前に一度「原稿用紙の使い方」を学んできてください。小説の基本ルールを知らないのは、感動させる以前の問題です。幼稚に見える上、読者が本気で読もうとする気概を思いっきり削ぎ落とします。

 他にも気になる表現は沢山あるのですが、あまりそればかり書いていると本題に行きつけなさそうなのでここで割愛します。作者様が徹夜した頭で読んだ時に引っかかるような表現があったら、逐一改善することをおすすめしますよ。
 ちなみに、つい最近私も「文章が汚い」という批評をいただきました。(ここまで直截的かつ大袈裟に言われたわけでは決してありません! 批評していただいた方、本当に申し訳ありません!)私の作品に対する批評を探せばすぐに見つかると思うので、それも参考にしてみてください。

 ああ、やっと本題に入れる。

 ここまでくどくど日本語について指摘したのは、「感動させるためには美しい日本語で書かなければならない」という基本的なルールがあるからです。
 「感動」というのは、読者が作中の誰かに感情移入することによって初めて成り立ちます。だからこそ、「読む度に突っかかる」ような文章を書いてしまうと、それだけで読者の気持ちが冷めて登場人物から離れてしまい、結果として感情移入も感動もできなくなってしまいます。
 それを踏まえた上で、どう感動させるか考えていこうと思います。

 まず、感動とは何でしょうか?
 答えは、心を突き動かされる感覚です。それくらい分かっている、と言われたらアッハイそうですか、としか言えませんが、ここを理解しておかないと感動させられないと思います。
 さて、読者の心を「突き動かす」には何が必要か? 前提として、まず「感情移入させる」事が必要になります。

 作品を見た所、視点となる私=新聞記者さん?が男子生徒を訪ねる展開のようですね。こういった場合は、取り敢えずじっくりと男子生徒と会話を重ねさせてあげてください。
 もちろん直ぐに本題に入るのは構わないのですが、とにかく男子生徒の人となりや、男子生徒と女子生徒との関わり合いをできるだけ描写するべきです。これによって、まずは読者の、男子生徒への感情移入を図ります。
 正直に言って、これさえできればあとはなんとかなります。別に交通事故で殺そうが病気で殺そうが、「関わり合いが唐突に失われた」感覚が「これまで当然と思っていたものがどれだけ大切だったのか、今更ながら実感し、心に空虚を感じる」という感情を引き起こし、それが「心を揺り動かされる展開」へと繋がるのです。
 すっごいベタなストーリーだな、と思うかもしれませんが、人の感情なんてそれこそ原始時代から変わっていません。今でもメロドラマでは同じような感動展開が繰り返されていますし、プロの小説だって結局似たような展開のものしかないのです。

 ということで、「どうやって感動させるか」への回答は「取り敢えず登場人物に感情移入させて、その後にその登場人物が大切な何かを突然奪われる展開にする」となります。正直に言って、これ以外に感動する展開というものを私は知りません。

 作者様もそれを分かった上でストーリーのプロットを練っているようなので、プロットを見た感じだとまず次第点かな、とは思いました。

 じゃあ、次はこの作品のプロットに焦点を合わせてみましょうか?

 プロット自体は問題ない、というのは先程述べたとおりです。おそらく作者様自身も、「このプロットなら感動させられる」と思っているのではないでしょうか?

 なので、もう少し内容を詰めていきましょう。
 このプロットで詰めるべきは二点─どうして青星は琴織と出会ったことで「生きよう」と思ったのか、もう一つは「一年間の交流」です。ここも、作者様なら分かっていたものと類推いたします。

 このうち、後者についてはご自分でお考えください。そこでオリジナリティを出さないと、ただの「どこかで見たような感動系ポルノ」に成り下がります。
 前者については、典型的なパターンを挙げておきます。いわゆるテンプレというやつですね。ただ、全部テンプレで書くと「どこかで見たような(ry」になるのでご注意を。どこかで、例えばキャラクター性などで差をつけ、それを下敷きにしてテンプレを少しいじったりするのをおすすめします。

 以降テンプレ
 「自殺する寸前に少女に止められる。→どうせ死ぬなら〇〇しない、と少女に言われる。→それに従ううちにいつの間にか死にたいという気分が失われる」
 こんな感じですかね。この「〇〇」は、まあなんでも良いと思います。ギャグに走ってもよし、恋愛に走ってもよし。ただ、少年が見たことのない世界、あるいはかつて幸せだった頃の世界を見せる事が重要になってくるので、そこはご承知を。

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https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/novel/novels/show/227

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 僕と君の約束

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元記事:最高の運 vs 最低の運! 1500万の頂点と最下位のバトル in トリリ!

こんにちは、サイドです。
今、長編を書いていて、お聞きしたいことが出てきたので、スレを立てさせていただきました。
疑問に感じているのは、次の三点です。

1 視点
今作は神視点で書いており、この先は、「史也と水帆」、「小町と水帆」、「史也と小町」「小町と敦」など色々な組み合わせで進みます。
ここまでの時点で、視点に関して不自然な点はないでしょうか。
当初、小町の視点でのみ進む予定だったため、気になっています。

2 勝負は魅力的か
この先、『五本勝負』として音ゲー、縦シューティング、格ゲーなどで勝負をしますが、雰囲気としては、この『大富豪』のようなやり取りと読後になります。
このような展開は、魅力的でしょうか?

3 アプリ内ロビーやゲーム中の風景
フルダイブ式MMORPGのようなジャンルではなく、アプリなので描写は大分省いています。
最低限、状況が分かればいいと思っているのですが、今、何をしているのか伝わりにくい場面はなかったでしょうか。
史也とフミヤ(アバター)が混在などは、ちょっとごちゃごちゃしている気がしています。

ご指摘などありましたら、よろしくお願いいたします。

上記の回答(最高の運 vs 最低の運! 1500万の頂点と最下位のバトル in トリリ!の批評)

投稿者 カイト : 0 投稿日時:

サイドさん

先日は拙作への批評ありがとうございました。
貴作を読ませていただきました。
まず批評をする前提なのですが、自分はゲームの類はまったくしません。ファミコンもプレステも触ったこともなければ、携帯のゲームアプリもしたことがありません。
なので、トンチンカンなことを言ってしまうかもしれませんが、世間知らずのたわごととスルーしてくださいね。

1.視点について
今回は概ね小町の視点で話が進みましたが、これはとても良かったと思います。なぜなら、小町同様読者もゲームの傍観者だからです。さらに、小町は三人組の中にポンっと入ってきた存在で、彼らの意図を完全に把握はできていない。三人が訳知り顔で話しているのを首を傾げながら見守る、というのはまんま自分の感想でした。というか、自分はもう少しイラっとしました。「自分たちだけ分かったようなこと言って、なんなん?」みたいな。なので、小町にも少し疎外感に対する苛立ちがあってもよかったかと思います。
2.勝負の魅力
今回の大富豪では、観客である小町の解説がありつつ、本当の意図は後から判明する、という感じでしたね。さすがに大富豪のルールは知っているので情景が浮かびましたが、他のゲームだとちょっと自信がありません。
もう少し、くどくならない程度にゲームの説明や最中の描写があったらいいのかなと思います。
3.今何をしているのか
なんとなく、わかりました。ゲームしない自分がなんとなく分かったので、好きな人はすぐイメージが浮かぶのではないでしょうか。
でも本人が動く描写とアバターが動く描写が連続すると、ちょっと混乱するかもしれません。大富豪のシーンでアバターが消えたのはよかったと思います。

ご質問に関しては、こんな感じでしょうか。
ただ、「最低の運を持つ史也に、実はゲームは仕切られていた」という展開はわかりやすく面白かったです。ご存知かわかりませんが、ジョジョ7部「スティールボール・ラン」にて、乗馬での大会でありながら徒歩で第1レースを制したサンドマンを思い出しました。あのシーン、読んでいてすごく燃えたんです。
自分としては、「史也は天才ゲーマーで、でも運最低になっちゃって、じゃあこのハンデを自分の頭脳でどうひっくり返そう」くらいのギャップがあってもよかったと思います。冒頭の格ゲーのシーンでも、相手を秒殺するなどして彼の実力をわかりやすく見せてもらって。

うーん、あまり役に立つ批評ではないですね。すみません。
ゲームど素人の一意見、くらいに思っていただけると幸いです。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054936884445/episodes/1177354054937025932

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 最高の運 vs 最低の運! 1500万の頂点と最下位のバトル in トリリ!

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元記事:異世界に転生したけどサムライやってます

異世界転生に和風テイストを盛り込んだ作品となっています
キャラクターの造形と世界観に力を入れました。テンポ重視で進んでいきます。また、戦闘描写もよいと言った評価を受けております

現時点で問題としては、主人公の年齢設定、地の文の少なさなどを自覚しています
その他、改善点などがあればドシドシ指摘して頂ければと思います

今よりもよりよい作品にするため、お力添えをいただきたいです

上記の回答(異世界に転生したけどサムライやってますの批評)

投稿者 大陸オオカミ : 3 人気批評! 投稿日時:

こんなこと言ったらアレかもしれないのですが、せっかく異世界転生しているのにも関わらず、和風ファンタジーとなっていて、しかも新しい設定なので、本来の『小説家になろう』というサイトにおける異世界転生の良さがあまり見られないのかなと思いました。

 例えば、一発目
 >ゴミのような人生だった
とあって、そのあとに転生して愛に溢れている人生を送っているという形になっていますが、その第一話場面で急に5説明もなく歳という設定で、大太刀を振り回しているという情景が出てきて、かなりうーんという感じでした。
 具体的には、説明があるのは助かるのですが、その説明に脈絡がないというのでしょうか。

 例えば、愛を知りました→王族に転生した→五歳児です→『龍生九子』を鞘に納めたまま振るっています→精神経と立て続けに出て来るので正直読んでいるときは「あぁ、ここがブラバポイントなのかな」って思いました。展開もしかり、読者が完全に理解する前に次の展開へと新しく移ろう感じは人を選ぶかと。

 世界観や設定も、初めの戦闘がどこで行われているのかと思えば、少し下の方で武家屋敷と出て来たので、部屋の中で剣術稽古とはいかに(もしかすると、中庭かもしれないと思いましたが)と思いました。

 あと、転生した後のリューズが少々お口悪い場面が目立ち「五歳児なのになんでなん!?」ってなりました。でも、後々、記憶もそのままに転生しているがゆえに、精神年齢は死んだときのまま引き継がれているのだ理解しましたが、その説明もないまま、稽古相手を一蹴して口悪いまま次の話に行くというのはどうも、なにか違うのかなと。

 つまり、説明の優先順位が、物語の中で作者さまがつけた優先順位と、本来異世界転生するさいに必要な説明の優先順位がミスマッチを起こしているがために読みにくく感じるのだと思います(これはあくまで私の主観だから気にしないでほしい)

 ミクロからマクロにという形で物語を広げるのも大ありだと思います。ですが、何でもありになりやすい異世界の場合において必要なのは、やはり世界観や大まかな設定などを優先して先に説明したうえで、広大な世界観の中で動く『登場人物』をそれにリンクさせていくのが良いのかなと思います。

 要はマクロ(設定)からミクロ(人物)へと縮小するように説明する方が、この場合は物語の筋道が立ちやすいのかなと思います。

 なので、もしも、帰るのであれば、ヤマトという国と周辺の取り巻く環境に触れたうえで(なぜなら、作中の中で他の国にスポットが当たる場面が出てきたりするため)、主人公の取り巻く環境や現状を説明する方向の方がしっくりくると思います。

 あとはあらすじですかねぇ。
 興味を引くようにしているのかと思いますが、これを見ただけではどんな世界でどのようなことが起こるのかというのが分からず。ただ単に「あぁ、なんか後継ぎがハーレムつえ―するだけか」みたいな感じになります。

 もう少し詳しく書いて、他の作品と具体的にどう違うのか、キャッチコピーなどつけてみるのもいかがでしょうか?

 すいません。欠点ということで書かせていただきましたが、本当に応援していますので、これからも更新頑張ってください!

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 異世界に転生したけどサムライやってます

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