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元記事:オカルト探偵(さぎし)、今日も騙る(完結版・初稿)

 お久しぶりです。大野です。
 以前批評を依頼した作品を短編連作として仕上げて持って参りました。GA文庫大賞に応募するつもりで書いたものです。上述の理由から、カクヨムでは読みづらい部分もあるかと思いますが、ご容赦頂ければ幸いです。
 
 上のURLにあげたのは第一話です。
 以下リスト。
第一話:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/5xsRpMnFZTGVg4m0mOdv8CrJGxUkVFPN
間章1:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/HeQjk2WSpg3cpkzahFA5JrtmJ98YxP1y
第二話:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/4MFO0ahm5p4pZenzJBPLqaMqghGRenc4
間章2:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/bxSp7DNTSzXO7rNgfrKz25lRFEa5c2TQ
第三話:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/VsEy62AiVE2ogmI8V7qnTBf4cRQeBwik
間章3:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/fbZBaZLMK9nPDAnYPggo1rljpggrRuyI
第四話上:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/PJ3dAMnEx8UemuoLXJdiH6mfhrBuxjUo
第四話下:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/wyFNjmvBZzIfltfhTEAQbyPvzumOQmwQ
エピローグ:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/s4ASYSDhKrnQlHzkxMVyZxuoDuVJgsWs

 間章は次回予告兼悪役視点の様なものなので、別に読まなくても大丈夫な奴です。

上記の回答(オカルト探偵(さぎし)、今日も騙る(完結版・初稿)の批評)

投稿者 ギンブナ : 0 投稿日時:

始めまして。ギンブナと申します。
あらすじは未読の状態でエピローグまで拝見しました。
ストーリーキャラクターは面白い。ただ描写不足などで没入感が妨げられる箇所が多い』という印象です。

細かい内容に触れる前にお断りさせてください。
私は普段、一般小説の海外怪奇幻想物(ホラー)ばかり読んでいる者です。
なので、ライトノベルの批評としては見当違いのことを多々言っているかもしれません。そう感じたら聞き流していただければと思います。
また、何度か「例えば、」と言って例えを出していますが、単なる説明の補強なので、こうしろという強制の意図はありません。

〇描写・演出不足について
例えば、第一話でルイスが犯人捜しを依頼した直後に、瓜坂と矢加部が顔を顰めるシーンですね。
失踪したらしい、との内容を淡々と語るだけでそこまで不快に思うものかと首をかしげました。
ルイスが「余所行きの笑顔のまま」とか「嬉しそうに」など犯人捜し依頼にそぐわない様子でしたら、印象が変わって作中人物と読者の認識ずれが発生しなかったかもしれません。

連作を通して、いくつかモンスターが登場していますが、外見描写があっさりしていて物足りなく感じました。
ホラー物ではモンスターは花形なので、名前を出すだけで終わらせず、少し行数を使ってでも読者に生々しく存在を想像できるような描写が欲しかったです。
(個人的な好みでは、具体的な名前が出なくとも恐ろしさがわかるような感じだと素敵ですが、わかりやすさを重視するライトノベルではNGかもしれません)

上記と関連しますが、盛り上がるシーンの前にタメというか動作描写や演出があると、読者の期待感が高まるかと思います。
例えば、四話上ラストの瓜坂登場シーン。スレ主様は「知らぬ間にそこにいた」という風に書いたのかもしれませんが、一読者としてはドアを蹴り開けるなどして、格好良く登場してほしくありました。
例えば、四話下のルイスがデュラハンを召喚するシーン。
 ルイス狂気の笑みを浮かべる
→ルイス「~サヴァンには少し早いけれど……」
→杖なり魔法陣なりが妖しく光り出す
→ルイス「『オグマに首を絶たれ、なお死なぬ者よ!』」
→杖なり魔法陣なりから雷が落ちる
→雷着弾地点にデュラハン登場
ベタな演出ですが、ルイス最大の見せ場と思いますので、これくらい派手でもったいぶってもよいかなと。

〇情報開示について
一話で瓜坂がルイスに初めて会うシーンで、情報開示漏れがあるように見えました。
 ルイス外見描写「金髪美少女」「チェックキルトをあしらえたバッグ持ち」
 ルイス台詞「貴女は瓜坂探偵さんで合ってますか?」
→瓜坂、ルイスの説明をする
 ①「『ウリ』の発音と外見から日本人ではない」
 ②「タータンチェックの鞄に織り込んだ自衛用の術式」
 ③「鞄のボタンがケルトの魔除け石」
読者に開示された情報と、瓜坂の話した内容にずれがあります。
 ①:「瓜坂探偵」の字面から読者が発音を類推するのは困難です。
   例えば、地の文に発音への疑問がある、もしくは「ウリ坂探偵」とあれば読者と瓜坂の持つ情報が同じになります。
 ②③:外見描写の中に類推できる情報が一切ないので困惑しました。
語り手が矢加部なら「矢加部が見逃した所に瓜坂が気づいた」となるので問題ないのですが、語り手が瓜坂なので「情報を知りながら読者に教えてくれない、信用ならない語り手」と認識される可能性があるかと。

恥ずかしながら、一話読了後「マリーの死体偽装はどうしたのか?」と思ってしまいました。
それでもう一度読み返したところ、事務所での瓜坂とルイスの会話で「亡くなった」「生贄にされて殺された」という内容が何度も出ていました。
そのため、失踪ではなく殺害の印象が強まり「殺されたのだから死体があるはず」と思い込んでしまったようです。
例えば、現場検証時の瓜坂の台詞に「死体がないのが不思議なくらいの血の量」といった「死体がない」ことを強調する内容があれば、また印象が変わるかもしれません。

マリーが事務所を去った直後に矢加部が現れて驚くシーン、こちらも「なぜ矢加部は立ち去った人がマリーだとわかったのか?」という疑問が先立ちました。
おそらく、瓜坂がマリーの名を呼んだのが聞こえたからなのでしょうが、
 瓜坂が「お達者で。よい人生を、マリーさん」と言う
→マリーが去る
→瓜坂が空をしばらく眺める
と地の文にあるので、瓜坂がマリーの名を呼んでから結構時間が経った後に矢加部が来た、と判断してしまいました。
例えば、(姉妹なので)マリーはルイスによく似た面立ち、という描写があり、去るマリーとすれ違う形で矢加部登場、となれば矢加部の反応も自然に見えるかもしれません。

マリーが去った後に矢加部が怒るシーン。それまでに矢加部が嘘に対して嫌悪を示す描写がないため、唐突に感じました。
例えば、冒頭でヤマモトとの電話後に、矢加部が事務所に帰ってくるという形で登場するとします。街中で寸借詐欺の被害にあう人を見た、と怒る矢加部を、瓜坂がなだめつつ依頼人が来るから緑茶を買ってくるよう頼むなどすれば、尺をあまり使わず彼女の正義感や嘘嫌いを出せるかと。

〇黒幕について
創作相談掲示板の方で、黒幕が身内に入ることが受け入れられるかを質問しておられましたので、こちらに書かせていただきます。
御作を拝見した限りだと、問題なしと判断しました。
・悪事にことごとく失敗している(非道な印象がない)
 このオチに繋げたかったためなのか(二話の一部を除き)死者が出るようなこともないので、たいしたことはしていないという印象になりました。
 取り返しのつかない事をしていないというのは大きいです。
・非常に詰めが甘い
 彼女が若いからなのか、詰めの甘い行動が結構ありました。
 最大の失策は四話下で瓜坂をノックダウンした後、布などで彼の口を封じなかったことでしょう。
 瓜坂を詐欺師と知る以上、言葉が最大の武器とわかっているはず。
 そしてそれが命取りになっているのでルイスにドジっ子の印象がつきました。
・主人公に傲慢さを叩き折られている
 そのままです。四話下最後で結構な数の醜態を晒し、瓜坂にやりこめられているので、一読者としては溜飲が下がりました。
・美少女
 いいことではありませんが、相手が美少女だと温情をかけたくなるんです。
総括すると「ルイスはまた何かやらかしそうだけど、肝心なところでポカするだろうし大丈夫」となります。

〇細かい気になった点
・一話冒頭で矢加部が緑茶を買いに行くシーン~ルイス登場まで。
 「~紅茶と緑茶、両方買ってきます」から数えて十二行の間で、行頭に「はいはーい。」が三回書かれています。ちょっとくどいです。紙媒体なら下手すると一ページ内に「はいはーい。」が三回出てきかねません。
・一話のスリップジグ家の人間「モッド、イーディ、モーリス」の三人は存在感皆無で出てくる必要性も薄いため、削っても問題ないように思えます。
・二話で不自然に数字が挟まれますが、あれは「成平ループカウンター」でしょうか。
 だとすると御作は一人称なので「成平の存在を知る前の矢加部」が成平の死を感知していると読めますが、それを意図してカウンターを入れたのでしょうか。

申し訳ございません。三話以降の批評も書くつもりが、長くなったので後日に改めさせてください。
もし「重箱の隅をつつくようなことばかりで不快」であれば、遠慮なくこの批評は捨ててくださって構いません。

長所。良かった点

キャラクターストーリーはよく、最後まで面白く読めました。

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上記の回答(オカルト探偵(さぎし)、今日も騙る(完結版・初稿)の批評)

投稿者 ギンブナ : 0 投稿日時:

丁寧なご返信ありがとうございます。遅くなりまして申し訳ございません。
返信の内容は了解しました。

手持ちのツールで縦書き文庫本仕様(一行四十文字、一頁十六行)に変換して再読したところ、二話以前で気になったところがありました。
・全体 行頭一字下げが抜けている個所が多数あります。
一話「そしてダメ押しに~」など。

・二話 八。~十八。
アクションシーンですが、どうもテンポが遅いように感じました。
台詞が細々と入るたびに勢いが途切れると思えてしまうので、台詞を削って動作描写を増やした方が、普段の会話劇との差異ができてメリハリがつくのではないかと存じます。
また、瓜坂の上半身と下半身が分かれてから退場まで二ページあり、かつ彼の台詞が多いため、重症のはずの瓜坂が元気に見えてしまいました。
矢加部もショックを受けつつ、周りの様子を仔細に見たり心情を地の文で語っているので、妙に冷静に見えて今ひとつノリ切れませんでした。
個人的には、ショックのあまり周りの様子もわからず成平の声も聞こえない、しかし瓜坂の伝言だけは聞こえた、とかだと悲壮感がもう少し上がるかなと。

・二話 喫茶店
「おう。多分~」と直後の「繫華街の端にある~」の文を入れ替えた方が状況がわかりやすいです。今だと階段を降りた直後に瓜坂が喋ったように見えます。
また、席を外しているのに彼の台詞がはっきりしているため、大音声で喋っていると読めます。
「……回りくどいですね。~」と直後の「できれば、わかりやすく~」は台詞にひとまとめにしないと、瓜坂が矢加部の台詞から「整理」に思い至ったことがわからないかと。今だと瓜坂が地の文=矢加部の思考を読んだように見えます。
あと、アイスコーヒーとジュースは啜るものなんでしょうか……。

・二話 ネタばらし
「この後の~」の文の直後に「週明けて~」の一段落を移動させた方が状況がわかりやすいです。一コマに台詞と状況が入れられる漫画ではないので、なるべく早めに場所と時間を提示してもらわないと、読んでいて困惑します。

・三話
クトゥルフ神話というよりTRPGっぽさを感じました。ダイスとかSAN値とか。
直視するなとの台詞のあとにけっこう詳しく怪物の動きが入るので、かなり直視しているように思えました。実際はそうでもないのでしょうが。
御作は軽い調子の会話劇が持ち味なので、クトゥルフ神話とは相性が悪いのではないかと存じます。
瓜坂の詭弁が通用しない相手、としては適任なんですが。
(個人的にクトゥルー神話はすこぶる扱いにくい題材だと思っております。プロでも伝奇系が下手だと駄作を作ってしまうので)
それと瓜坂のメタ発言は「作者がクトゥルフ神話を扱い損ねたんだな……」と一気に冷めてしまいました。

・三話 秋月の反撃
 秋月が反撃シーンでパイプ椅子を振り回していますが、部屋の描写には「ソファ、フカフカ過ぎる椅子」しかありません。
 振り回すのは別の物に変えた方がよいのではないでしょうか。成平もパイプ椅子で攻撃していたので、行動が被っていますし。

〇細かい気になった点
・二話ラストシーンで成平、矢加部ともに「席を立つ」が使われているので、どちらかは別の表現に変えた方がいいのではないでしょうか。
・三話「瞬間、俺は懐から~ブッ放す」と「狙いは~」を逆にしてはいかがでしょう。今だと撃ったあとに狙いをつけたように読めてしまうので。
・四話下で瓜坂がルイスの出身に気づくシーンがありますが、読者としては「ルイスがケルトの魔除け石を持っていた時点で気づいていたんじゃないのか」と突っ込み入れてしまいました。

すみません、四話まで書ききれませんでした。
細かいところをアレコレ言いましたが、合わない意見は切り捨ててください。

良かった要素

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 お久しぶりです。大野です。
 以前批評を依頼した作品を短編連作として仕上げて持って参りました。GA文庫大賞に応募するつもりで書いたものです。上述の理由から、カクヨムでは読みづらい部分もあるかと思いますが、ご容赦頂ければ幸いです。
 
 上のURLにあげたのは第一話です。
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第四話上:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/PJ3dAMnEx8UemuoLXJdiH6mfhrBuxjUo
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上記の回答(オカルト探偵(さぎし)、今日も騙る(完結版・初稿)の批評)

投稿者 ギンブナ : 0 投稿日時:

遅くなり申し訳ございません。丁寧な返信をありがとうございます。

>他方、矢加部の『まとめて喋ってほしい』って言うのは事実瓜坂は理解してますね。っていうか、普通に思考を読んでます。
なるほど、納得できました。ただ、それですと地の文でも台詞でもいいので矢加部に「思考を読まれた?!」という反応が欲しいです。
今だと作者の書き間違いに見えてしまうので。

四話とエピローグの批評です。言いたい放題ですが、合わない意見は捨て置いてください。
〇もろもろ気になった点
・四話上 事務所襲撃
黒マントの襲撃がやや唐突に見えました。
喫茶店のシーンで前振りが欲しい、と言いたいところですが黒マントは街中でも目立ちそうな恰好なんで難しいですね。

あと、成平ループカウンターが二から始まっているのはなぜでしょう?
成平の能力詳細がわかっている四話ではループカウンターがなくても「アタシのループに~」発言だけでも状況は理解できそうです。

・四話上 矢加部とルイスの会話
このときに部屋の内装が解説されていますが「エスニックじみた独特の装飾」がケルト民族的なものなのかアジア系の装飾なのか、この時点で判断ができませんでした。エスニックには民族的という意味合いもあるので。
四話下の瓜坂の地の文でようやく東南アジアや南米系とわかりますが、情報開示が遅く感じます。
矢加部は身動きが取れないので、部屋の観察と称して後半の展開に必要な部屋の内装を、ここですべて説明させても不自然ではないと思います。
特に四話下でルイスが逃走に使う窓の情報は欲しいです。それまで細窓しか書かれていなかったため「細窓から逃げるのか?」となりました。窓は百鬼夜行を見せる役割もありますし、やや大きめでもいいかと。

・四話上 ラスト
矢加部が衰弱しきったと語るわりに冷静に見えるので、頭痛がするとか胃が痛いとか不調の描写があるといいかもしれません。

瓜坂の外見描写に腕時計の情報が欲しいです。四話下で腕時計が重要な役割をしているので。

・四話下 序盤
瓜坂の回想で、ルイスの襲撃により藍崎組に負傷者多数発生、とありました。
それはいいのですが、エピローグで四十人の医療費一千万とあり、ルイス単独でオカルトの専門家を何人も含む極道四十人を病院送りにできるものかなと首をひねりました。
四十人もの負傷者が出るような襲撃があれば、いくら極道がらみとは言え付近の住民や警察が動きそうな気もします。

・四話下 中盤
儀式実行時、生贄の人間はルイスの屋敷内にいたのでしょうか。
生贄は儀式の現場にいる必要があるイメージなので、その場に矢加部が一人だけだったのは少し違和感を覚えました。

拘束された瓜坂が左手と首を動かして腕時計を確認していますが、後ろ手縛りだと身を捩っても手首を見るのは厳しい気がします。自分でも試したのですが、やり方がまずいのかどう頑張っても手首は見えず……。
前だったら問題ないですが、状況的に後ろ手縛りかと思ったので。

・四話下後半
以降は個人的な好みが多分に含まれます。
デュラハン攻撃直前に、瓜坂が渾身の演技で叫んだとあり、個人的にかなり冷めました。それは矢加部の正体開示後に言って欲しかった。
一話時点で瓜坂は読者にも情報を伏せることがわかっているので、ここで本音を出さなくてもいいのでは。

百鬼夜行のシーンも、直前に瓜坂が解説をしたせいで期待感が削がれてしまいました。
上手い例ではないですが、以下のようだとワクワクできたかなと。括弧内は読者の反応(仮)です。
 ルイス「どうせハッタリでしょう!」
→ルイス窓へ(ルイスはどうやって逃げるのだろう?)
→窓に提灯お化けが映る(何事?!)
→ルイス驚く、悲鳴を上げるなどのリアクション
→百鬼夜行の面々が窓に映る(瓜坂何をやった?!)
→瓜坂「今日は干支~」(そういうことか!)
矢加部の正体が判明するシーンも百鬼夜行のシーンも、良いものだっただけに期待感が削がれるのはもったいなく感じました。

ヤマモトが来る展開は盛り上がってよかったです。ただそれまでに「ヤマモトが日本にいる」情報がなかったので、いつイギリスから戻ったんだろう、となりました。
四話上の電話シーンでヤマモトが近々矢加部の様子を見に日本へ戻る、ということでも言わせておくなどすると、伏線になるのではないかと。

それと、オカルトに詳しくない私にはヤマモトの正体を知らされても「誰?」となってしまいました。
エピローグにもう少しヤマモトの解説があると嬉しいです。

〇全体で気になった部分
矢加部視点の話は、瓜坂視点よりも地の文が理性的なので、感情的な傾向のある矢加部の台詞と地の文の調子が合わず、どうにもノリ切れませんでした。矢加部の潔癖な部分が私の感性と合わなかったせいもあるかもしれません。
矢加部視点の地の文をもっと感情的にするか、他の回答者様が仰っているように三人称一元にすればまた印象も変わると思います。
なんとなく、スレ主様は瓜坂の方が書きやすかったように見えました。瓜坂視点は地の文とのズレを感じなかったので。

会話劇がメインのせいもあるでしょうが、台詞で感情表現をしていて動作表現が少なく感じます。特に、百鬼夜行を目撃したルイスがほぼ無反応なのは残念でした。

作中でパロと明言されているのはジョジョとガンダムネタでしょうか。
どちらもわからなかった身としては、前者はともかく後者はパロと言わなくとも意味は通じるので、わざわざ明言しなくてもいい気もします。

〇誤字など
・四話上「ヤマモトさん助けられ」
・四話下「左手をと首を」
・四話下「~狙って引き絞った」引き絞る、は弓の弦を引く動作なので槍には合わないかと。「弓を引き絞るように体を捻った」ということでしょうか。
・四話下「机の舌から」こちらは数行前に同じ言葉があるので削ってもよさそうです。
・エピローグ「偽物の降伏」

〇余談
マリーの研究ノートをルイスが持ち去ったとき、某推理漫画の影響で「ルイスは姉の研究儀式を実行して自爆するのかな」と嫌な予測を立てていました。
実行した魔術は、ノートを盗んだ相手に報いを受けさせるための罠。魔術の実行はできるので嘘ではなく、ただし術者が確実に事故って死ぬことも書いていない、というような感じの。

粗探し、難癖に等しい批評になってしまいすみません。
キャラクターストーリーはとてもよかったので、改稿を楽しみにしています。

長所。良かった点

書き忘れていましたが、タイトルも魅力的でした。オカルト探偵と詐欺師、という言葉に惹かれて読んで批評をしようと思ったので。

良かった要素

ストーリー キャラクター オリジナリティ

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元記事:魔術探偵は嘘吐きだ!(改稿版/旧題:オカルト探偵、今日も騙る)

 ご無沙汰しております。大野です。
 以前ご意見を貰った『オカルト探偵(さぎし)、今日も騙る』の書き直し版です。

 一話の展開を少しいじったり、プロット単位で手を入れつつ、感情表現や描写を意識してテコいれしました。
 以前コメント頂いた、行開け・フリガナ等も改善いたしました。
 短くても構いません、ご意見いただければ幸いです。
 毎度のことながら、上のは一話までの分だけなので……。えい!

一話:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/RS2Kvde2wVYMqqYbnQkW7srxl5dWqpq1
一話裏:m3tr9fM1LWv99kppj4QoHgfekVEStNlw
二話:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/RoIcEmoTMtWKO5YKM5jyFoWgST3baXZV
二話裏:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/CA31R2mJrYvnOGrcdcO0Heg5O2MblOhl
三話:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/ZW4LdNWsdCDHgbCrc5YFibu1iwoJI7Sj
三話裏:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/I9nh00kOk2tCnvSaJtdlrVv8wH95oXWU
四話上:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/ZgeTQ9BhbUl18ltF1sRO8lWsSgmdOrUR
四話下:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/biGzMvVN8pH264YfDbQ2IJn5KYKCUaFl
四話裏:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/eMDSrFCtfqWQPMrYVwnODQfTzujIUQyS
エピローグ:https://kakuyomu.jp/shared_drafts/4lvkTe8tnTMFrXtzyzq5A9JpbOvKWq9b

上記の回答(魔術探偵は嘘吐きだ!(改稿版/旧題:オカルト探偵、今日も騙る)の批評)

投稿者 ギンブナ : 0 投稿日時:

改稿版を読ませていただきました。
各話の裏は初稿の間章かと思い、初読では読んでいませんでした。後で四話裏の存在に気づき読み直しました。
なので、私の読んだ順序は各話→エピローグ→各話裏 となります。

全体として、第三話を除き旧版より読みやすく面白くなっていたと思います。
第一話はルイスの外見や事情、矢加部の潔癖さ等の描写が足されたことでより読みやすく感じました。
気になった点は、
>「(大分流暢な日本語ですが、ハーフの方ですかね?)」
>「(いいや、違うと思うよ)」
のやりとり。
このとき矢加部はスリッパをルイスに手渡したりドアの来客札を変えており、瓜阪は前後の文章からしてドアに近づかず入ってきたルイスを観察しているように思えます。
瓜阪と矢加部が小声で会話できる距離にはいないように感じたので、すこし引っかかりました。
後は終盤の回想直前のメタ台詞にも引っかかりを覚えました。ですが、好みの部分による所が大きいので、他の方の意見も参考にしてください。

第二話について。
モンスター役の変更は後の話との関連性もあってよかったと思います。
旧版では瓜阪が語り手だった話を矢加部に変更したためか、地の文で高校生に見えない言い回しになっているところが散見されました。
初稿や今回の他の話でもそうですが、瓜阪と矢加部の語り口が似ているのでもう少し差異をつけてもらえるともっと読みやすくなると思います。
また、メインの語り手を矢加部にしたことで終盤の視点変更と語りが蛇足気味に見えてしまいました。矢加部視点が三人称だったら視点変更も自然に見えたかもしれません。
他にも、
>似た様なも何も、その教本からコピーしてきたのだから間違いない。
このくだりは瓜阪だけが持つ情報であって、矢加部は知らないはずではないでしょうか。

第三話について。
この話のみ、視点変更が挟まったことで旧版よりわかりにくくなったように感じました。
旧版を読んでギミックを理解済み、かつ旧版より情報量が減っていてもちょっときついです。
途中の視点変更と成平ループカウンターが同じ【】で表現されていたので初読の人はもっと混乱するかもしれません。
ここで【視点変更:矢加部月菜】と書くなら、他の部分でも同じように記載しないと統一感がなくて戸惑います。

第四話について。
監禁中の矢加部への扱いが酷くなったことで緊張感と同情が出てきてよかったです。
後半のデュラハン召喚は描写が増えてワクワクしました。罠にはまったルイスの様子が描かれていたのも気分を盛り上げてくれました。
ひとつ気になった点は、
>黒い二つ結びも、少し元気を取り戻したように見える。
このとき矢加部はまだ元の姿のままだと思うのですが、いつ人間に戻ったのでしょう。

各話裏について。
一話裏で次の話の犯人の名前をばらしてしまっていますが、意図的にされたのでしょうか?
二話が犯人視点で進むとか、二話裏以降も犯人をばらしているならわかるのですが、そうでもないのでちょっと引っかかりました。
四話裏は、明るめのこの作品に合っているオチだと思いました。

タイトルについて。
非常に個人的な好みですが、旧版のタイトルの方が個性的で興味を惹かれました。

最初にも書いた通り、旧版と比べて面白くなったと思います。
ただ、一人称多元視点で視点変更が旧版よりも頻繁に行われたことで、読むのがきつく感じる所もありました。
改稿お疲れ様でした。

良かった要素

ストーリー オリジナリティ

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元記事:緋《フェイ》──訳アリ少女が拾った男は、最強の狼

2022/2/1から3/14まで開催されるカクヨムの「戦うイケメン中編コンテスト」に応募している作品になります。
ヤンジャンとか青年誌の読み切りをイメージして書きました。
受付締切までまだ時間があるので、作品のブラッシュアップのため、ご意見をいただけたら幸いです。
特に本コンテストの性質上、「キャラが立っているか(魅力的か)
」「続きが読みたいか」についてコメントして欲しいと思っています。

コメントをいただいた方の作品は、必ず目を通してコメントを返させていただきます。
※なお、カクヨムでのコンテストという事で、WEB用の改行を多用した文体となっております。ご了承ください。

上記の回答(緋《フェイ》──訳アリ少女が拾った男は、最強の狼の批評)

投稿者 ギンブナ : 1 投稿日時:

はじめまして。ギンブナと申します。
御作を最後まで読んだのでコメントさせていただきます。
ただ、私は普段ラノベをあまり読まないため、賞が想定する読者層と大きく異なります。
参考にならない意見も多々あるかもしれませんが、お目こぼししてもらえると助かります。
また、以下のコメントで「たとえば」と書いている部分がありますが、これはただのたとえで改善案などではありません。ご了承ください。

「キャラが立っているか(魅力的か)」
主人公とヒロインは好感の持てるキャラクターでした。ですが、少し薄く感じます。
どちらも印象が初登場時と最後で変わらなかったのが原因かもしれません。キャラに二面性や矛盾があれば、また違った感想になったと思います。
ありきたりですが、たとえば柚香も実はサイボーグだったとします。そうして彼女がサイボーグが大嫌いと言ったなら矛盾したように聞こえますが、言葉には自分自身への嫌悪も含まれていると感じるので、少し印象が変わります。ついでに柚香が頭だけ機械で残りは生身だとすれば、フェイと対比にもなります。柚香がハッカーという設定にも、もっと説得力が出てくるかもしれません。

フェイは完成されているので、むしろこのままでいい気もします。

一番印象に残ったのは葛西でした。彼は登場時と再登場時で理想通りの小悪党ムーブをしてくれた上に、末路がアレだったので結構インパクトがありました。

藤木はやや影が薄いというか、支部長なのに葛西とやり口が変わらないので小物っぽく見えました。葛西にはない要素、たとえば器の大きさや切れ者っぽさがあればいいなと。

ブライアンは登場が遅いのと台詞がほぼないので印象に残らず。またありきたりですが、プロローグのヤクザ集団に混ざってフェイに一撃でも浴びせていたら、終盤の戦いに因縁ができてもっと盛り上がったかもしれません。

要は、第一印象からだと想像しにくい一面があればもっと魅力的に見える、ということです。

「続きが読みたいか」
続きがあれば読みます。しかし綺麗にまとまっているので、ここで終わっても不満はありません。

初読みですらすらと最後まで読み通せました。
構成や各場面の魅せ方、視点や台詞が漫画っぽいな、とも思いました。
第八話~第九話の繋げ方は特にそう感じます。ですが青年誌の読み切りをイメージされておられるならば納得です。
また、各話サブタイトルで展開が読めるところが多々あったので、展開にひねりがあるとよかったかもしれません。

王道を綺麗に書ける、というのは結構難しいのでスレ主様は実力のある方だと思います。
あとは何か一つ、強く尖った要素があればもっと面白くなるのではないでしょうか。
演出・キャラ・文体・雰囲気・ストーリーのひねりなどなんでもいいので、スレ主様ならではの個性が強く出ればと思います。

細かい所を言いましたが、最後まで面白く読めました。
執筆お疲れ様でした。次の作品も楽しみにしております。

良かった要素

ストーリー 文章

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目的:プロになりたい!

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 緋《フェイ》──訳アリ少女が拾った男は、最強の狼

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元記事:僕がどんどん増えていく(R-15)

メフィスト賞に応募しようと思っている作品です。
気になる箇所は、
・物語や設定に矛盾点は無いか。
・ストーリー性はあるか(前作で「ストーリー性が無い」と叩かれた為)。
・トリックに問題は無いか。
・一人称多視点だけど、大丈夫か。
です。
批判も受け付けますが、長所も書いて下さい。

上記の回答(僕がどんどん増えていく(R-15)の批評)

投稿者 読むせん : 0 投稿日時:

壁|_-)チラッ {ストーカのごとく、私です。

あっちに書いた方がいい?もうちょい他の意見待ち希望なら自重しますm(__)m

とりあえず、イジワルいうと前回より読みにくい文章になっています。

同じセリフを繰り返す言葉が多いくせにマイペースに進んでいくため、「お、おぅ?」感じで混乱する読者を、ご都合とリフレインのつづれ織りへご案内☆って感じ。

素敵なセリフも多いので推敲しすぎたら嫌ですが、トンチンカンでいらん台詞が多い印象。もうちょい前作みたいにスッキリ読みやすい文章にして欲しい。

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https://slib.net/94849

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 僕がどんどん増えていく(R-15)

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元記事:リリキャット戦記 〜俺の人生は『猫』に掌握されたようです〜

 人型の猫である『化け猫』をメインの種族に据えて、冒険の中にゆるさやかわいさを取り込もうとしました。
 人間的な感情表現のみならず、猫独特の動きや感情、習性などを積極的に取り入れております。
 また、魔法を使って、能力を使って直接敵を倒すのではなく、能力を使いながら技術を使って戦うなどの要素も取り入れております。
 まだ、未熟な所が多いですがよろしくお願いします!

上記の回答(リリキャット戦記 〜俺の人生は『猫』に掌握されたようです〜の批評)

投稿者 うっぴー : 2 投稿日時:

月見里キャメロットさん、はじめまして。『ノベル道場』の開発、運営をしています、うっぴーと申します。
『Episode.1:人ならざる人型』まで読みました。
欠点の指摘歓迎、ということなので、厳しめにいきますがご容赦ください

>──時は聖夜、”日本一住みたい街“と称されたとある街は、いつものような喧騒が全く無かった。

最初のこの一文なのですが、なぜ日本一住みたい街と称されているのか気になります。
この点について、プロローグでは特に説明されておらず、すぐに異世界転移するので舞台が日本一住みたい街である必然性も無いように思えます。
読者の注意を特に意味のないことに向けるミスリードになっています。

読者に無用な負担を与えないためにも、不必要な情報は削らなくてはなりません。

計2401人が1日の間に失踪した謎の事件が冒頭で起こるのは、興味をひかれる導入です。
しかし、警察の発表にもあるように、この規模の失踪となると、現実的に考えれば、テロなどの大きな組織絡みであろうと推測されます。
大学の異常現象研究会が興味本位に首を突っ込む事件としては大きすぎて、不自然です。
出現した、巨大な鉱物状の結晶からオカルト絡みだと思って大学生たちが噂するのは良いのですが、調査となるとリスクが高すぎるのではないでしょうか? もし本当に、国家規模の事件なら、自分たちが北朝鮮などに拉致されるリスクを考えねばなりません。

>「天文台にあるんだよね、その結晶。もし警備に見つかったら大変だろ…………」

>「そんな最初っから臆病な事言ってたら、また人が消えるよ!」

警備員に見つかるリスクについては考えるのに、自分たちが消えるリスクについては考えないのでしょうか?

頭脳明晰な法学部四年生がメンバーにいるのなら、こういったリスクの高さに思い当たるはずだと思うのですが、メンバーの誰一人として、そういったことを考えている様子はありません。
健人は臆病で恐怖心を抱いているようですが、警備員に見つかる程度のものです。

これでは実際に消える羽目になっても、自業自得としか思えなくなってしまいます。

ここはいきなり調査しようではなく、不可思議な事件が起こっていて怖い、といった感じで噂し合うのが、自然な心理かと思います。
リスクの高さを無視して調査に向かうような強引な展開にするのでしたら、彼らが首を突っ込まざるを得ない理由を用意した方が良いでしょう。
例えば、もっとも簡単なのは、サークル仲間や家族が失踪したのでどうしても行方が知りたい、といったものです。

人間がなにか行動を起こすには動機が必要ですが、キャラクターたちの動機が薄いので不自然です。

キャラクターが不自然な行動を取っていると、とても生きている人間として共感できないので、物語に入っていけません。この状況に置かれたら、彼らはどういう心理になるか?とリアルに想像する必要があります。

>「お、俺はただの大学生だと思ってました…………」

>「だけど、何故かはわからない。分からないけど、やらなきゃいけない事があるって、俺の心が叫んでるんです!」

異世界に転生して強くなるのは良いのですが、女の子に怒鳴られて言うことを聞かされていた臆病な青年にしては、状況に対応するのが早すぎると思います。
もう少し、混乱している様子、戸惑っている様子を描かないと、人間心理としては不自然です。

異世界にやってきて、突然、戦闘に巻き込まれ、しかも自分は強くなっている、となれば、もっと混乱するはずです。
女の子を助けるために覚醒するのは良いのですが、このあたりの心理をもっと丁寧に描くように努めた方が良いでしょう。カッコ悪い姿を晒しても、最終的には少女を助けられれば、主人公として十分な働きだと思います。

以上です。
すいません。欠点の指摘歓迎!ということで厳しめに書かせていただきましたが、本当に応援していますので、これからも更新頑張ってください!

なろうのブックマークに登録させていただきました。

また、すでにご存知かと思いますが、この掲示板では、他人の批評依頼に書き込みをすると、月見里キャメロットさんの最新の批評依頼がサイトの一番先頭に移動し、批評をもらいやすくなります。
今後もぜひ、他の方の小説の批評を書いていただけるとありがたいです!

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: リリキャット戦記 〜俺の人生は『猫』に掌握されたようです〜

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元記事:ケガレモノ

こんばんは、以前序章のみを批評依頼していた作品が完結したので、改めて批評を頂きたく投稿しました。

登場人物の動機や、心理の動きを重視して、自然な流れを意識して書きました。その辺りについての批評を頂ければと考えております。
否定的な物も含めて、忌憚ない意見を頂きたいと思っています。
よろしくお願いします。

上記の回答(ケガレモノの批評)

投稿者 茶ノ美ながら : 1 投稿日時:

長いので序章のみ拝読して、意見させていただこうと思います。
冒頭の重要性は今更ここで言う必要もないと思うので、以下の点が冒頭にあるという点を考慮しつつ、読んでもらえると幸いです。

〇表現の過剰・多用
・冒頭一行目「木々たち」「カラスたち」と「たち」の連続
・「まるで骸骨が手招き」から一行挟んで次の行に「まるでそれらが~~」と、「まるで」の連続。
・「愛情を注いでいた愛犬」:表現の重複。
・「泥人形のような泥まみれ」:表現の重複。
・少年がケガレモノと対峙した時に「理解した」と言う語の連続。また、「一回りも二回りも」という語の多用。

〇表現について
・カラスの鳴き声について:「野太い」というのは低い声を想起するが、カラスが存在感を誇示するような声と言うのは、甲高い・空間を裂くような声ではないか。もし低い声なら、「存在感を誇示するような」という形容は相応しくない。

・愛犬を探そうとする町の住民の「最初は熱意に満ちていた」という表現について:失せ物を探すとき、その時の気合や気持ちは、「熱意」という表現が本当にあてはまるだろうか。
・「木の幹が張る」→木の枝や根に対しては「張る」はわかるが、「幹が張る」はわからない。

〇文法上の事
・「その不快感に~圧倒的な孤独感が満たした」の文で、「待ち望んでいたかのように」とあるが、「誰」もしくは「何」がそれを待ち望んでいたのか、主題がはっきりしない。恐らく、「カラス」や「森そのもの」なのだとは思うが、判然としない。

・「そして、残った最後の瞬間に、脳が愛犬の姿を走馬灯に映し出されるのが見えた」この一文も主題は漠然としている。

〇心理描写(文章表現以外の部分)
・少年は、ケガレモノと戦う青年に「が、がんばれ!」と言うが、この場にあって、少年が本当にその言葉を発するだろうか。ケガレモノと遭遇してから先の少年の恐怖や行動にいまひとつ説得力が足りない。
・ケガレモノの口についた白い毛を見て少年は愛犬が喰われたのを悟り、絶叫するが、このシーンのコンセプトを考慮するなら、ここは容赦なく、愛犬の喰われかけた残骸と白い毛のダブルパンチか、あるいは、愛犬の残骸と「白い毛」ではなく「べっとりこびりついた赤黒い毛」を見せたほうが、少年が半狂乱になる説得力も出ると思う。「白い毛」だけではちょっとパンチが弱い。

それぞれ何点か上げさせてもらいました。これが恐らく、全編通してそうなのだろうと思います。少なくとも、読者はそう考えるでしょう。このうち最も気になったのが、「表現過剰」です。簡単に言うと、表現がくどいのです。そのくどさがかえって、シーンの雰囲気に水を差しています。
また「表現について」の所で少し触れましたが、使う単語について、よりよく吟味して、正確にした方が良いと思いました。これは、一か所二か所では問題にならないかもしれませんが、その積み重ねによって、作品世界を台無しにしてしまいます。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://kakuyomu.jp/works/16817139558865032014

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: ケガレモノ

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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