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タイトル:オカルト探偵(さぎし)、今日も騙る(完結版・初稿)の批評 投稿者: ギンブナ

丁寧なご返信ありがとうございます。遅くなりまして申し訳ございません。
返信の内容は了解しました。

手持ちのツールで縦書き文庫本仕様(一行四十文字、一頁十六行)に変換して再読したところ、二話以前で気になったところがありました。
・全体 行頭一字下げが抜けている個所が多数あります。
一話「そしてダメ押しに~」など。

・二話 八。~十八。
アクションシーンですが、どうもテンポが遅いように感じました。
台詞が細々と入るたびに勢いが途切れると思えてしまうので、台詞を削って動作描写を増やした方が、普段の会話劇との差異ができてメリハリがつくのではないかと存じます。
また、瓜坂の上半身と下半身が分かれてから退場まで二ページあり、かつ彼の台詞が多いため、重症のはずの瓜坂が元気に見えてしまいました。
矢加部もショックを受けつつ、周りの様子を仔細に見たり心情を地の文で語っているので、妙に冷静に見えて今ひとつノリ切れませんでした。
個人的には、ショックのあまり周りの様子もわからず成平の声も聞こえない、しかし瓜坂の伝言だけは聞こえた、とかだと悲壮感がもう少し上がるかなと。

・二話 喫茶店
「おう。多分~」と直後の「繫華街の端にある~」の文を入れ替えた方が状況がわかりやすいです。今だと階段を降りた直後に瓜坂が喋ったように見えます。
また、席を外しているのに彼の台詞がはっきりしているため、大音声で喋っていると読めます。
「……回りくどいですね。~」と直後の「できれば、わかりやすく~」は台詞にひとまとめにしないと、瓜坂が矢加部の台詞から「整理」に思い至ったことがわからないかと。今だと瓜坂が地の文=矢加部の思考を読んだように見えます。
あと、アイスコーヒーとジュースは啜るものなんでしょうか……。

・二話 ネタばらし
「この後の~」の文の直後に「週明けて~」の一段落を移動させた方が状況がわかりやすいです。一コマに台詞と状況が入れられる漫画ではないので、なるべく早めに場所と時間を提示してもらわないと、読んでいて困惑します。

・三話
クトゥルフ神話というよりTRPGっぽさを感じました。ダイスとかSAN値とか。
直視するなとの台詞のあとにけっこう詳しく怪物の動きが入るので、かなり直視しているように思えました。実際はそうでもないのでしょうが。
御作は軽い調子の会話劇が持ち味なので、クトゥルフ神話とは相性が悪いのではないかと存じます。
瓜坂の詭弁が通用しない相手、としては適任なんですが。
(個人的にクトゥルー神話はすこぶる扱いにくい題材だと思っております。プロでも伝奇系が下手だと駄作を作ってしまうので)
それと瓜坂のメタ発言は「作者がクトゥルフ神話を扱い損ねたんだな……」と一気に冷めてしまいました。

・三話 秋月の反撃
 秋月が反撃シーンでパイプ椅子を振り回していますが、部屋の描写には「ソファ、フカフカ過ぎる椅子」しかありません。
 振り回すのは別の物に変えた方がよいのではないでしょうか。成平もパイプ椅子で攻撃していたので、行動が被っていますし。

〇細かい気になった点
・二話ラストシーンで成平、矢加部ともに「席を立つ」が使われているので、どちらかは別の表現に変えた方がいいのではないでしょうか。
・三話「瞬間、俺は懐から~ブッ放す」と「狙いは~」を逆にしてはいかがでしょう。今だと撃ったあとに狙いをつけたように読めてしまうので。
・四話下で瓜坂がルイスの出身に気づくシーンがありますが、読者としては「ルイスがケルトの魔除け石を持っていた時点で気づいていたんじゃないのか」と突っ込み入れてしまいました。

すみません、四話まで書ききれませんでした。
細かいところをアレコレ言いましたが、合わない意見は切り捨ててください。

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