小説のタイトル・プロローグ改善相談所『ノベル道場』

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元記事:凍った瞳 改稿版1

以前に、ここで同名タイトルにて相談させて頂いた作品の、改稿版となります。設定などは何も変化してはいないので、そちらの確認もお願いします。
現在、プロローグを終われなくなってしまっていまして、どうにか切ってみたもののイマイチなので、どう終わらせたら良いかに関しても意見が欲しいです

上記の返信(凍った瞳 改稿版1の返信)

投稿者 カイト : 0 投稿日時:

silicaさんこんにちは。カイトです。
今回も読ませていただきました。
登場人物や状況について、グッとわかりやすくなったと思います。バトルシーンも臨場感があってよかったです。三人称に変わった点も、個人的にはすごく読みやすくて好みです。

プロローグはどこまでが適当か、とのことですが、自分は「夜が明け、徹夜であるにもかかわらず、中学生の凍華は学校に行かなければならない」というところで一度切っていいかなと思いました。凍華が中学生であることはプロローグで明かしておきたい、とのことだったので。
戦いの緊迫感と並行して、学業もこなさなければいけない悲壮感、みたいなのを、ちょっとコメディっぽく表現してみてはいかがでしょう。

ただ、魔術師協会の内情というか、深夜組早朝組云々はまだいらない情報だと思いました。
あと細かいところですが、八重の武器が「刀」なのか「剣」なのか、両方記載があるのでどちらかに統一した方が。(ちょっと読んだイメージでは、今のところ「刀」かな)

少しでも参考になれば幸いです。

良かった要素

ストーリー キャラクター

スレッド: 凍った瞳 改稿版1

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元記事:幻想砂漠(仮題)の返信

私は正直プロットなどなどは知りませんので、プロローグのみを見ての批評というか感想を書かせて頂きます

全体として、この勢いが死なない限りにおいてはとても面白そうな作品だな、とも思います。『ライトジーンの遺産』などが脳裏に浮かんでくる、面白そうなサイバーパンクモノとしての風格を持っていると思います。

その上で、気になることを幾つか。
①電脳空間内で物理的な距離や障壁を扱っていること
恐らく、この話はサイバーパンク系電脳世界モノの一種だと思うのですが、その中で明らかに物理的な距離や荒野が言われているのはどうにも違和感があります。この現実世界に重ねられる形で存在しているのなら、まだそれも理解できるのですが、どうにもそういう訳ではなく、現実世界と別に電脳世界が設定されているように見えます。もしそうだとしたら、そこにある距離は、『北回りルート』のような言葉で表現されるものとは違う道や距離なんじゃないかと思います。また、『未開発領域』に風景が設定されていることも違和感があります。本当に『未開発』なのであれば、そのような分かりやすい風景が設定されているとも思えません。また、荒野はそこまで人が通れない場所でもないでしょう。寧ろ、お宝が隠れているなどで良く人が入りそうな印象があります。逆に、未開発とされているだけなら、開発に関わっていた主人公が知らないとも思えません
②あまりにも発想が現実に寄りすぎている
①と同じですが、判断などがあまりに現実に寄せ過ぎているように感じます。アリスは少女の姿を取っている訳ですが、電脳空間においては姿なんてどうにでもなるので大した意味はありません。だと言うのにそれをもってガキと全員が認識しているのは違和感があります。また、リアルでは五十口径もあれば頭を吹っ飛ばすのには十分ですが、電脳空間内ではやはりその姿に大した意味は無いです。アリスが『シャフト』の一員であることを最初から認識しているのに、そのシャフトのシステムで対抗しようとしているのも違和感があります
③アリスの知識量
『シャフト』は『レーヴ』に深く関わっている企業なのでしょう。そのトップ周りの一員である人物が、『未開発領域』のようなレーヴの常識レベルの事を知らないとは思えません。世間知らずっぽさの演出にも出来ていません。また、主人公の過去を漁れているあたりからして『シャフト』内で冷遇されているために何も知らないと言うふうにも見えません。どうにもチグハグです。

1、2に関してはまとめて言ってしまえば、この邂逅はリアル側でこそなされるべきだと思います。電脳空間内での邂逅はまた違う性質を持っていると思います
3は人物造形に関する問題です。ここはある種アリスがどんな人かの説明にもなる部分ですので、そこで『知らない』行動を取ると、アリス『・シャフト』との噛み合いが悪くなってしまいます。これを私の受け取ったアリス感から直すとしたらこのような感じです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「どうして未開発領域がああいう風景に設定されてるか、知ってるか? ま「ともな感性のやつが、ちゃんと二の足を踏むように、あんな場所に入ったら、無事に出てこれるわけがないと思わせるため、でしょ?」」
 クラウは、発言を奪われ憮然として振り返ると、そこにはしたり顔のアリスがいた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もちろんこれでは前後も変えなければなりませんが……。

上記の返信(幻想砂漠(仮題)の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

silica様

投稿ありがとうございます。
返信が遅くなり申し訳ありません。

実を言うと、本作は初稿だけ書いて無事お蔵入りとなりました。
理由の一端は、ご指摘いただいたような人物・世界観に関する練り込みの甘さで、設定に振り回されてまともにストーリーを展開できなかったように思います。
反省を踏まえて、現在は極力シンプルなつくりの作品に取り組んでいるところです。

とはいえ、折しもメタバースが世間でも取り沙汰されるようになったこともあり、機を逃さないうちに再挑戦したいテーマではあるので、その際は今回いただいたご指摘もぜひ参考にさせていただこうと思います。

貴重なご意見をありがとうございました。
また機会がありましたらよろしくお願いします。

スレッド: 幻想砂漠(仮題)

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元記事:キトンブルー(仮題)

『青を厭うその国で、青の瞳に見下ろされる夢を見てダリアは目を覚ました。

見知らぬ男、女、そして鮮烈なまでのキトンブルー。繰り返し夢に登場する、少女の知らないなにもかも。異なる世界の記憶を持つダリアは学園への入学を契機に、様々な人間と出会い別れ、学び、そしてその全てはダリアすらも知らない記憶の糸を辿って自らの由来へと迫るために。』

あらすじは上記です。ノベル道場の利用自体が初めての人間ですので、もし何か誤ったことをしている場合などありましたらぜひお教えいただけると助かります。

相談したいのは正直全てなのですが、メインとしてはタイトルとあらすじについてを主にアドバイスいただけると嬉しいです。タイトルは既存の単語そのままという現在の仮題は避けたいと思っていますし、あらすじもいまいち特徴がなくどうにか修正できたらなと考えています。もちろん本文についても諸々拙いところばかりの作品ですので、遠慮なく感想・批評・改善案など何でもお待ちしています。
以下、タイトルあらすじを考えるにあたって必要かと思われますプロローグ後の展開、主軸についておおまかに。

・繰り返す夢は次第に輪郭を帯びていく。男と女は誰なのか、正夢か悪夢か。それとも?
・主人公は転生をする前の人生の記憶がなく、また    これはお察しかもしれませんが、次第に揺るがない事実だと思っていた己が『転生者』という事実の真偽さえも朧になっていきます。
・自らの記憶と、また学園ものですので学園で起こる事件や騒動など、それらがひとつに収束するようプロットを立てています。
・キトンブルーがキーワードです

上記の返信(キトンブルー(仮題)の返信)

投稿者 大野知人 : 0 投稿日時:

 まず第一に書いておきますと。この掲示板で求められている『あらすじ』と言うのは、小説の裏なんかに書いてあるタイプの『アオリ』の事ではなく、『作品終盤のネタバレまで含めた、物語の大筋』と言う意味です。
 何でそれを書いてほしいかと言えば、『作者が何をしようと思って、こういう作品を作ったか』を批評する人間が正確に把握するためです。

 あと、『相談したいのは正直全て』と言うのの意味がイマイチわかりませんでした。ええと、『右も左も分からない』という意味で理解して良いですか?

 さて、プロローグの内容について批評させていただきますと。
 ハッキリ言うと、『地の文が多いし、密度が高くて読みにくい』です。
 文章の内容以前に、視覚的に読者が嫌がります。
 これはより細かく言えば大きく二点。

①そもそも、描写が多すぎる(大多数が不要に見える)
②台詞が少なすぎる(キャラクター性が理解しづらい)

 です。

①そもそも、描写が多すぎる
 これは、つまるところ『地の文が多い』です。よりハッキリ言えば『無駄に』多いと言っても良いでしょう。
 冒頭は、ダリアが夢から覚めるシーンから始まりますが、この描写の密度は明晰夢どころか、『アクションラノベの最終決戦の殺陣』だとしてもやりすぎレベルの密度です。
 一個は、改行を増やして台詞を間に挟みましょう。視覚的に密度が濃すぎて読みにくいので、もう少し文字をばらけさせた方が良い。

 それから、詩的表現のつもりなのかもしれませんが、『あまり内容の無い』文章が結構多いです。
『夢の中の男…男?まあ男ではないのかもしれないが推定男であるそれの握った手にははっきりと刃物が握られていて、刃先が鈍く光っていた。』
 だと長いので。
『夢に出てきた、男か女かもわからない「ヤツ」は刃物を握っていた』
 でよろしい。
 って言うか、多分。
『刃物を握りしめた『誰か』が居た』
 で良いと思う。

 あと、一文当たりの修飾語の長さが多い上に、思いついたままを無理やりつないだような文章になってしまっていて読みにくいです。
 例えば
『奇妙なくらいの明晰夢は未だ起きたばかりで鈍い動きをしたままのダリアの脳を動かすためのガソリンとなって、ぐるぐると思考を回転させる。』
 って文章が有りますが。
『(奇妙な) (くらいの) (明晰夢は) (未だ) (起きたばかりで) (鈍い) (動きを) (したままの) (ダリアの) (脳を) (動かすための) (ガソリンとなって)、(ぐるぐると) (思考を) (回転させる)。』

『だれが』『だれに』『なにを』『いつ』『どこで』『どうする』と言うのが日本語の文章の基本形なので、この場合、『奇妙なくらいの明晰夢は』『未だ起きたばかりで鈍い動きをしたままのダリアの脳を』『動かすためのガソリンとなって、』 『ぐるぐると思考を回転させる。』 と分けています。

 主語『明晰夢』に掛るのが『奇妙な』『くらいの』
 目的『脳を』に掛るのが『動きをした』『ダリアの』
  『動きをした』に掛るのが『鈍い』『ままの』
  『鈍い』に掛るのが『未だ』『起きたばかりの』
 更に目的語の後に主語に掛る追加の修飾『動かすための』『ガソリンとなって』が入り。
 二番目の目的語『思考を』
 そして述語『回転させる』に『思考を』の前の『ぐるぐると』が掛かる訳です。

 これ、文章として滅茶苦茶複雑で読みにくくないですか?
 例えば。
『(その) (奇妙な) (明晰夢は) (ガソリンとなって) (起き抜けで) (鈍い) (ダリアの) (思考を) (ぐるぐると) (回転させる)』
 の方が通じやすいですよね。
 で、しかも実際は『明晰夢が奇妙なこと』『起き抜けの脳みそが鈍い事』『ダリアがさっきまで明晰夢を見ていたこと』『回転の擬音が「ぐるぐる」であること』『話の中心人物がダリアであること』の5つは文脈的に明確なので、

 『その明晰夢はガソリンとなって起き抜けの脳みそを回す』でも通じます。
 ただこれだと『ガソリン』に少し違和感が出るので、例えば。
 『その明晰夢は起爆剤となって起き抜けの思考を一気に突き動かす』とかした方が、簡潔で分かりやすいんじゃないかなぁ。なんて。

 似た様な追及をしたい文章が、相当数。って言うか、プロローグの7割くらいあります。もう少し『分かりやすい文章』ということに気を使ってほしいです。
 
 で、その後の文章で書いてある世界観の説明なんだけど……。全部いらねぇっす。量が多すぎるし、読みにくい。
 『この国では青と言う色は嫌われる。夢に出てきた青い瞳を思い出し、ダリアはどこか薄ら寒い気分になった』くらいのアッサリした情報じゃダメですか?
 っていうか、そうじゃ無いと大体の読者はこの段階で『長々と設定を語られても、なぁ』と思って逃げます。だって何のストーリーも始まってないのに、設定の説明されてもチンプンカンプンだもの。
 ワンピース冒頭で、ルフィがゴムゴムの実を食べる前段階で、見開き1ページ使って長々と『悪魔の実とは何か。それは、本来ありうべからざる超能力を人に授ける、魔性の果実。それを食べた者は水に疎まれ、嫌われ、一生カナヅチになる呪いを……』みたいな説明読まされたら、その段階で読むのやめるでしょ?
 なので、説明は、後に回しましょう。
 
②台詞が少なすぎる。
 雑に説明してしまうと、『台詞』ってのは『キャラクター性』と直結しています。
『ダリアは好奇心旺盛な少女だった』とただ書くより。

 街で見かけた見慣れぬ行商の男に、少女はトテテと駆け寄っていく。
「オジサン、その首飾りカッコイイね! それは、銀? それとも磨いた鉄? それにその宝石……。ターコイズ、は違うわよね? 行商で扱うには高すぎるし……」
 ダリアは急に自分の世界に入り込み、静かに自問自答。
「お嬢ちゃん、お目が高いねぇ。これは隣街の高名なデザイナーが作った……」 
「ジェイボンね! 知ってるわ! それで、オジサン。この宝石なんだけど」
 彼女は、酷く好奇心旺盛で。無自覚ながらも、知恵自慢をするのが好きな少女であった。

 みたいな。もちろん、スレ主さんの思い描く『ダリア』とは全然違うキャラになっちゃってると思いますが、ただ言いたいのはそこではなくて。
 地の文で書くよりも、簡単なアクションと台詞回しでキャラクターを見せる方が、躍動感があって読者もついて行きやすいし、感情としてキャラを飲み込みやすい。
 だから、こんなに地の文を詰め切って核よりも、もっと台詞と動きを入れた方が良い。

 設定は、表面化しないと意味がありません。
 キャラ性や、本人の思い・過去も。地の文で書くだけでなく、『キャラの台詞・行動』として描き出し、『こういう思い・過去があるから、今こんな人物に育ったんだな』『こういうことをするには、理由があったんだな』と読者に理解させるために、まずは『ダリアの動き』を書いた方が良いでしょう。

 以上。二点にまとめて、書きました。
 タイトル案とあらすじに関してですが、文章的にまだまだ未熟、と言うか『現状』から大きく変える必要があると感じるので、『変えた後』にまた考えるべき・人に意見を求めるべきと考えます。

 何かの参考になれば幸いです。

良かった要素

ストーリー

スレッド: キトンブルー(仮題)

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元記事:キトンブルー(仮題)の返信

 まず第一に書いておきますと。この掲示板で求められている『あらすじ』と言うのは、小説の裏なんかに書いてあるタイプの『アオリ』の事ではなく、『作品終盤のネタバレまで含めた、物語の大筋』と言う意味です。
 何でそれを書いてほしいかと言えば、『作者が何をしようと思って、こういう作品を作ったか』を批評する人間が正確に把握するためです。

 あと、『相談したいのは正直全て』と言うのの意味がイマイチわかりませんでした。ええと、『右も左も分からない』という意味で理解して良いですか?

 さて、プロローグの内容について批評させていただきますと。
 ハッキリ言うと、『地の文が多いし、密度が高くて読みにくい』です。
 文章の内容以前に、視覚的に読者が嫌がります。
 これはより細かく言えば大きく二点。

①そもそも、描写が多すぎる(大多数が不要に見える)
②台詞が少なすぎる(キャラクター性が理解しづらい)

 です。

①そもそも、描写が多すぎる
 これは、つまるところ『地の文が多い』です。よりハッキリ言えば『無駄に』多いと言っても良いでしょう。
 冒頭は、ダリアが夢から覚めるシーンから始まりますが、この描写の密度は明晰夢どころか、『アクションラノベの最終決戦の殺陣』だとしてもやりすぎレベルの密度です。
 一個は、改行を増やして台詞を間に挟みましょう。視覚的に密度が濃すぎて読みにくいので、もう少し文字をばらけさせた方が良い。

 それから、詩的表現のつもりなのかもしれませんが、『あまり内容の無い』文章が結構多いです。
『夢の中の男…男?まあ男ではないのかもしれないが推定男であるそれの握った手にははっきりと刃物が握られていて、刃先が鈍く光っていた。』
 だと長いので。
『夢に出てきた、男か女かもわからない「ヤツ」は刃物を握っていた』
 でよろしい。
 って言うか、多分。
『刃物を握りしめた『誰か』が居た』
 で良いと思う。

 あと、一文当たりの修飾語の長さが多い上に、思いついたままを無理やりつないだような文章になってしまっていて読みにくいです。
 例えば
『奇妙なくらいの明晰夢は未だ起きたばかりで鈍い動きをしたままのダリアの脳を動かすためのガソリンとなって、ぐるぐると思考を回転させる。』
 って文章が有りますが。
『(奇妙な) (くらいの) (明晰夢は) (未だ) (起きたばかりで) (鈍い) (動きを) (したままの) (ダリアの) (脳を) (動かすための) (ガソリンとなって)、(ぐるぐると) (思考を) (回転させる)。』

『だれが』『だれに』『なにを』『いつ』『どこで』『どうする』と言うのが日本語の文章の基本形なので、この場合、『奇妙なくらいの明晰夢は』『未だ起きたばかりで鈍い動きをしたままのダリアの脳を』『動かすためのガソリンとなって、』 『ぐるぐると思考を回転させる。』 と分けています。

 主語『明晰夢』に掛るのが『奇妙な』『くらいの』
 目的『脳を』に掛るのが『動きをした』『ダリアの』
  『動きをした』に掛るのが『鈍い』『ままの』
  『鈍い』に掛るのが『未だ』『起きたばかりの』
 更に目的語の後に主語に掛る追加の修飾『動かすための』『ガソリンとなって』が入り。
 二番目の目的語『思考を』
 そして述語『回転させる』に『思考を』の前の『ぐるぐると』が掛かる訳です。

 これ、文章として滅茶苦茶複雑で読みにくくないですか?
 例えば。
『(その) (奇妙な) (明晰夢は) (ガソリンとなって) (起き抜けで) (鈍い) (ダリアの) (思考を) (ぐるぐると) (回転させる)』
 の方が通じやすいですよね。
 で、しかも実際は『明晰夢が奇妙なこと』『起き抜けの脳みそが鈍い事』『ダリアがさっきまで明晰夢を見ていたこと』『回転の擬音が「ぐるぐる」であること』『話の中心人物がダリアであること』の5つは文脈的に明確なので、

 『その明晰夢はガソリンとなって起き抜けの脳みそを回す』でも通じます。
 ただこれだと『ガソリン』に少し違和感が出るので、例えば。
 『その明晰夢は起爆剤となって起き抜けの思考を一気に突き動かす』とかした方が、簡潔で分かりやすいんじゃないかなぁ。なんて。

 似た様な追及をしたい文章が、相当数。って言うか、プロローグの7割くらいあります。もう少し『分かりやすい文章』ということに気を使ってほしいです。
 
 で、その後の文章で書いてある世界観の説明なんだけど……。全部いらねぇっす。量が多すぎるし、読みにくい。
 『この国では青と言う色は嫌われる。夢に出てきた青い瞳を思い出し、ダリアはどこか薄ら寒い気分になった』くらいのアッサリした情報じゃダメですか?
 っていうか、そうじゃ無いと大体の読者はこの段階で『長々と設定を語られても、なぁ』と思って逃げます。だって何のストーリーも始まってないのに、設定の説明されてもチンプンカンプンだもの。
 ワンピース冒頭で、ルフィがゴムゴムの実を食べる前段階で、見開き1ページ使って長々と『悪魔の実とは何か。それは、本来ありうべからざる超能力を人に授ける、魔性の果実。それを食べた者は水に疎まれ、嫌われ、一生カナヅチになる呪いを……』みたいな説明読まされたら、その段階で読むのやめるでしょ?
 なので、説明は、後に回しましょう。
 
②台詞が少なすぎる。
 雑に説明してしまうと、『台詞』ってのは『キャラクター性』と直結しています。
『ダリアは好奇心旺盛な少女だった』とただ書くより。

 街で見かけた見慣れぬ行商の男に、少女はトテテと駆け寄っていく。
「オジサン、その首飾りカッコイイね! それは、銀? それとも磨いた鉄? それにその宝石……。ターコイズ、は違うわよね? 行商で扱うには高すぎるし……」
 ダリアは急に自分の世界に入り込み、静かに自問自答。
「お嬢ちゃん、お目が高いねぇ。これは隣街の高名なデザイナーが作った……」 
「ジェイボンね! 知ってるわ! それで、オジサン。この宝石なんだけど」
 彼女は、酷く好奇心旺盛で。無自覚ながらも、知恵自慢をするのが好きな少女であった。

 みたいな。もちろん、スレ主さんの思い描く『ダリア』とは全然違うキャラになっちゃってると思いますが、ただ言いたいのはそこではなくて。
 地の文で書くよりも、簡単なアクションと台詞回しでキャラクターを見せる方が、躍動感があって読者もついて行きやすいし、感情としてキャラを飲み込みやすい。
 だから、こんなに地の文を詰め切って核よりも、もっと台詞と動きを入れた方が良い。

 設定は、表面化しないと意味がありません。
 キャラ性や、本人の思い・過去も。地の文で書くだけでなく、『キャラの台詞・行動』として描き出し、『こういう思い・過去があるから、今こんな人物に育ったんだな』『こういうことをするには、理由があったんだな』と読者に理解させるために、まずは『ダリアの動き』を書いた方が良いでしょう。

 以上。二点にまとめて、書きました。
 タイトル案とあらすじに関してですが、文章的にまだまだ未熟、と言うか『現状』から大きく変える必要があると感じるので、『変えた後』にまた考えるべき・人に意見を求めるべきと考えます。

 何かの参考になれば幸いです。

上記の返信(キトンブルー(仮題)の返信の返信)

スレ主 みつはち : 0 投稿日時:

こんにちは、まずは拙い作品をわざわざお読みいただいたこと、そしてその上で丁寧なアドバイスをくださったこと本当にありがとうございます。
本のアオリ!まさに自分がいまいちあらすじらしくないと思っていた点を上手に言語化していただけたような気がして救われました。言われてみれば確かにアオリでしかありません。

また本文についても仰る通り改善点ばかりで、反芻しなければいけないなと思うばかりです。もともと(既にお察しになられているかもしれませんが)地の文を読むことが好きな人間であることなどが災いして、セリフが少なくなってしまったのかと思います。プロローグでおおまかな世界観の説明および読み手とキャラの初対面をさせて、それ以降で細かなキャラ自身の描写をしようと、つまりプロローグとその他の文章は別物なのだと半分無意識に考えていたことも原因なのかもしれません。作品のレベルから見ても分かるように処女作なのですが、それでも大切な作品です。所詮素人の文ではありますが少しでもクオリティを向上させたいなとこちらに依頼させていただいた次第です。ですので、的確なアドバイスをいただけて本当に嬉しかったです。いただいたアドバイスを元に、少しでも改善出来るよう努めます。重ね重ねになりますが、本当にありがとうございました!

スレッド: キトンブルー(仮題)

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元記事:キトンブルー(仮題)

『青を厭うその国で、青の瞳に見下ろされる夢を見てダリアは目を覚ました。

見知らぬ男、女、そして鮮烈なまでのキトンブルー。繰り返し夢に登場する、少女の知らないなにもかも。異なる世界の記憶を持つダリアは学園への入学を契機に、様々な人間と出会い別れ、学び、そしてその全てはダリアすらも知らない記憶の糸を辿って自らの由来へと迫るために。』

あらすじは上記です。ノベル道場の利用自体が初めての人間ですので、もし何か誤ったことをしている場合などありましたらぜひお教えいただけると助かります。

相談したいのは正直全てなのですが、メインとしてはタイトルとあらすじについてを主にアドバイスいただけると嬉しいです。タイトルは既存の単語そのままという現在の仮題は避けたいと思っていますし、あらすじもいまいち特徴がなくどうにか修正できたらなと考えています。もちろん本文についても諸々拙いところばかりの作品ですので、遠慮なく感想・批評・改善案など何でもお待ちしています。
以下、タイトルあらすじを考えるにあたって必要かと思われますプロローグ後の展開、主軸についておおまかに。

・繰り返す夢は次第に輪郭を帯びていく。男と女は誰なのか、正夢か悪夢か。それとも?
・主人公は転生をする前の人生の記憶がなく、また    これはお察しかもしれませんが、次第に揺るがない事実だと思っていた己が『転生者』という事実の真偽さえも朧になっていきます。
・自らの記憶と、また学園ものですので学園で起こる事件や騒動など、それらがひとつに収束するようプロットを立てています。
・キトンブルーがキーワードです

上記の返信(キトンブルー(仮題)の返信)

投稿者 ロム : 0 投稿日時:

 ROM専で細々と執筆活動をしているロムと申すものです。
 サイト内での書き込み自体初めてかつ、ネットリテラシーが低いこともあってこの返信自体が一つのマナー違反となる可能性もあるのですが、今回はどうしてもコメントしたくなってしまったのでご容赦ください。
 まあそもそも自分の小説に関することを相談しないで批評だけするというのは既に重大なマナー違反だと思うのですが、それを自分で理解してもなお返信したかった。
 
・あらすじについて
 主な視点人物がダリアという少女であること、ストーリーが学園であるということ、転生要素が含まれていること。作品にどんな要素が入っているのかを読み手に伝えられる点で良いあらすじだと思いました。
 特に、

>自らの由来へと迫るために

の部分が強く興味を惹かれます。
 転生要素がある作品では過去や前世から主人公の動機を見出したり、持ってきた知識を生かすというのがある種の定石だと思っていたのでいい意味で裏切られた気分です。あらすじの最後にこの文言を持ってくるのは、卑怯なくらい上手い。

・タイトルについて
 タイトルは現在のものから変えたいとのことですが、正直ここについては意見を出しづらいかなと思います。
 現行の『キトンブルー』ですが、僕は好きです。物語の重要なキーワードをタイトルに絡める手法ってのはシンプルながら効果は絶大だと思います。読者からしても、タイトルと同じフレーズが出てくるならおもわず期待してしまうので、キーワードとタイトルを一致させるのは展開を盛り上げる切札を一つ増やせる良いアイデアだと思う、というのが個人的な意見です。
 仮に変えるのだとしても、ちょっと先の展開がこちらからは把握しづらいので、物語の全容を理解していらっしゃる作者自身が一番良い答えを出せると思います。

・プロローグについて
 先に言っておきますが、僕は地の文大好き人間です。
 そんな僕から見てもこのプロローグは冒頭の取っつきにくさが目立ちます。

>けれども女はキトンを、子猫を愛していたから、その青さえもが嘘だと分かってなお、男を○○することをしなかった。
>ぽろりと冷たい感触が落ちてダリアは目を覚ました。

 上記は連続した二つの文章ですが、僕は『女』と『ダリア』が同一人物だと勘違いして本文を読み進めてしまいました。ダリアが目覚めた後、夢の中で見た男の描写が入るので、ダリア自身が男と相対していた『女』なのかな、と。
 ここは僕のミスもあるので読み進める人の全員がそうなるわけではないと思いますが、冒頭の全てを語らないスタイルと伏字の性もあって目が滑りやすく、若干混乱する可能性があるかと……いや本当に僕個人のあれなんですけど一応そういうこともあると把握してもらえれば。

 で、他の方も言及していますが読みづらさが全体的にあります。
 ――しかし、面白かった。
 ROM専がでしゃばりたかった事情がそれです。

 文章の癖というか言い回しと言うか、すみません、ここら辺を一番言語化しなきゃいけないのにうまく言葉に出来ないのですが、玄人が自由に書いてる感が伝わってきます。読者側としては、この人が書く文章ならこの先の展開も面白いだろう、という安心を得られるので非常にありがたいです。
 世界観設定に関してもエピソードと絡めたり短文を差し込むなどの工夫で、テンポが良く、史実の説明だけどちゃんと面白い。
 プロローグの最後の方、ダリアが別の世界から来たという描写については唸るばかりです。まさかこんな表現方法があったなんて……非常に勉強になります。

・おわりに
 すみません自分の時間がなくなるので総括です。本来、改行が最小限で間が詰まっているなんて作品なんて一癖も二癖もあるモンスターなんですが……まあ御作もカテゴリ的にはそうだと思うのですが、みつはちさんの場合はそこにプラスで面白さがあります。面白いことは正義です。
 分かりやすくて稚拙、難解で複雑。両者に優劣はありません。勝つのは面白い方で、そういう意味ではこの作品はこの味のまま面白さを保ってほしいなと一人の人間としては思います。
 もちろん読者なんて千差万別で、全員の要求を満たすのは無理だと思うので、僕のこれは有象無象の一意見として扱ってもらって結構です。
 客観的に見れば、地の文の洪水はWeb小説なら多くの人がブラウザバックすると思いますし、僕自身もちゃんと読もうと思わなければななめ読みして終わりだったと思います。パソコンで見るなら適切な頻度の改行だけど、スマホで見ると改行なんてよほどスクロールしないと辿りつかない、みたいな。あとはネットか紙などの媒体の違いもありますし。その観点から見ても読み手たちの好みに合わせるのは難しいことです。どうか他人の意見に振り回され過ぎずに。
 少なくともみつはちさんの作品は現時点で面白いです。これも所詮一意見ですが、続きがあれば、他に抱えてる小説を脇に置いてでも読みたい。そう思えるぐらいです。

 

良かった要素

ストーリー

スレッド: キトンブルー(仮題)

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「了解。その代わり、私のケモみみ従者(最強)を連れて行くからね」

 こうしてマキは、爆裂魔法を使う犬剣士(狼男)『ハンス』と、光と闇以外の全属性を操る猫格闘家(白虎)『ミーナ』を連れて、新しく任された東の辺境へと向かうことに。

 しかし、その辺境地は前領主のクソみたいな統治のせいでリアル世紀末状態に陥っていたのだった。

 ぼったくりギルドに、暗殺の機会をうかがう大商人、やる気がない酒浸りの指揮官やブラックな農園地主など。

「仕方ないわね、アイツとの約束だし」

 マキは山積する課題に、【チート級】の知力と不敵な笑みを巧みに使い、時には帝国最強のケモみみ従者たちも活用して、全力で解決していくのだった。

【1日1話以上更新】
⑴革命的内政編『第1章』連載中〜
⑵電撃防衛戦編『第2章』
⑶超外道外交編『第3章』
⑷帝国分裂編『第4章』
⑸生産突撃戦編『第5章』
⑹告白と救国編『最終章』

悩み)あらすじはライトな感じにして読者に来てもらって、プロローグ重いのはどうですか?

上記の回答(灼眼の魔女伯爵~辺境に飛ばされた14歳、たまに【内政チート】とケモみみ使い魔を使って、ワンマン領地改革!の返信)

投稿者 ドラコン : 0 投稿日時:

 ドラコンと申します。流し読みながら、「【現状報告】マキが義兄(新皇帝)に送った手紙」まで拝読し、後は順不同で拾い読みした程度で恐縮ですが、私見を申し上げます。

 うっぴーさんのご意見と重なりますが、「あらすじ」を読むと、コミカルな感じがしました。ですが、「プロローグ」および「本編」はシリアスな感じです。これに違和感を覚えました。
 
 あくまでも一試案ですが、前領主・リヒトブルグ卿には、おバカなことをやらせても良かったのでないでしょうか。この掲示板に何て書こうか?さんが、魔王の息子(5歳)がステーキ盗み食いのために人間界へ不法侵入するプロローグの、『ステーキ! ステーキ! ステーキ!』という作品を投稿されています。この作品のように、時間や手間のわりには、「セコい」悪事をやらせてみる、という感じです。もちろん、新領主が来るというのに、執務室で情事にふけるなど、言語道断の悪事です。したがって、リヒトブルグ卿は悪役としては、十分です。
 
 また、タイトルに「内政」との語が入っているにもかかわらず、プロローグ限りでは「内政」が感じられなかったことも、違和感がありました。ただ、本編を読めば「内政」が主軸になっているで、適切なタイトルです。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n4114er/

スレッド: 灼眼の魔女伯爵~辺境に飛ばされた14歳、たまに【内政チート】とケモみみ使い魔を使って、ワンマン領地改革!

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元記事:記憶喪失の俺が、メイドになってお嬢様に仕えるワケ

こんにちは、度々お世話になっているかもめしと申します。
皆様の回答を頂いて新しくプロローグを推敲してみました。
設定説明が多すぎるということで、それらを省いてキャラの特徴やその魅力を盛り込んでみましたが……正直自信がありません。
ヒロインの魅力が皆様に伝わるかどうか……ものすごく不安です。自分でも、あれ?これって魅力、なのか?状態です。
世界観は、魔法とドラゴンを盛り込んだファンタジーです。皆様のご意見やご感想を頂ければ、幸いです。

(あらすじ)
「それで? 殺害方法は考えついていて?」
クーヤの主人――セレス嬢には殺害したい相手がいるらしい。
らしい、という曖昧な表現なのには理由がある。それはクーヤが、殺害相手の名前もろとも過去の記憶を喪失してしまったのだ。
彼女が殺害したい相手は誰か? 

「お前が思い出したらすべて教えてあげるわ。えぇ……すべて」

喪失した過去を取り戻した時、世界は戦乱の波に包まれる。

上記の回答(記憶喪失の俺が、メイドになってお嬢様に仕えるワケの返信)

投稿者 手塚満 : 0 投稿日時:

おそらくは1~2日という短期間で、よくここまで改稿できたと思います。設定情報はバッサリ削られている点は、作者さん(スレ主さん)としては、かなり辛かったのはずです。せっかくアイデアを起こして、設定まで練り上げたはずですから、少しは出したいのが人情でしょう。が、よく思いきられました。

ただ、お急ぎのせいか、粗削りであるようにも感じます。前回は大枠で考えての回答だったので、細かい点は抜きにしました。今回は少し詳しく見てみようと思います。単語選択等で既出のご指摘と被るものが出るかもしれませんが、ご容赦をお願いいたします。また、いろいろ長くなってしまっていますが、駄目出しをする意図ではありません。いろいろ可能性を考えましたので、文章量が増えてしまっただけです。

1.出だしの描写について

> 放課後のサロンの利用者は多い。
(細かいことを申せば、字下げがない。バサバサ削っては調整したからでしょうか。急造した影響を感じます。)

作者さん(スレ主さん)は既に「ここはアルイル総合士官学校内だ」と想定してお出でですね。しかし読者はまだ知りません。書き出しは慎重であるべきです。これだと、読者は面食らいます。「放課後」からは「学生が登場するらしい」と読めます。しかし、「サロン」がどこにあるかは分かりません。

現代の学生だと、放課後に学校の近く、あるいは(電車などを含む)通学路途中に寄り道することはよくあります。しかし、学校内にサロンに相当する息抜きできる場所がある例はあまり知らないはずです。

ですので、上記一文で「学校の外」をまずイメージしてしまう恐れがあります。

> サロンはアールヌーヴォー調の内装に瀟洒《しょうしゃ》な調度品が余裕を持って配置されている。

「アールヌーヴォー調」は、御作がドラゴンや魔法のある世界であることから、要注意な言葉になります。フランス(やベルギー等)が、この作品世界にあると示してしまうからです。かつ、19世紀末以降の世界であるとも示したことになります。「アールヌーヴォー調」という単語だけで、かなり世界設定が絞られてしまうわけです。

もしくは、地の文の語り手が読者の現実世界と、作品世界の両方を知っているキャラになります。全知に近いキャラになり、以降は嘘は付けませんし、知らないこともあってはいけなくなりますし、わざと大事なことを語らないことも許されなくなります(でないと、読者からは卑怯な語り手という印象が生じかねない)。

「ハリー・ポッター」のような世界観(現代に魔法とドラゴン等を持ち込んだファンタジー)ならいいんですが、そうでないなら現実世界の名詞を使うのは慎重になさるべきだと思います。

> 学校内でももっとも上等な空間なのは間違いない。

続く一文で「学校内」となって、場所に対するイメージの揺らぎが解消されています。一段落内だし、連続する文だとお考えかもしれませんが、読者への配慮は入念にする必要があります。こういうことが積み重なると、「なんとなく読みにくい」と感じてしまう恐れがあるからです。

これが、わざと揺らがせる、イメージ確定を遅らせて驚いてもらう、といった狙いでしたらいいのですが、出だしですし、この後を読んでもそういう狙いがあるようではありません。

最も簡単に問題を無難に解消するなら、例えば、

> 放課後のサロンの利用者は多い。サロンはアールヌーヴォー調の内装に瀟洒《しょうしゃ》な調度品が余裕を持って配置されている。学校内でももっとも上等な空間なのは間違いない。
>  故に、利用者は学院に対して多額の寄付を行った名家のみに限られるため、平民からの成り上がりは利用できない不文律がある。
 ↓
>  ここ、アルイル総合士官学校のサロンは校長室でも及ばないほどの、校内でも最も豪奢な場所に違いない。内装の曲線美、調度品の瀟洒なことは類を見ない。それだけに事実上、富裕の名家の子弟のみが利用を許されていると言える。

などでしょうか(あまり練れておらず、すみません)。

2.投擲物・革袋

出だしはあまりに細かく申し上げましたので、少し端折って申し上げてみます。後半の飛竜騒動で、撃退の主アイテムが(後で明かされる情報を含めますと)「粉チーズとハードチーズが詰まった革袋(焼き菓子の材料)」ですね。そのこと自体は、冒頭の焼き菓子が伏線として機能している感じで、うまい運びだと思います。

ただ、イメージを思い浮かべるには不都合な情報の出し方になっています。最初に「投擲物」と表現していますね。

> これが騎士の最高位――【竜騎士】を目指す者の態度か、と逃げ惑う生徒たちを冷めた目で一瞥し、クーヤが重そうにワゴンを押してセレスの元に投擲物を運び込んだ。
(細かいことを申せば、主語クーヤを出すのがちょっと遅いかも。「~、と逃げ惑う生徒たちをクーヤは冷めた目で一瞥し、~」などのほうがイメージしやすそう。)

こう表現すると、運び込んだ物の目的は分かりやすい。ですが、形状が分からないわけです。絵的にはっきりイメージできず、絵の中に[投擲物]と文字を入れたような感じでしか想像できません。

ここはリアリティとスピードが必要な場面のはずです。迫りくる飛竜と対抗手段をくっきりイメージできないと、かなり損、もったいない。上記一文からかなり経ってから、

>  クーヤが用意した投擲物は中身がぱんぱんに詰まった皮袋だ。運搬しやすいようについた持ち手を、セレスがおもむろに両手で握る。

と描写されています。これでは逆です。イメージしやすいのは、形状の革袋と示してから、使用目的の投擲物と表現する流れです。これより前にセレスが、

> 「……クーヤ、それは一体なんの真似事かしら?」
>  セレスが胡乱な眼差しで、矢筒と弓を装備するクーヤを見た。
(これも細かいことながら、おそらく「真似事かしら?」(何かを真似ているのか?)ではなく「真似かしら?」(何をしているのか?)が適するはず。ただ、台詞は多少の言葉の混乱はあっても可。)

と言って、クーヤの行動に疑問を呈していますね。かつ、プロローグ最後のオチで、セレスが投げたのはチーズと気が付いてスラップスティックコメディになる。そこも踏まえると、なおさらに形状が先です。セレスの疑問に読者を同調させられれば、オチも効いてくるからです。

ですので、革袋→サイズ(人が入る)→投擲物、という順で情報を出すように文章を工夫してはどうかと思います。

3.爆発物について

既出ですが、チーズが爆発するのか、というのは疑問になります。読んでいて引っかかってしまうわけで、スラップスティックの騒動で締めくくるのを妨げかねません。「あれ?」と思いつつ笑うことはできませんから。
(その他、「じゃあ、焼き菓子も容易に爆発するのか?」「焼き菓子を焼いているときになぜ爆発しない?」等の疑問、邪推も生じかねない。)

ただ、スラップスティックでプロローグを締めくくっているため、ある種の手法は使えなくもないです。例えば。セレスに「どーやったら、チーズがあんな風に爆発すんのよ!」と叫ばせる。クーヤが「そこはそれなりの工夫でってことで」とか返し、少しながらきちんとドタバタを見せておけば、ノリで押し切ることもできます。

もしそうしてみた場合、注意点も生じます。チーズで武器が作れる、が設定上のデフォになってしまうことです。チーズが爆発物になれるなら、他の何でもないものも兵器になり得る、と読者は想定してしまいます。この後のストーリーに影響を及ぼすわけですので、設定を出すのは慎重に行う必要があります。

そこを避けたいのなら、「単なる爆発物では飛竜には不足だから、飛竜が嫌いそうな匂いを持つチーズも混ぜ込んだ」としておくのが無難になるかと思います。

そしてセレスが飛竜撃退後に怒り出すわけですが、チーズの伏線の使い方がもったいないような気がします。

> 「わたくしが厳選した粉チーズとハードチーズをどこへやったのかしら?」

で、チーズに言及するわけですが。チーズがなくなっていることに気が付いたセリフですよね(どうして在庫に気が付いた、というのは置いておきます)。ドラゴンは臭がっている。

セレスも匂いに気が付いてもおかしくない(必然ではないが、不自然にはならない)。飛竜だけでなく、セレスも攻撃中に「あれ、この匂いは?」といぶかしがったほうがいい(好物だから飛竜と対照的に、嫌悪感を示さず、むしろいい匂いという雰囲気で)。だけどバトル中は緊張しているので、それ以上はセレスは考えない。

飛竜撃退後、ようやく投擲物の正体に気が付けばいいわけです。かつ、量からして在庫を大幅に減らしたことにもセレスが気が付き、思考を進めて、例えば「これでチーズは在庫切れ、再入荷まで一週間は焼き菓子が食べられない」と結論し、クーヤに対して怒りが爆発、二人がドタバタと揉める、という段取りへの移行がスムーズに可能にできると思います。

要は、セレスの情動やテンションに読者を巻き込むということですね。クーヤは何をどうしているか知っているわけですから、クーヤ視点で読んでしまうと意外性がなく、スラップスティックへの移行も下手すると無理矢理感が出かねません。セレスであれば、飛竜撃退シーンではクーヤに主導権を譲っていますので、振り回されて感情(疑問→驚き→安心→怒り等)も動かせます。

4.ドラゴンの念話

前回も拝読しておりますので、『 』表記の台詞は飛竜のものだと思いました。もしそうではないのでしたら、この項はスルーしてください(ただし、それでも台詞主が曖昧~不明な点は気になる)。

バッサリと設定説明を削ったため、必ずしも飛竜が臭がっての台詞とは気が付けない恐れがあるように思います。「飛竜の念話が聞こえた。」程度の簡潔な設定説明を入れるか、飛竜の動作(首を振ったり、爆発から異様に逃れたがる等)で暗示してはどうかと思います。

以上、これらが全てではなく、サンプル的に取り上げてみました。他の部分も同様な気配りで推敲してみてはどうかと思います。簡潔にまとめてみますと「何の情報をどういう順序で出すか」ということになります。

現状で情報の量、質は問題ないと思います。順序だけは手を入れる余地がありそうです。少し並べ替えるなどして、今の文章と見比べてみて、作者さん(スレ主さん)なりの最善を工夫してはどうかと思います。ほとんどの読者はこのプロローグで、以降を読むかどうか決めるはずですので、手間をかける価値はあるはずです。

スレッド: 記憶喪失の俺が、メイドになってお嬢様に仕えるワケ

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元記事:凍った瞳 改稿版1

以前に、ここで同名タイトルにて相談させて頂いた作品の、改稿版となります。設定などは何も変化してはいないので、そちらの確認もお願いします。
現在、プロローグを終われなくなってしまっていまして、どうにか切ってみたもののイマイチなので、どう終わらせたら良いかに関しても意見が欲しいです

上記の回答(凍った瞳 改稿版1の返信)

投稿者 日暮れ : 0 投稿日時:

私あんまり掲示板には顔を出さないんですけど、なんとなくふらっと寄ってみました。
ちなみに、改稿前のものは斜め読み程度にしか読んでいません。

読んでまず思ったのが、『ラストの部分が中途半端』と『プロローグなのにプロローグっぽくない』ということです。

前者に関してはsilicaさんも疑問を感じていらっしゃるようですね。
どこで終わらせたら良いのか、私なりの意見としては、
>結局、凍華の生み出した氷を破壊した存在、彼女たちが臨戦体勢に移った原因となる存在が現れることはなく、夜が明けた。
ここで切ればいいんじゃないかと思います。場面が切り替わるところですね。その後も文章が続いているようですが、場面に対して必要以上の説明になっている気がします↓ここのこと。
>本来ならば、夜のカバーは深夜組と早朝組の2班が午前1時を境に入れ替わるが、昨夜は諸々の事情により、彼女たちと追加二人は徹夜でカバーすることとなった。
中学生の場面まで続けてしまうと、これはもう二つ目のシーンになりますので、プロローグという一つの括りの中に入れてしまうのは詰め込み過ぎな気がします。

後者について、
一口にプロローグと言っても色んなバリエーションがありますので、ここからはあくまで、私の知るプロローグの内の御作に合いそうなプロローグの紹介になります(大事)。
と、前置きをした上で言うのですが、プロローグにしては説明が多いように感じます。
プロローグの役割って幾つかあるのですが、その一つに、読者に対して小説全体の雰囲気を伝えてしまう、というものがあると思います。
『この小説の主人公はこの人で、こんな性格で……。世界観はこんな感じで……。過去にこういう出来事があって……。こういう困難があって……。ジャンルはこんな感じで……。文体はこんな感じで……。こんな風に物語は進展していきます!』で、最後に『気に入っていただけるようでしたら最後までお付き合いください☆』という見えない作者からのメッセージが隠れてる。
読者はプロローグから得た印象を受け入れて・あるいは期待して、続きを読んでくれたり……くれなかったりする(汗)。
(もしかしたらsilicaさんにも、商業小説のプロローグをまず読んでみて、続きを読むか読まないかを決めた、なんて経験はございませんか? もしあれば、何となくでも分かってもらえる部分があるんじゃないかと思います)

欲張って『』で書きましたが、全部を無理に詰め込む必要は全然なくて、作品を伝えるのに必要だと思える部分だけを書けばいいと思います。
で、ここまで読んでいただいて、御作のプロローグをどういう方向性で書いていけばいいのかってところを、なんとなくでも伝わってくれていると良いのだけれど。

先述しましたが、プロローグにしては説明が多いように感じますので、そこを改善されることを私はオススメしたいです。
作品全体の雰囲気が伝われば概ねプロローグとしては成功と言えるので、抽象化できる部分はどんどん抽象化して良いと思います。
例えば、を下に書きます。

>そう、八重と呼ばれた刀を持った少女は言い返す。どちらも、雑談に打ち興じながらも、緊張を緩めることはなかった。ここが幾ら彼女たち魔術師にとって使い慣れた、言わばホームとでも言える場所であったとしても、本来この世界の存在ではない者がいる、という異常事態においては気の抜けない戦場なのである。
【本文からの引用↑  ↓私が書いた場合】
>八重は身の丈に合わない刀を片手に言い返す。戦場でする会話とは思えない暢気な態度をしている。

ざっくりと省略した部分は、プロローグの後で本格的に物語が動き始めてからでよいと思います。
『彼女たちは何者なのか?』や『戦場とはどんな所なのか?』の具体的な説明は、なくてもたぶん読者は気にならない。雰囲気を伝えるのに重要な部分であれば、説明的になっても良いと思うけど、私は後回しで問題ない部分だと判断しました。この辺は、私の感性もありますね。(『魔術師』のワードも削っていますが、プロローグ内の別の文章で出せば問題ないかと)。これらはもちろん、プロローグに限っての話です。
抽象化が許されるのがプロローグの強みであって、抽象化するつもりがないのなら、プロローグとしないで、そのまま本編から始めればいいと思います。現状の内容を読むに、『プロローグ無しで本編から始めればいい』レベルで具体的に書き込まれているので、こっちに一票を入れたいです。
(プロローグに関する掲示板なので、プロローグにするのならという前提で書きました。全てはあくまで考えの一つであって、参考程度にしてください)

素人意見なので、取捨選択は慎重にお願いします。
では、ご健筆を祈ります!

スレッド: 凍った瞳 改稿版1

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