小説のタイトル・プロローグ改善相談所『ノベル道場』

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シンセティック・シューター (仮題) (No: 1)

スレ主 ラ研の無惨 投稿日時:

どうも如月千怜です。プロローグ掲示板は初めて使用させていただきます。
今回投稿する作品は以前スレッドを立てた「ホムンクルスに転生した主人公」の話です。
ちなみにここから先の展開は、一話完結エピソードを掲載していく中で時々大きな事件を描くような話にしようかなと思っています。

登場キャラクター(一部プロローグ時点では登場しない者もいます)

シャーロッテ
ホムンクルスとして転生した主人公。愛称はシャロ。
酒の飲みすぎでホームから転落死したのを自殺と誤認され、錬金術師のユークリッドに手違いで魂を提供されてしまう。
前世では社畜であり、様々な不満から日常的にヤケ酒をしていた。
そして転生後もホムンクルスとして強制労働させられることを嘆くが、ユークリッドが彼が思っていた以上に丁寧に扱ってくれたことからその不満は物語を通して次第に消えていく。
ちなみにこの事を彼は後に「冤罪で入れられた刑務所が職場よりホワイトだったみたいだ」と語る。

性格
前世での嫌な経験が多いことから口が悪く、造物主のユークリッドに対しては仲が良くなってきた後も一向に敬語を使わず終始おっさん呼ばわりを続ける。
ただ女の子に対してはかなり甘く、新キャラと出会う度にその容姿を散々心理描写で褒めちぎりどこがかわいいかを丁寧に語るのが確定している持ち芸の一つ。
(もちろんこれは一人称だからできる芸当である)
仕事に対しては真面目であり、ユークリッド相手でも文句を言うことはあるが、結局は彼のために力を尽くす。
また客人の前ではユークリッドに対する普段の不敬を自重し、彼を立てるなど、決して彼を信頼していないわけではない。
酒が大好きであり、夜には誰にもバレないよう倉庫に忍び込み勝手に酒を飲むことがある。
まあ糖尿病のヒーローがいるくらいだから、アル中のヒーローがいても別にいいよね。

戦闘能力
悪魔達に気まぐれで魔眼の能力を与えられていて、視力が全体的に強化されている。
暗視能力の他に、体感する時間の流れを劇的に遅くし、敵の攻撃を見切る能力を持つ。
世の中のチート特典と比べたら、弱くはないけど絶妙にいらないくらいのしょっぱい性能だが。
もっとも彼の真価は優れた射撃センスにあり、魔眼による視力強化もあってかなり優れた命中精度で射撃を行う。

ユークリッド・スカラー
シャロの親になる錬金術師。愛称はユウ。
だけどレギュラーキャラには彼を名前で呼ぶキャラクターがいない。
(シャロはおっさん、後述する弟は兄貴、部下達は社長と呼ぶため)
錬金術師の結社である「ユークリッドファミリー」を立ち上げた若きリーダーであり、自分の結社を大陸一の錬金術師集団にすることが夢。

性格
偏屈で粘着質。シャロが嫌がっているのに興味のない話を長々するなど自分本位な行動からシャロからは煙たがれている。少なくとも彼が悪いところは決してかばってもらえない。
あと役割分担という名目で自分の苦手なことを何でも他人にやらせるので、錬金術師と無関係な人員ばかりを次々雇用してしまう癖がある。
資本金を集める前準備と言えば聞こえはいいかもしれないが……
ただ経営者を志すだけあってかビジネスマナーは完璧であり、商売相手からの信頼は厚い。

戦闘能力
錬金術によって火薬を製造することに目を向けており、それによって大陸で初めて銃と爆薬を発明したという偉大な実績を持つ。
基本的に直接戦闘よりも戦闘に使うための道具を製造するのが役割であり、良くも悪くも支援特化型である。
銃を発明した本人だけあって射撃は上手いが、シャロのセンスの高さの前にはあっという間に追い抜かされていく。

クラウディオ・スカラー
ユークリッドの弟。愛称はクラウ。
シャロが生まれる前までは数少ない戦闘員であり、ユークリッドが錬金術師の材料を手に入れるため探索に赴く際の護衛が主な仕事。
年が離れていることと、自分の苦手なことを多くできるため、兄のことを強く慕っている。そのため彼に平然と不敬を働くシャロとは若干折り合いが悪い。

性格
兄と違い素直な熱血漢。休みの時は近所の子供達の遊び相手をするなど気のいい兄貴分である。家庭では弟だけど。

戦闘能力
優れた腕を持つ魔法戦士であり、剣術とそれを強化する魔法剣による苛烈な攻めを得意とする。
必殺技は魔法剣の威力を最大まで解放させて放つ魔法光波。

ヴェロニカ・ノイマイヤー
ユークリッドに雇われたメイド。
元々はシャロに仕事のやり方を教えた後に退社する契約だったらしいが、シャロの家事があまりにもヘタなのでそのままメイドを続けることになる。
平社員のレギュラーが一人はいた方が話を作りやすいのでは、と思って作ったキャラクターなので処遇に対しては不確定要素が強い。

ちなみにシャロは彼女に若干気があり、容姿を散々褒めちぎるが怒りっぽくてたくさん殴られたのは嫌だったと語る。
あんまり褒めちぎりすぎるとリゼロのエミリアみたいな未来を辿った後が心配なので、そういう意味でも処遇は未定。

プロローグ

 十本目の缶を開ける。それを一気に流し込んだ。
「ちく……しょお……」
 何本開けても満足できない、心の奥にある怒りの火が、一向に消えない。
「あのクソ野郎……ぜってぇ許さねえ……」
 残業代未払い、上司のモラハラ、不当な叱責、減給……何をとってもあそこに楽しみを見出せない。
 特にモラハラ……女みたいな顔とかのたまったかと思えば、男同士だから合法とでも言わんばかりに尻を触る。明らかに悪質だ。労働組合も冗談だと思っているのか真面目に聞いてくれねえし……
 ああ、マジで嫌になってきた。会社やめてえ……だけど転職先も思いつかないし……
「ちょっと兄さん、危ないよ! 前見て前!!」
 なん、だよ。うるせー駅員だな。こっちは仕事終わりでイラついてんだよ。貴重な自由時間くらい一人で好きに飲ませろよ、ヴォケ。
「あっ……」
――そう思っていたら、唐突に襲う浮遊感。頭から落ちて、強く打った……

――それから俺は、少しばかり寝込んでしまったらしい。明日も早起きして出勤しないといけないのに。家に帰る暇もなく、出社しないといけないのか。
「うーん……」
 朝になったらしい。無意識にまぶたを開き、俺は目覚めた。
「……えっ?」
 そこで俺が見たのは、見覚えのない不思議な景色だった。
 目覚めたところは石造りの暗室。灰色の石壁はどことなく、古代ギリシャの神殿を彷彿させるものだ。
 照明は原始的なかがり火。そして壁と同じく石でできたベッドが素肌を冷やす。
 視線を下ろすと一糸まとわぬ姿にされた己の肉体が見えた。ほんのわずかだが胸が膨らんでいる。胴回りも目覚める前より細くなり、何より下半身にあるべきはずの証明証が女のものになってやがる。
「ユークリッドさん、こちらです」
「失敬――おお、目覚めているじゃねえか」
 戸惑う中、目の前の扉を開けて男が入ってきた。ガキの頃好きだったRPGに出てきそうな、魔術師風の怪しい外套を着た若い男。多めに見積もっても三十代前半くらいだろうか。
「やあ、初めまして。俺はユークリッド。君を造った天才錬金術師だ。よろしく」
 初対面なのに馴れ馴れしい物言いで迫ってくる男。中身が男と知らないとはいえ、全裸の若い女の子を前にして堂々とした奴だ。
 というか、錬金術師ってどういうことだよ。とっくの昔に科学的に不可能なことが立証された学問じゃないか。そんな職業が実在しているなんて、ここは地球ではないのか?
「……俺をどうする気だ?」
 一言そういったら、相手は戸惑っていた。
「……えっと、男の子みたいな話し方をするんだね、君」
「……俺は男だ。少なくとも今目覚める前まではそうだったはずだ」
「なんだって?」
 いちいち動揺するなよ。天才なんだろ、もっと堂々としろよ。メッキ臭いと思われたいのか。
「それはおかしい。女性のホムンクルスを造るから、女の子の魂を提供してくれと頼んだのに」
 ホムンクルス……パラケルススが造ったと言われる人造人間か……俺の知っているものの定義にどれだけ当てはまるのかは知らないが、俺はそれになったのか。
 それより魂の提供ってなんだ? 輪廻転生的な何か、なのだろうか。
「なあ、おっさん」
「……何だい?」
「俺は一度、死んだのか?」
 答えられる質問だったのか、一気に落ち着く男。天才を自称する資格はまだ残っていそうだ。
「……ああ、君は死んだ。それまでに重い罪を犯したから冥府が君の魂を提供したんだ。ホムンクルスとして生まれ変わり、贖罪をさせるために」
 そうか。あの時飲みすぎたせいでホームに落ちたんだな。それで目覚めることなくひかれて死んだ、と。しかし重い罪ってところは理解できない。
「ちなみに君の犯した罪は自殺って聞いたところだよ」
 自殺……確かに、あの世側の基準では重い罪と扱われやすいものだな。でも俺の転落は事故だと思うのだが。
「……うっかり落っこちただけで自殺か。厳しいジャッジだな」
「え、もしかして君、死ぬつもりはなかったのかい?」
「何言っているんだ? そうじゃないならこんな質問しないだろ」
「……それもそうだな。わかった、少し待ってくれ。彼らともう一度交渉してくる」
 慌てて出ていく男。誰もいない部屋に一人残された。
 見回したところ、服は置いてくれているみたいだ。でもスカートばっかりでズボンがない。この世界ではジェンダーレスがあまり浸透していないのか。いや、ただ単に服を選んだ奴の趣味かもしれない。決めつけるのはさすがに早すぎる。
 一方で上半身はかなり充実しているな。フリルの主張が強いゴスロリにセーラー服、ボトム次第で男女兼用にもなれるコート……
 とりあえず、あまり露骨に萌えを狙った奴は恥ずかしい。コートとロングスカートで行こう。

「――ただいま」
 ちょうど着替えが終わった頃に錬金術師の男が戻ってきた。
「おお? その服にしたのか。中々センスがいいじゃねえか。君に似合うと思っていたんだよ。最高にかわいいぜ」
――やっぱり、選んだ奴の趣味だったらしい。
 それにしてもこの男、結構ニッチな趣味をしているな。どういう工程で俺の体を造ったのかは知らないが、もし仮に造形を自由にできるならわざわざブスに作る奴はいない。各々が理想のスタイルの女を思い描いて造るだろう。
 思春期になりたての女の子くらいの大きさしかないこの胸と、選んだ服が露出度から縁のない服ばかりなところとか。
――もしかしたら、そういう観点においてはこのおっさんとは気が合うかもしれないな。
「あ、良かったら鏡見てみるかい?」
 手鏡を差し出してきた。受け取って早速覗き込んでみる。
 そこに映った顔。それは手入れの行き届いている長すぎない銀髪、青く鋭い瞳、そしてスカートがなければ男のふりをすることすらできそうな中世的な顔立ち。
 率直に言って、実に美しい。それでいて、胸が大きすぎて邪魔になることもない。男だった時とほぼ同様の勝手で動けるのか。スマホがあったら自撮りしたい、ここまで切望したのは生まれて初めてだ。
 ……おっと、いけない。流されて大事な話を忘れるところだった。
「……そういや、話どうだった?」
「ああ、それか。ダメだったよ。ノークレームノーリターンの契約だったから」
 やけに現代的な言葉だな。冥府を支配しているのが真っ当な天使か、堕天使や悪魔なのかは知らないけど、どっちにしろ仕える神がいるんだろ。もっと古風な言葉使って雰囲気出せよ。
「それに彼ら、交信を切る際に『当たりくじを引けて良かったな』とか言っていたぜ」
「当たりくじ? 俺が?」
 どういうことだ? まるで俺の魂だけが特別みたいな言い方だな。
「……とにかく、君は俺にとっては初めて造った大事なホムンクルスだ。養ってあげるからお手伝いはよろしく頼む。それがホムンクルスとして生きることだ」
 どの道俺はここでも社畜として生きなければならないらしい。だが今は目の前の男を信じるしかないな。何も知らない国で就活なんてできるわけがないからな。
「……そう言えば、俺の名前はどうなるんだ?」
「ああ、それか。ホムンクルスの名前は錬金術師が自由につけることができる。俺は君が生まれる前から決めていたぜ」
「……で、俺の名前は?」
「シャーロッテ、シャーロッテだ。これからよろしく頼むぜ、シャロ」
――逃げる場所はない。受け入れよう。ここが俺の新天地……故郷の家族や友達とはもう二度と会えなくても、生きるために全力を尽くそう。

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内容が見え切らないので、何とも。 (No: 2)

投稿者 大野知人 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

 とりあえず、とてもいい出来だと思います。転生モノテンプレをベースにして、設定とかキャラ紹介をくどくならない程度に入れているので、とても読みやすく、今後の展開へのワクワク感もある程度あって良いと思います。
 
 ただ、『とりあえず』と付けたのが少し気になっている点で、今後の展開次第ではアッサリまとめすぎている・インパクトが足りないようにも感じました。
 
 そういう意味で言うと、キャラ数をもう一人増やしても良いかも知れないと思います。ユークリッドが『天才』を名乗った時に、肯定しつつも突っ込みを入れる形で弟君とかが出てくると良いんじゃないでしょうか?

 あと、プロローグそのもののまとまりとしては良いんですが、主人公の『己が陥った境遇(転生・使い魔化・TS・前世への未練)』への受け入れが速すぎるようにも見えます。もう少し、反発する方が見てて楽しいです。

 と、言った感じです。
 雑に言えば、『とても丁寧にまとまっているし分かりやすいんだけど、作品のウリ/主人公の内面が少し見えずらいかな』といったところ。プロローグ単品としてはとてもいいんですが、続きのお話を書いたときに物足りないプロローグになってしまう気もします。

タイトル案

内容が見え切らないので、何とも。

良かった要素

ストーリー キャラクター

内容が見え切らないので、何とも。の返信 (No: 3)

スレ主 ラ研の無惨 : 0 No: 2の返信

投稿日時:

大野さん、感想ありがとうございます。

>>ユークリッドが『天才』を名乗った時に、肯定しつつも突っ込みを入れる形で弟君とかが出てくると良いんじゃないでしょうか?

確かにそれいいですね。さっそく採用を検討します。

>>主人公の『己が陥った境遇(転生・使い魔化・TS・前世への未練)』への受け入れが速すぎるようにも見えます。もう少し、反発する方が見てて楽しいです。

うーん、これか……実はナイトメアフライデーで同じ指摘をされたことがあるのですよね。
「お調子者でラノベが大好きで興奮している西村はともかく、初めて異世界転生を知ったばかりの木下の受け入れが早すぎる」と。
ただ今回の場合、結構迷うところですね。
木下は苦労しながらも生活に希望と幸福感を持っている描写があったから、こういう指摘が来てもしかたないと思うのですが、シャロの場合はそういうのが全くないのですよね。
一応「家族と二度と会えないのは寂しい」とか言っていますけど……

まあ一番迷っている理由としては、ここを長引かせると話のテンポが悪くなることなんですよね。
この尺だけでも黄金の魔女では主目的の「カマーン村奪還」に関する話が出てきますので、その反発の描写はあまり長くしたくないなというのが正直な感想です。
あっちではそこから奪還が実際に始めるまでが長引きすぎたという二重の懸念要素があるからな……

そしてスルーされたヴェロニカは……うーん、どうしよう。個人的に彼女は後々ユークリッドの副官枠にして作戦係をやってもらおうかなとか思っているのですが……(参謀はユークリッド自身にも当てはまるので、あえて副官と呼びます)

皆様へ (No: 4)

スレ主 ラ研の無惨 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

レスがあまりつかないまま埋もれてしまいましたが、私自身は今もレスを受け付けているので、気軽にレスをつけてください。
短い感想でも力になるのでよろしくお願いします。

シンセティック・シューター (仮題)の返信 (No: 5)

投稿者 ワルプルギス : 0 No: 1の返信

投稿日時:

せっかく持ち上げられたので、沈む前にコメントを。

プロローグ読んで思うのは、すでに言われてるように受け入れが早すぎること。
特に、ユークリッドの元で働くって決心をするのがね。
「あー、手伝いってのは俺のサド欲求満たすのとか怪しい薬の実験台とかの事だから」
と18禁調教ゲーじみたことを言われる可能性も無いとは言えないわけですよ。
現役社畜(笑)として、労働条件も確認せずに就労承諾するのは怖すぎる。

設定の方を見ても、ホムンクルスのシステムが良く分からないですね。
人を働かせようと思うなら、飴か鞭が必要。
悪魔がかかわってるのを考えると鞭の方がらしいけど、鞭だけだと「鞭を入れられない限度ギリギリまでサボる」が基本姿勢になるので飴もある方が効率は良くなります。

罪人の魂を労働力として使用するという意味では魔界戦記ディスガイアシリーズのプリニーが参考になりますかね。
何気にWikipediaに単体ページがあってビックリ。
ざっくり言うと、ペンギン風ぬいぐるみに罪人の魂が入れてあって、魔界で悪魔にこき使われる存在です。
悪魔からもらえる薄給を貯めていくことで罪が濯がれ、最終的には罪を許され転生できる。
つまり、悪魔にひどい目にあわされるという鞭と転生という飴が彼らのモチベーションですね。
まあ、鞭が効きすぎてるので、作中では基本的にやる気がなく、時には裏切ったり逃げたりと士気はかなり低い感じ。悪魔側も雇用コストが安いので、多少逃げようが気にしてない感じの描写ですが。

翻って本作を見ると、ホムンクルスを作るにはそれなりにコストがかかりそう。であれば、鞭も飴もそれなりに巧妙に準備しておくべきと思います。
一応ユークリッドは「養ってあげる」と飴を提示してますが、衣食住ぐらいなら誰からでも得られるわけで。最初は何も分からないからとりあえず作った錬金術師の元で働くとしても、もっと労働条件の良いところが見つかったらすぐに乗り換えてしまえる。
サバイバルが得意な魂なら、とりあえず逃げて原野で自活してしまうかも。
そんなことになっては、錬金術師としては作り損でしょう。

罪人の魂、悪魔、錬金術師の3者がホムンクルス作成に関連して何を差し出して何を得るのかを決めて、魂に関連するところだけでも最初に提示しておく方がいいと思います。

シンセティック・シューター (仮題)の返信の返信 (No: 6)

スレ主 ラ研の無惨 : 0 No: 5の返信

投稿日時:

ワルプルギス様、感想ありがとうございます。
せっかくレスを頂いたのに返信が大変遅れて申し訳ございません。
いつもお世話になっております。今回もお疲れ様です。

>ホムンクルスのシステムが良く分からないですね。

立ててから半年以上経っているスレッドですからね……(汗)
(三か月くらい経ってもレスを下さったのが大野さんだけだったのはかなり堪えました)
私の手元にも、スレッドを立てた当時は確立していなかった設定がたくさんあります。
後の方がレスしやすいようにも、ここで追記します。

=ここから先、ワルプルギス様を含めた閲覧者全体への補足説明です=

●錬金術師やホムンクルスに関する設定の追記

・錬金術師協会
作中世界で発足されている組織で、平たく言うとギルドの一種です。
錬金術師は協会に所属し、組織内で互いに研究成果を開示し合う義務があります。
錬金術師を名乗るには会員証とバッジを常に携帯する必要があります。
加入の義務がある理由は違法行為の伴う研究を取り締まるためで、所属を拒否したら「公にしたくない研究をしているのでは?」と疑われても文句は言えません。

ホムンクルスの所持を申請するためには協会から認可を得る必要があります。
認可を得るための条件は主に以下の二つです。

・優れた研究成果を発表する。
・それを用いて国家や地域社会などの発展に貢献する。

ちなみに協会は完全に実力主義の体制を取っているので、貴族出身の者や優秀な錬金術師を親に持つ二世系の者が親のコネで認可させるなどはできません。(裏を返せば平民でも優秀なら貴族や二世より優遇される)
明らかに規定を守れる見込みが見れない素行の悪い錬金術師にも認可は降りないですね。
だからワルプルギス様が触れた「18禁調教ゲー案件」をするような錬金術師にはそもそも許可が降りないと思います。仮にネコ被って誤魔化し通せたとしても露見すれば確実に除名処分です。

・ホムンクルス保護協会 (仮称)
錬金術師協会の付属組織として、ホムンクルスを不当な虐待から保護するための組織も結成されています。
それと同時に錬金術師には虐待からホムンクルスを守る義務があります。
家族等の近親者、金持ちの者なら使用人、職場へ連れ出すなら職場の同僚などからですね。保護を怠っているとみなされた場合、実行犯と同様に罰が下されます。悪質な場合だと実行犯よりも重い罰が下されることすらあります。
ちなみに持ち主が保護協会から処分を受けたホムンクルスは、保護協会の施設で暮らすことになります。必要に応じて就職をあっせんすることもあるので、虐待を盾にしてもホムンクルスとして生まれた労働責任からは逃げられません。
まあ苦しみから逃げるための方法に自殺を選んださらに罪を重ねてしまう、なんて事態は協会も避けたいので保護協会はあまり無茶なことはさせませんけどね。

(特に前世で犯した罪が自殺のホムンクルスは同じ罪を繰り返させないために厳重に保護される。虐待した者に下される処分も他の罪より厳罰化しやすい)

・脱走防止のための処置

ワルプルギス様が「脱走されたら錬金術師が丸損する」と言われていましたが、脱走対策は一応考えておきました。(ちなみにこの部分は前二つと比べて設定されたのが比較的最近です)
ホムンクルスと持ち主の錬金術師には有事の際に安否を確認するためのマジックアイテムが渡されています。
相手が生存している限り光続ける石みたいなもので、指輪状に加工します。
そして錬金術師に渡されるものにだけ、離れ離れになったホムンクルスの居場所を辿るためのビーコンを探知する機能がついています。
ちなみにビーコンはホムンクルスを製造するの際に体に刻まれる錬金術師協会の紋章から発せられます。外すことは絶対に不可能です。
(紋章は原則利き手でない手の甲につけられます。ついでに持ち主の錬金術師の名前も刻まれます)
だから脱走しても追いかけることは容易です。脱走理由に正当性がない場合は錬金術師の裁量で罰を与えることも可能です。
ちなみに脱走に与える罰としては、顔に紋章を追加するのが原則です。目的としては周囲の人間に「脱走の前科がある」ことを示し、再犯時の捕縛をさらに容易にするためです。

>もっと労働条件の良いところが見つかったらすぐに乗り換えてしまえる。

ここも錬金術師の同意を得ずにホムンクルスが独断で行えば脱走とみなされます。
こういう行為が認められるためには「錬金術師が同意した上で雇用主にホムンクルスの所有権の譲渡及び貸与を認める」必要があります。
まあ錬金術師本人が「知り合いの会社の仕事を手伝え」とか「俺の代わりに実家の家族の世話をしろ」などと命令をすれば、離れて働くこともできますけどね。

=設定説明はここで終了です。ここから先はワルプルギス様の私信に戻ります。=

●ワルプルギス様への私信の続き

これらの設定を踏まえると、長期的にホムンクルスをこき使うためには不満を溜めこませないための飴をかなり意識して与える必要がありますね。
しかしあまりいい飴が思いつかないなあ……どうしたらいいのだろうか……
現時点では「協会が腐敗していて不正が横行する中で、それを改めるために二人が戦う」とか「他の錬金術師が持つホムンクルスの登場」「二人が他のホムンクルスを虐待から助ける」などの要素を物語に組み込むつもりは全くないので、別の掲示板で大野さんに指摘された「いらない部分にばかりこだわりすぎる」をまたやらかしかねないです。

というか、自分で書いていて「協会の掲示する様々な規定で縛られる錬金術師の方が、ホムンクルスよりも負担のデカイ奴隷になっていない?」と思ってきました(汗)
先程記述したものが脱走対策以外ホムンクルスに有利な規定ばかりだからというのもあるのでしょうけど「所持するためには功績の掲示が必要」「製造するための費用を協会を通して悪魔に支払う」「規定違反を犯せば最悪除名処分のリスクがある(実質上の免許剥奪)」という三重苦を抱えてホムンクルスを造るのは、多分ワルプルギス様の指摘よりも重たいコストになりますよね(汗)

シンセティック・シューター (仮題)の返信の返信の返信 (No: 7)

投稿者 ワルプルギス : 0 No: 6の返信

投稿日時:

飴に関して言えば、そもそも「罪を犯した魂がホムンクルスにならなければどうなるのか」を設定すれば見えてくるかと。

例えば、『罪を犯した魂は悪魔に拷問されるという罰を受けることで本来のルート(転生or天国)に戻れる』という設定にすれば
ホムンクルス契約によって3者はそれぞれ

魂:錬金術師の元で働くことで、悪魔による拷問を回避でき、最終的には転生or天国行。
悪魔:魂を錬金術師に貸すことで拷問という仕事をさぼったうえで契約の対価まで得られる。
錬金術師:悪魔へ支払った対価の見返りに、労働力としてホムンクルスを得る

というコストとメリットがあると見えてくるわけですね。
脱走対策も「逃げたら悪魔が魂を回収する(=悪魔による拷問が始まる)から」で終了。錬金術師が悪魔よりはマシな扱いをしている限り、魂から見ればメリットがある形。

魂の行方にかんする飴だけでは遠すぎるなと思ったら、身近な飴を錬金術師とホムンクルスの労働契約で与えればいいですね。
お小遣いと自由時間があれば自分の趣味でリフレッシュできます。
シャロならお酒の現物支給でもよさそうですね。錬金術師なら蒸留酒も作れるでしょうし。

この辺含めて、今のプロローグのように速攻で受け入れるのではなく
世界観の説明+シャロ⇔ユークリッド間の契約を結ぶまでを第1話にするのはどうかと提案します。
態度が大きかったり、酒を盗み飲みしてるのも「ユークリッドが甘い顔してるから」より「そういう契約です。嫌なら働かないけど?」のほうが依怙贔屓されてる感が薄くなるかも、という計算も含めて。
最初からそんなにシャロ優位の契約を結ばせてはくれないでしょうから、
初期はメイドとしての契約を結んでおき、ユークリッドがピンチになったところで戦闘員としての契約を結びなおす形ですかね。

後は、他のホムンクルスが出る予定がないってところが引っ掛かりました。
他のホムンクルスと会わないということは、この世界におけるホムンクルスの数が相当少ないのかなと推定します。
ホムンクルス保護協会や脱走防止措置の設定は良いと思うのですが、ある程度ホムンクルスが普及してる世界向けの設定だなと思います。
特に保護協会は、保護すべきホムンクルスが少ないと、仕事がないのに予算だけ食いつぶす機関になってお役所的利権の臭いが漂い始めますね。
このへん、どういう社会にしたいのかというイメージにもですが、キャラ付けにも関わります。
シャロが特殊なホムンクルスであることを強調するなら、普通のホムンクルスと比較するのが印象付けやすいわけで。

シンセティック・シューター (仮題)の返信の返信の返信の返信 (No: 8)

スレ主 ラ研の無惨 : 0 No: 7の返信

投稿日時:

>飴に関して言えば、そもそも「罪を犯した魂がホムンクルスにならなければどうなるのか」を設定すれば見えてくるかと。

すごくわかりやすく説明して下さりありがとうございます。ためになりました。
いっそのことこのまま採用したいくらいです(汗)

>シャロならお酒の現物支給でもよさそうですね。錬金術師なら蒸留酒も作れるでしょうし。

まあシャロならそれでいいですよね。まあユークリッドの視点から見たら「前世で酒が原因で死んだ相手だからあまり与えたくない」という気持ちもありそうですけど……
酒が原因で問題行動を起こさないように、外で勝手に飲むのはダメなどのルールを作りそうです。
(束縛しすぎても自由にしすぎても問題行動につながる)

>世界観の説明+シャロ⇔ユークリッド間の契約を結ぶまでを第1話にするのはどうかと提案します。

わかりました、これらを中心に盛り込みます。しかし伺っている限りだと、結構長めのプロローグに作り直す必要がありそうですね……

>後は、他のホムンクルスが出る予定がないってところが引っ掛かりました。
>他のホムンクルスと会わないということは、この世界におけるホムンクルスの数が相当少ないのかなと推定します。

一人の錬金術師が一人しか造らないなら当然錬金術師の総人口より少ないですね。
しかもこの世界はホムンクルスを所持するために協会の認可が必要なので、一人の錬金術師が10人以上作っても錬金術師の総人口を超える可能性があまり高くないと思います(汗)

>特に保護協会は、保護すべきホムンクルスが少ないと、仕事がないのに予算だけ食いつぶす機関になってお役所的利権の臭いが漂い始めますね。

今の設定のままなら窓口くらいの規模に縮小した方が良さそうですね……

追記です (No: 9)

スレ主 ラ研の無惨 : 0 No: 8の返信

投稿日時:

脱走防止措置の方に触れるのを忘れていました(汗)

脱走防止措置であるビーコン絡みの設定は「元々誘拐被害や戦闘中行方不明などになったホムンクルスを救出するために開発されたもの」「それが脱走対策にも有用だったからそちらの用途にも使われている」という感じの設定です。
現在実際に本来想定された用途で、その機能を使うエピソードがあるためそのまま採用します。

シンセティック・シューター (仮題)の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 10)

投稿者 ワルプルギス : 0 No: 8の返信

投稿日時:

今週分の更新完了~

>いっそのことこのまま採用したいくらいです(汗)

使っちゃっていいですよ。
日本的な「罪人は地獄で鬼に罰を受ける」のヴァリエーションなので、
オリジナリティ云々言えるほどの内容ではないです

>ユークリッドの視点から見たら「前世で酒が原因で死んだ相手だからあまり与えたくない」という気持ちもありそうですけど

そのへんまで契約に含めて解決しちゃうのも良いし、
敢えて残して彼らの定番やり取りにするのも良いかもしれないですね。
「飲みすぎるなよ」「もう落ちねーから心配すんな」
「これ以上はだめだ」「1日2本までOKの契約だろ」
とかやらせておけば、喧嘩しつつも仲がいいバディ的雰囲気が出せます。
見た目男女でこれをやると、事情を知らない周りからは完全にカップル扱いされそうですが、それもまた面白いかと。

脱走防止というかビーコンの方は戦術的にも使えそうなので、早めに教えておいた方がいいでしょうね。
逆に、保護協会の方は実質出番が無いなら説明自体不要かと。
ユークリッドがシャロをちゃんと人間らしく扱っているというだけで十分です。

シンセティック・シューター (仮題)の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 11)

スレ主 ラ研の無惨 : 0 No: 10の返信

投稿日時:

再訪ありがとうございます。二日越しの返信失礼します。

>脱走防止というかビーコンの方は戦術的にも使えそうなので、早めに教えておいた方がいいでしょうね。
>逆に、保護協会の方は実質出番が無いなら説明自体不要かと。

ビーコンは本採用確定で、保護協会は裏設定に回しておきます。
実際ビーコンの機能はホムンクルス自身が知っておかないといけないことだと思うので、説明は早めにしておきます。

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タイトル:シンセティック・シューター (仮題) 投稿者: ラ研の無惨

どうも如月千怜です。プロローグ掲示板は初めて使用させていただきます。
今回投稿する作品は以前スレッドを立てた「ホムンクルスに転生した主人公」の話です。
ちなみにここから先の展開は、一話完結エピソードを掲載していく中で時々大きな事件を描くような話にしようかなと思っています。

登場キャラクター(一部プロローグ時点では登場しない者もいます)

シャーロッテ
ホムンクルスとして転生した主人公。愛称はシャロ。
酒の飲みすぎでホームから転落死したのを自殺と誤認され、錬金術師のユークリッドに手違いで魂を提供されてしまう。
前世では社畜であり、様々な不満から日常的にヤケ酒をしていた。
そして転生後もホムンクルスとして強制労働させられることを嘆くが、ユークリッドが彼が思っていた以上に丁寧に扱ってくれたことからその不満は物語を通して次第に消えていく。
ちなみにこの事を彼は後に「冤罪で入れられた刑務所が職場よりホワイトだったみたいだ」と語る。

性格
前世での嫌な経験が多いことから口が悪く、造物主のユークリッドに対しては仲が良くなってきた後も一向に敬語を使わず終始おっさん呼ばわりを続ける。
ただ女の子に対してはかなり甘く、新キャラと出会う度にその容姿を散々心理描写で褒めちぎりどこがかわいいかを丁寧に語るのが確定している持ち芸の一つ。
(もちろんこれは一人称だからできる芸当である)
仕事に対しては真面目であり、ユークリッド相手でも文句を言うことはあるが、結局は彼のために力を尽くす。
また客人の前ではユークリッドに対する普段の不敬を自重し、彼を立てるなど、決して彼を信頼していないわけではない。
酒が大好きであり、夜には誰にもバレないよう倉庫に忍び込み勝手に酒を飲むことがある。
まあ糖尿病のヒーローがいるくらいだから、アル中のヒーローがいても別にいいよね。

戦闘能力
悪魔達に気まぐれで魔眼の能力を与えられていて、視力が全体的に強化されている。
暗視能力の他に、体感する時間の流れを劇的に遅くし、敵の攻撃を見切る能力を持つ。
世の中のチート特典と比べたら、弱くはないけど絶妙にいらないくらいのしょっぱい性能だが。
もっとも彼の真価は優れた射撃センスにあり、魔眼による視力強化もあってかなり優れた命中精度で射撃を行う。

ユークリッド・スカラー
シャロの親になる錬金術師。愛称はユウ。
だけどレギュラーキャラには彼を名前で呼ぶキャラクターがいない。
(シャロはおっさん、後述する弟は兄貴、部下達は社長と呼ぶため)
錬金術師の結社である「ユークリッドファミリー」を立ち上げた若きリーダーであり、自分の結社を大陸一の錬金術師集団にすることが夢。

性格
偏屈で粘着質。シャロが嫌がっているのに興味のない話を長々するなど自分本位な行動からシャロからは煙たがれている。少なくとも彼が悪いところは決してかばってもらえない。
あと役割分担という名目で自分の苦手なことを何でも他人にやらせるので、錬金術師と無関係な人員ばかりを次々雇用してしまう癖がある。
資本金を集める前準備と言えば聞こえはいいかもしれないが……
ただ経営者を志すだけあってかビジネスマナーは完璧であり、商売相手からの信頼は厚い。

戦闘能力
錬金術によって火薬を製造することに目を向けており、それによって大陸で初めて銃と爆薬を発明したという偉大な実績を持つ。
基本的に直接戦闘よりも戦闘に使うための道具を製造するのが役割であり、良くも悪くも支援特化型である。
銃を発明した本人だけあって射撃は上手いが、シャロのセンスの高さの前にはあっという間に追い抜かされていく。

クラウディオ・スカラー
ユークリッドの弟。愛称はクラウ。
シャロが生まれる前までは数少ない戦闘員であり、ユークリッドが錬金術師の材料を手に入れるため探索に赴く際の護衛が主な仕事。
年が離れていることと、自分の苦手なことを多くできるため、兄のことを強く慕っている。そのため彼に平然と不敬を働くシャロとは若干折り合いが悪い。

性格
兄と違い素直な熱血漢。休みの時は近所の子供達の遊び相手をするなど気のいい兄貴分である。家庭では弟だけど。

戦闘能力
優れた腕を持つ魔法戦士であり、剣術とそれを強化する魔法剣による苛烈な攻めを得意とする。
必殺技は魔法剣の威力を最大まで解放させて放つ魔法光波。

ヴェロニカ・ノイマイヤー
ユークリッドに雇われたメイド。
元々はシャロに仕事のやり方を教えた後に退社する契約だったらしいが、シャロの家事があまりにもヘタなのでそのままメイドを続けることになる。
平社員のレギュラーが一人はいた方が話を作りやすいのでは、と思って作ったキャラクターなので処遇に対しては不確定要素が強い。

ちなみにシャロは彼女に若干気があり、容姿を散々褒めちぎるが怒りっぽくてたくさん殴られたのは嫌だったと語る。
あんまり褒めちぎりすぎるとリゼロのエミリアみたいな未来を辿った後が心配なので、そういう意味でも処遇は未定。

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