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凍った瞳 (No: 1)

スレ主 silica 投稿日時:

目的:趣味で書く

要望:欠点の指摘歓迎!

カテゴリー:ラノベ(中高生向け)

あらすじ

プロット
第一幕
1 邂逅 凍華が戦闘している塵を発見する。特に何もなく別れる
2 邂逅 再び目撃する。今度はもう少しお話をする、若干塵の家を知る
3 理性なき化け物の目撃情報がさらに増える、捜索開始
4 塵を保護する。どうにもキー人物っぽいからと連れまわしながら問題解決を目指す
5 もともと大してひねてるわけでもない塵、大人しくついていく。口は悪いが
6 開門部分を見つけ、閉門する。黒幕不明

第二幕-前編 夏休み前
1 転移 凍華と塵が二人で買い物している時に、異世界に転移させられた
2 説明 異世界テンプレのような説明を受ける。凍華イライラ、塵に宥められる
3 探索開始 凍華はまだ異世界転移はできない。爪を隠して動く。
4 ボス戦1 四天王のうちの脳筋型。対して苦労せず攻略
5 ボス戦2 四天王のうちの魔法型、凍結要員。凍華は相性が悪いせいで苦戦、塵が爆破でギリ突破、塵に恋愛感情の萌芽芽生える
6 休養 凍華、塵の可愛さとかっこよさの同居に気づく。帰ったら本格的に雲母家に迎え入れることを決心
7 回収 夜月姉さんが回収に来る。曰く、八重とチェンジで元の世界で要求される

第二幕-後編 8月後半、学校には間に合う。八重は生贄になって、学校には家庭の都合として話を通している
8 閉門 戻ってきた世界で、迂闊に動かせない門を状態凍結で仮止め
9 撤収 八重、アナスタシア、撃の3人が帰還。こっちに影響の出ないような状態に決着
10 決闘 八重と凍華の模擬戦。勝負の元はケーキだが、それを口実にどっちの方が強いか決着を付けんとする
11 決着 八重が領域を侵食して凍華を追い詰めるが、凍華が空間のそのものの状態を凍結する、分子運動の消えた状態としての凍結による時間停止を習得して突破する
12 説教 割とマジで命を削ってるような戦闘をおっ広げたせいで凍華は塵に、八重はアナスタシアと撃に二人がかりで説教をする。その最中、塵が口を滑らせて告白まがいをする。
13 逃亡 思っていたより強い感情を向けられて思わず凍華脱走、宵咲暁のところに転がり込む。塵も塵で恥ずかしくなってばつが悪く逃亡、野宿生活逆戻り

第三幕 11月
1 思慕 逃げたは良いけど、ぼーっとするたびに塵のことを思い浮かべて恥ずかしくなる凍華。暁が押し倒してしまえとアドバイス。塵は塵で、屋蓋と壁と暖房の暖かさを知り、凍華と会ってないのもあって凄く寒く感じる
2 誘拐 塵が、「雲母」が保護している存在であると知られているため、雲母に対して人質交渉を掛けるために拉致される。
3 奪還 凍華ブチギレ。速攻で乗り込むや否や、相手の拠点全体を凍結させながら進む。ただし魔術的に強力な奴はほぼ放置だが、塵の周りをとても厳重に氷の檻で囲む事で安全を担保。
4 決戦 塵を拉致した主犯を精神的に完全に破壊する。ただし、肉体的には凍結されているため、本当にエンドレスでボコられる
5 割込 塵がブチギレている凍華に声を掛ける。瞬間に凍華に押し倒され、そのまま付き合う事になる
6 閉幕 ぺたぺたする量が増えた塵と凍華のペアの日常でエンド

キャラクター

主人公① 雲母 凍華 読み:キララ-トウカ
物語開始時点において14才、中三、女。雲母三姉妹の真ん中。今作ヒーロー枠(ヒロイン枠が適切な表現だけど……)
 見た目は、清楚系巫女さん。黒髪ロングに黒目、身長157cmぐらいのたおやかな美人。なんとなく冷たい雰囲気を纏っており、凍華の周りでは体感気温が常に普通より0.5〜2度程度低い。目つきは鋭めで、深窓の令嬢なんて言われることもある。
 口調は丁寧語。ただし毒舌なところがある。あまり直接的な罵倒は入らないが、入り始めたらかなりキレてる。余裕がある時は揶揄うように、憐れむように罵倒する。
 性格は少々冷めた性格をしている。興味ないことにはとことん興味がなく、適当に話を合わせるだけにする。が、もの凄い激情家でもあり、一度懐に入れた相手は物凄く大切にする。現状の対象は姉の夜月、妹の火漣、姉の裏人格のような存在である夢幻など。
 両親は家に居付かずいつもどこかをほっつき歩いており、2019年時点では蒸発している。よって祖母に育てられた。両親のことは、彼らが自分たちのことを高飛びするために消そうとしたこともあって完全に敵認定をしている、
 姉が色々と忙しいため(他の魔術結社やらなんやらとの会合会議や誘拐された火漣の奪還など)、主に家を仕切っているのは凍華本人である。

 魔術師としては、特化型の最高峰に当たる。勿論それしか使えないわけではないが、基本的に熱量操作、特に凍結側しか使わない。普通のイメージの氷属性が得意、現在概念を凍結させるのを練習中。第二幕後編のところで『時間』を凍結させる、という形で時間操作能力を獲得する。
 固有魔術結界も有しており、名前は凍結地獄という。色は青、心象風景は凍てついたビル街で、熱の簒奪、結果としての凍結を基本能力とする。

主人公②(ヒロイン枠) 塵芥 塵 読み:チリアクタ-ジン
 物語開始時点において推定14才、男。今作ヒロイン枠(ヒーローと呼ぶのが適切だけど役回り的にはむしろヒロインっぽいかも)
 身長148cm。容姿は中性的で、ショートの女子で通じる。少なくともメイド服姿で撮影会を行えば阿呆男子がそれなりに釣れる。ただ、少なくとも第一幕の間は髪も肌もろくに手入れをされておらずボサボサのまま。

 性格は温厚だが感情は動きやすい質である。ただし、最低でも第一幕が終わり、凍華に引き取られるまでは人間扱いすらされておらず、名前もついていなかったために、人形の様に振る舞う。
 第二幕前半からから炎や爆発が好きそうな様子を見せ始め、第二幕後半、異世界編において明確に能力として獲得し始める。

 戸籍の無い私生児であり、行政には存在すらも知られてはいない。

脇役1 雲母夜月 読み:キララ-ヨヅキ
 凍華の姉、18才。困った時のSOSを出す先ではあるのだが、本人の性格や戦闘力などの問題により出番はほぼ無い。ある種、デウスエクスマキナに近いところがある

脇役2 雲母夢幻 読み:キララ-ムゲン
 夜月の裏人格が形を取った存在の様なもの。紆余曲折の果てに家に馴染んだが、本来の性格は繊細で崩れやすく、虚勢で保たせて高飛車傲慢な言動を繰り返す、面倒なやつである。
 普段は夜月の影に潜んだり、家でごろごろ乙女ゲーを進めたりしている。繊細で傷つきやすいハートではあるが、言動パターンが割と高飛車なせいでよく敵を作り、心ない言葉に胸を傷つけられては家で泣く。
 かなりひねくれてるところがあるため、自分を通してひねた反応をする奴の真意を取るのは割と得意(?)なので中盤でのアドバイザー枠

脇役③/親友 剱岳八重 読み:ツルギダケ-ヤエ
 凍華とタメで魔術師仲間の幼馴染な親友。相談したり情報交換したりするが、一方で魔術師的な意味でのライバルでもあり、よく模擬戦もする。
 魔術的には凍華とおおむねイーブンぐらい。刀をよく振り回しているが、戦闘スタイルそのものはメタ特化型で、相手の攻撃の起点を潰すことで戦闘を優位に進める器用貧乏(万能)型。
 固有魔術結界は名前は跡残刃蔵、色は灰、心象風景は多くの武器が地に刺さり、鎧が転がる荒野。武器と定義される物で触れたことのある物を全て中にコピーしてストックし、任意での武器展開や射出などを行う。

脇役④ 宵咲暁 読み:ヨイサキ-アカツキ
 年齢不詳、性別女。今作/シリーズ通してのデウスエクスマキナというべき存在。動かしたら強過ぎるので、安地兼アドバイザー枠。お悩み相談や仲介を請け負い、色々な人に頼られ、転がり込める様な家を複数常備している。

設定(世界観)

現代日本のパラレル世界。超能力、魔術、魔法、オカルトなどのファンタジー要素が存在し、なろう式を含む異世界が存在する。
ただし、基本は現代日本であり、ファンタジーに分類される物は大体潜んでいる感じ。

日本魔術師互助協会〈流転の水〉
 日本に存在する魔術師、呪術師、占い師などの所謂オカルト能力者同士の互助組織である。ただし、名目上一番多いのが魔術師であり、この組織が現在の形に落ち着いた時に一番多かったのも魔術師であり、他の名乗りをする人々も、そう呼ばれることを許容したため、魔術協会となっている。
 その性質上、表社会から外れてしまっただけの一般人も、後処理や事務員などとして雇われていたりする。
 現在、協会に属さない魔術師は居ない。軽度の霊能力者などだと、そもそも組織を知らないこともあって、属していない人が割に居たりする。
 現行トップは雲母夜月、その他の上層部もおおむね若い人が多い。
 世界で見ると、他にも魔術協会の類は沢山あるが、特に有力とされているのは、日本のほかに、トルコ、チリ、フィリピン、南アフリカにある。別に欧米先進国の協会が弱いわけではないが、先にあげた地域にしか、多大な犠牲を払わずに”神殺し”を成しうる人物がいないためにそう言うことになっている。
 その中でも、日本は一等抜けた戦力を持っていると言われている。原因は主に、雲母姉妹や剱岳八重などによる物である。

固有魔術結界
 魔術師それぞれが持つ、心の中の風景を描いた代物を現実へと投影する物。理論値は誰もが持っているが、実際に使い熟すことが出来る人は少ないために、現実を歪めることが可能な人は、固有魔術結界を持っていると表現される。
 はやい話がTYPEMOONの固有結界や呪術廻戦の領域展開などに影響されてできた物です。

参考作品

『人類補完機構』シリーズ、神林長平氏の作品全般、十二国記、とある魔術の禁書目録、魔法科高校の劣等生、Fate/stay night、呪術廻戦、レンタルマギカ、他(後は何があるか自分でも分からない)

作者コメント

 この作品は、人類補完機構シリーズに影響されて、壮大な歴史に一部を短編として作ろうとしている物です。まだ他の作品は全然出来上がっているわけではないですが、いろいろな部分に出ることになる雲母凍華と塵芥塵のペア/カップルの個人的な部分の掘り下げを行う話を作ろうとしており、その結果として二人の馴れ初め話を作成しようとしました。
 ですので、その方向性においてストーリーなどにアドバイスが欲しいです。

 世界設定人物設定共に、この世界線の物から、多分見ていただくにあたって必要なんじゃないかと思われる部分を抜き出して作っています。ですので、気になるところがあるなら質問をしていただければ可能な限り、少々遅くなるかもしれませんが説明したいと思います。
どうぞよろしくお願いします

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凍った瞳の返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 0 No: 1の返信

投稿日時:

正直なとこ、プロットから話が読めない。
作者はわかるだろうけど何も知らない第三者には、何をしてるのか何がどうなってるのかわからない。
例えば、
>1 邂逅 凍華が戦闘している塵を発見する。特に何もなく別れる
戦闘? 何の。誰と戦ってる? 特に何もなく別れるって、なにもないなら何でプロットに書いてある? 物語の要点だからプロットのストーリーラインに書かれてるわけで、特になにもないわけがない。
>2 邂逅 再び目撃する。今度はもう少しお話をする、若干塵の家を知る
こちらを考えると、最初からコレになるといきなりだからワンクッションを入れようと思って目撃だけの一度目を作ったのかな。
一幕のラストの開門とか閉門とかも何のことなのか意味がわからないし、二幕でいきなり異世界へ行くのも展開が転がりすぎて理解がおっつかない。
このあたりで「結局これ何の話なの」と思い始めた。

出来れば、「これはこういう話です」という提示は序盤の早いうちにやったほうが良い。
それで言うと、最初はヒロインが戦闘してるところから始まっているので、「この戦闘に関係する事を解決する(黒幕を倒す・謎を解明する・問題を解決する)」という話かなと思ったのだけど、それとは関係なさそうな異世界への転移があるしでわけわからんくなった、という感じです。

作者コメントを読んでみると、主人公とヒロインの関係を書くのが主旨のようだから、特に何か大きなことを解決するわけではなく、エピソード毎に何かしらの事件が起こってそれを解決していくうちに二人の仲が進展していく、という内容を書いたのかな。

ただ、どうなんだろう。
作者がちゃんと読者にも理解できるよう本に仕上げたなら、面白く読めるような気はする。
二人の関係性だけを追って読んでみると、一幕で出会い、二幕で魅力に気が付き、それを伝え、三幕で付き合うことになる、と、ちゃんとバトル(でいいのかな)の話に乗っけて組み立てているので、そこは楽しめる気はする。
でも、まさにソコの部分が気にもなっていて、恋愛を意識しすぎたせいでメインというかバトルのほうの話がぜんぜん組めてない気がするんだよな。

これは逆に「なんらかの事件解決」をメインに仕立てて結果的に恋愛した形のほうが上手く形になると思うのだけど、
えーと、
ちょっと自説も混じってしまうんだけど、
「恋愛」って目に見えないし形もない抽象的で概念的なものじゃん?
だから、何がどうなったら恋愛した、ってものを表現しにくいんだよね。端的に「好きです!」ってセリフや態度のやり取りという直接的な表現に頼ったりして、作者としても書けてるかどうか不安になったりする。
でも、それなら話は簡単で、「何がどうなったから二人は恋愛した」という「形」を与えてしまえばいいんだよね。
例えば、ヒロインの悩みを解決して二人は恋に落ちた、とか。
こうすると、「ヒロインの悩み・ヒロインが抱える問題」がそのまま恋の障害として表現できるから、その障害を乗り越えること・その過程がそのまま恋愛として描けるわけです。
いまのはわかりやすい例で昔のエロゲシナリオの王道だったと思うけど、これは別にヒロインが抱える何かでなくとも良くて、要するに「恋愛の象徴代理として進行できるメインシナリオを用意すれば、特に恋愛を意識しなくても結果的恋愛を書けるよね」という事なんですが、わかりますかね。

まあ、そんなわけで、プロットのほうでは実際に本に起こしたものを読ませてもらえれば楽しめる内容かもしれないけど、プロット時点では恋愛部分が少々わざとらしくて寒いかもしれんと思った。

長所。良かった点

設定は凝ってるね。キャラクターも深くてプロトタイプで何か試作して雰囲気を把握できればそのまま妄想が捗りそう。
そうした設定部分ではあちこちに物語があって、全体的に面白そうな設定だと思う。

良かった要素

設定

凍った瞳の返信 (No: 3)

スレ主 silica : 0 No: 1の返信

投稿日時:

サタン様、返信ありがとうございます。

とりあえず、プロットの不備に関して
① 冒頭部分で主人公が戦っている相手は、どこから来たのかよく分からない、異形の化け物です。元々妖怪やら何やらが居る世界線ですが、その地球と別の世界から来た存在と言うことになります。
② 最初の、主人公とその相手が会って、別れる部分は、ワンクッション置くための部分という認識であっています。同時に、第一幕4の部分での、キー人物っぽい、という印象を抱いてもらうために、塵が複数に渡ってその化け物と遭遇しているんだ、ということを見せるパートでもあります。
③一幕ラストの、『開門部分』は異形の化け物が通っている場所で、それを閉じることで、一幕の問題として想定されている化け物の大量発生を終わらせる、というつもりでした。
④二幕冒頭の異世界転移は、正直物語進行上、雲母凍華の戦闘力で地球で窮地に陥らせるのが難しかったために使ってしまっています。ただし、この異世界の設定自体は決まっていまして、原則的には人間を遥かに超える存在が率先して介入した地球の並行世界です。そして、主人公の凍華と塵が異世界へ呼び出された原因のは、一幕でも開けられていた様な異世界に繋がる穴が世界中に開けられているせいで、余計に異世界との穴が繋がりやすくなっていた所に、転移させられる先の世界の人が、呼び出そうとしたからです。また、それが凍華たちであった理由はたまたまと言うべきですが、理由を付けるなら、一幕で倒していた化け物の一部は、転移先の存在だったから、と言うことになります。
と言うのはまだ建前的説明で、さらに正確に説明しますと、一幕での空いている穴には、それを開けた犯人がいますが、犯人は、凍華が転移させられた先の世界の神様的な存在に囁かれて行動をしています。その目的は、凍華の妹を手中に収めることですが、そのための障害が多いために、障害となる日本の魔術協会を潰そうと戦力を放ってみたのが第一幕、その中で雲母凍華が特に目立ったので、殺すために異世界に呼び寄せたのが第二幕前半となりますが、その神様的な存在は第二幕前半から後半にかけてで適当に倒されてフェードアウトすることになります。ただし、このあたりの設定は、登場人物たちで把握し得るのが雲母夜月くらいしか居ませんので、あまり出すつもりはありません。

で、この話の全体としては、エピソードごとに仲を深めていく話、のつもりで書いています。ただ恋愛か? と言われると正直自分でも判然としていません。勿論最終的にカップルにはなるのですが、凍華と塵が、それぞれの事情によって先に自立してしまった節のある子達ですので、その彼らが甘えられる相手を見つける話、と言うイメージでもあります。
ご指摘のとおりに、たしかにバトルの方に重点を置いた方が良いんじゃないかと思います。そもそも恋愛的な意味で凍華を塵が意識するタイミング、塵が凍華を意識するタイミングは、第二幕の凍華がピンチに陥った所を、塵が助けたタイミングですので、そこに至るまでの節々でのバトルや事件解決をある程度中心に据えた方が、上手くいくのかなと思いました。

あとやっぱり、恋の障害ってあった方が良いのですかね……?
正直、主人公の女の子である雲母凍華に問題となることなんて恥ずかしさくらいですし、お相手ヒロイン枠の男の子である塵芥塵も、恋愛の上での最大の問題である、自立性のなさ、自己意識の希薄さなどは一幕と二幕の間で概ね解けてしまうので、明らかに恋愛方面が進行する二幕後半から三幕に掛けては恐らく殆ど存在しないのですが……。

上手く書けさえすれば面白そうと言って頂き本当にありがとうございます

凍った瞳の返信の返信 (No: 4)

投稿者 サタン : 0 No: 3の返信

投稿日時:

>あとやっぱり、恋の障害ってあった方が良いのですかね……?
そこが、「バトル(というかメインの話題)に重点を置いたほうがいい」という話に繋がります。
基本的にどんな話であろうと障害はあるべきです。
何故なら、障害があれば「障害を乗り越えること」が物語であると認識できるためです。障害があることで物語に一連の流れが出来るわけですね。

でも一方で、二人の関係性を書きたいけどそんな恋愛恋愛してる話は想定してない、という場合も当然あります。その場合に「恋愛の障害」を作ってしまうと、「恋愛の障害を乗り越えることが物語である」というふうに見えてしまうので恋愛が目立ちすぎてしまう。
だから、こういう場合は発想を逆にして「物語を展開させることが恋愛である」というふうに考える。
すなわち、「メインの話題」に恋愛の象徴となる要素を置いて、これを解決させることが恋愛に繋がる、という感じにする。
例えば、ヒロインには自分の命よりも優先させる事があって、ヒロインもそれを運命であると受け入れている。けれど主人公の活躍によってその運命に別の手段が見えてきて、ヒロインは重荷から開放される。代わりに重荷を背負う形になった主人公に感謝もあるし負い目もあるし、もともと好意を抱いていたのもあって一気に好きになってしまう。
こういう感じの話を想定した場合、「恋愛」は一切してないけど恋愛の過程はわかりますよね。
それは「ヒロインの重荷」という問題が恋愛の象徴として書かれているため、「恋愛の障害」としても機能しているからです。
「この重荷があるからヒロインは恋愛できない」という形にすれば、「それを解決すれば恋愛できる」ということになるので、恋愛恋愛した青臭い恋の悩みとかを用意しなくても恋愛の障害として機能するわけです。

こういう考え方、つまり「恋愛を別の要素で表現する」という考え方をしておくと、
>そもそも恋愛的な意味で凍華を塵が意識するタイミング、塵が凍華を意識するタイミングは
このあたりもスッキリ綺麗にまとまると思う。
「ヒロインの重荷」の例で言うと、その重荷を軽くしてくれる存在であれば意識するし、重荷を軽くしてやりたいと思う相手であればそれは好意ということになる。
直接的に好きだの愛だの書かなくても、恋をしてるということがわかるわけですね。
しかもこれは間接的な表現だから、例えば「身動きが取れないほど重く伸し掛かっていた気持ちが、彼のたった一言でスッと軽くなる気がした」とか書けば、これは意訳するすと「あ、彼のこと好きかも」って事だけど、恋愛恋愛してる表現じゃないから段階的にちょこちょこ書いていける。

これはあくまで「恋愛を別の要素で表現する」ということなので、
>恋愛の上での最大の問題である、自立性のなさ、自己意識の希薄さなどは一幕と二幕の間で概ね解けてしまうので、
「恋愛の問題」で考える必要がなく、この場合は、例えば「自己意識や自立性を手に入れたからこそ、生まれてくる問題」を考えて、その要素で恋愛を表現するのがいいんじゃなかろうか。
こういうメインになる話に重点を置いて、恋愛はその結果って形にするのがまとまりやすいんじゃないかなって思う。

一応明記しておくけれど、
プロット板で私が「例えばこう」と書いてることは、説明のために例を出してるだけなので、「こうしたほうがいい」とか「こうすべきだ」って話ではないです。
恋愛を全面に出したいのなら恋愛をテーマに問題や障害を作るべきだけど、そうでない場合、あまり目立たせたくない場合はこのように別の要素で恋愛を表現する。
その一例としてこんな感じの展開や方法があるよ、というだけね。

凍った瞳の返信 (No: 5)

スレ主 silica : 0 No: 1の返信

投稿日時:

端的にまとめますと、この話には、バトル/問題解決という世界観に即した軸と、恋愛/関係進展というテーマに即した軸の二つがあるけれど、二つの軸を同時に動かすと破綻しやすい。だからどちらかに寄せて、もう片方は寄せた方の軸の推移に合わせて移っていくように作ってしまえば無理なく出来る。今回の場合は問題解決しながら関係を進める展開だから、問題解決の推移や、その最中の仕草などに織り込んでしまうことで、一つの軸に統合した方が良い、ということでしょうか。
改めて自分のプロットと腕を見た場合に、二つの軸を同時に推移させるのは恐らく無理そうなので、バトル主体、その中での関係の変化を少しづつ挟んでいく形で作ってみたいと思います。
(お披露目できたら良いなと思います)

凍った瞳の返信の返信 (No: 6)

投稿者 サタン : 0 No: 5の返信

投稿日時:

>一つの軸に統合した方が良い、ということでしょうか。
そうですね。
人は複数のことを同時に処理できないので、何か一つに集中したいものです。
だから、この物語にはバトルと恋愛があるけど、どちらかにスポットを当ててどちらかを副題にしたほうがまとまりが良い。
作者コメントを読む限りでは恋愛(というほどでもない馴れ初めかな?)がメインのようだけど、それを押し出すとバトルもののラブコメみたいな感じが想定されて、でもおそらく作者的にはそれは違うんじゃないかってプロットを見て感じた。
勝手に作者の心情を推察してしまうけど、たぶん、「馴れ初め」という出来事のほうがメインで、その結果二人がくっついたという感じを想定してるんじゃないかと思う。
なら、その「馴れ初め」というのはどういう出来事ですか、ってトコがしっかりまとまってないと伝わらない。
そしてそれはこの物語では「問題解決の推移」が「馴れ初め」に当たるから、であれば「問題解決」のその「問題」の物語をしっかり作る必要がある。
しかしながら、申し訳ないけども、プロットからはその「問題」の物語、すなわちバトルのほうの話が伝わってこなくて、第三者には何をしてるのかわからん状態でした。
更に、
>凍華、塵の可愛さとかっこよさの同居に気づく。
とか、
>塵が口を滑らせて告白まがいをする。
とか、メインの話が組めてない中で「恋愛」部分が直接的なので、目立ってる。
ソコがやりたいことだから目立つのは良いのだけど、これだと「恋愛」がメインの話になってしまう。二人の関係が進展しないと話が進まない。
けど物語自体はバトルを使って話を進めてるので、何も知らない読者からするとよくわからない戦いをしてて何かわからんことをしてて、二幕前半のラストでようやっと主人公が相手を意識したぞ、って感じになっちゃう。
主人公が相手を意識しはじめるタイミングはとても良いのだけども。
そこまでの物語に、言っちゃなんだけど中身がないので、登場人物たちが何をしてるのか伝わってきてないわけですね。
だから、メインをもっと押し出してバトルならバトルを楽しめるようにしないとね、って感じですかね。

>二つの軸を同時に推移させるのは恐らく無理そうなので、
最初に 何か一つに集中すべき と書いたけども、
そして今回の返信で 主人公が相手を意識するタイミングはとても良い とも書いたんだけども、

えーと、プロットで一幕二幕と書いてる感じ、三幕構成は知ってるんかなと思うんだけど、その三幕構成の話でミッドポイントってのがあって、これはまあ、物語の転換点というかラストへ向かうための方向性を示すポイントのこと。
御作で主人公が相手を意識するポイントってのがちょうどミッドポイントに当たってるのよね。
で、一個のテクニックなんだけど、
このミッドポイントで物語の目的(ようは集中するモノの対象)をガラっと変えてしまうってのがある。
つまり、
1~2幕前半ラストまでは「敵を倒す話」で倒さないと大変なことになるとかいろいろ話を広げておいて、ミッドポイントから「二人の関係発展」に物語の目的を変化させ、ミッドポイント(主人公が相手を意識しはじめた事をきっかけに)から流れを変える。という手段もあると思います。
この場合、複数のことを同時にやるんじゃなくて、前半と後半で集中すること(メイン)を変えてるわけですね。

あと、余談というか蛇足だけども、やりたいこと、書くべきことが複数あるときに「何がメインか」ってのを考える方法として、
もちろん感情で「これをメインに置きたい」というんでも良いのだけど、その場合においても物語の設計方法の考え方として、
「メイン」で「何かをする」という考えをしてみるといいと思う。

例えば「恋愛」と「バトル」が書きたくて、どちらかといえば「恋愛」をメインに置く場合、「恋愛でバトルをする」という考えにならんと、メインである恋愛がバトルで書けない。
だからこの場合はバトルの戦闘が「相思相愛だけど敵味方になって戦ってる」とかって話になる。バトル要素が入った少女漫画はこんな感じですよね。
逆に「バトル」をメインに置くならば、「バトルで恋愛をする」という形にしないと恋愛だけが話から浮いちゃう。
古い王道なら「ヒロインが敵にさらわれた」とか「自分を庇って傷ついてしまう主人公」とか、戦闘を恋愛の要点に置かないといけない。
ちなみに御作の恋愛シーンは 直接的だ・目立ってる と書いたけど、目立ってる理由は浮いてるからですね。

こうして考えたとき、「恋愛でバトルをする」のか「バトルで恋愛をする」のか、と考えると自分がどっちを書きたいと思ってるのか、多少見えてくると思う。
恋愛を書くんだと思っていても、それをそのままメインテーマに持ってくるとイメージと違ってしまったりするので、この話は恋愛の過程を書きたいけども別の何かをメインに持ってきて語ったほうがいいな、と気がついたりする。

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タイトル:凍った瞳 投稿者: silica

 この作品は、人類補完機構シリーズに影響されて、壮大な歴史に一部を短編として作ろうとしている物です。まだ他の作品は全然出来上がっているわけではないですが、いろいろな部分に出ることになる雲母凍華と塵芥塵のペア/カップルの個人的な部分の掘り下げを行う話を作ろうとしており、その結果として二人の馴れ初め話を作成しようとしました。
 ですので、その方向性においてストーリーなどにアドバイスが欲しいです。

 世界設定人物設定共に、この世界線の物から、多分見ていただくにあたって必要なんじゃないかと思われる部分を抜き出して作っています。ですので、気になるところがあるなら質問をしていただければ可能な限り、少々遅くなるかもしれませんが説明したいと思います。
どうぞよろしくお願いします

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