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回答者 鈴蘭
添削した俳句: 恋せども身の程を知れ冬の蠅
取り合わせは面白そうなのですが、自己卑下の比喩として「冬の蠅」を持ってきたような印象が微妙に気になりました。何かを下げるために季語を使うのはもったいないです。季語としての「冬の蠅」は、夏はあんなに元気だったものが今や弱々しく動きもにぶいという様子を表す季語です。秘めたる恋心的なテーマと合っているのかどうか。
「恋せども身の程を知れ姫椿」とか、花を持ってくるとまとまりますね(類と紙一重ですが…)。もし蠅が実景であれば、上七中五をもう少し諧謔みのある感じにするとよいかもしれません。「恋愛のヒエラルキーよ冬の蠅」など。
点数: 0
回答者 なお
添削した俳句: 冬深む四条大橋東入ル
卯筒さん、こんにちは。
御句拝読しました。これ、このままいただきます。
初読では、えっと思いましたが、京都の四条大橋の辺りは私も大好きな一帯です。ご存知かわかりませんが、鴨川沿いにいづもやさんという大きな料理屋があります。ここは思い出の店です。今でも胸がキューンとなります。
卯筒さんが女性と思われているのは無理もないような気がします。俳号もさることながら、故郷の自然や気候風土を繊細にとらえていらっしゃること、あととにかく食べ物の句が多いことなどからそう思われるのではないでしょうか。
でもここでは性別はわかりませんよね。私は今でも確信が持てない方がいますから(笑)。それでいいですけど!
よろしくお願いします。
点数: 0
回答者 慈雨
添削した俳句: 書庫の戸の軋み絶ゆるや寒の明け
博充さま、こんばんは。
御句、とても面白い着眼点で詠まれた一句ですね!
書庫の戸の軋み、それがなくなったと。非常にリアルで佳いなと思いました。
中七で切れは入れているものの、「書庫」「戸」「軋み」「絶ゆる」「寒」「明け」と単語が多いので、少し整理したいですね。
「戸」は、なくてもいいかもしれません。
「絶ゆ」は、何となくネガティブなイメージで使われることが多い気がするので「消ゆ」など別の表現がいいかなと思いました。
・寒明けて書庫の軋みの消えにけり
あまり上手くないですね…すみません。
またよろしくお願いします。
点数: 0
回答者 慈雨
添削した俳句: 八重桜良い世来いよと幾々と
田所様、初めまして。よろしくお願いします。
早速で恐縮ですが、ちょっと難解な句で解釈に迷いました。
〇「幾々と」…初めて聞く言葉で、ネットで調べてもよくわかりませんでした。
「幾幾=いくつもいくつも」という解説をしているサイトが一つだけ見つかりましたが、そういう意味ですか?
〇上五中七の意味
①八重桜に向かって作者が「この世は良い世だから来い」と言っている。
②八重桜が作者に向かって~(以下同文)
③八重桜の下で作者が誰かに向かって~(以下同文)
④八重桜の下で誰かが作者に向かって~(以下同文)
などなど、主語と述語が明確でないため迷います。
もしかしたら全部ハズレで「良い世が来てほしい」みたいな意味とも取れますね。
「よ」の韻を踏みたかったのはわかりますが、その効果よりも意味が通じにくいデメリットが大きい印象です。
できればコメントで「ふと思いついた」だけでなく、「〇〇という光景を詠みました」などと書いてくださると、添削もしやすいです。
またよろしくお願いします。
点数: 0
回答者 中山瑛心
添削した俳句: あちこちと集団下校寒雀
コメント失礼します。
いつもいつも添削有難う御座います。
集団下校という表現が寒雀の可愛らしさを引き立たせていらように感じました。
寒雀は元々餌を乞うてくる様が可愛らしく見えるという季語なので、まさにそれが表れている句だと思います。
そこで私からの提案句。
下校中数十匹の寒雀
誰が下校しているのかをあえて言わず人も雀も下校をする想像を促しました。数十匹はリアリティを出すために表現させて頂きました。
添削に付き合っていただき有難う御座います。長文失礼いたしました。
点数: 0