彼岸花ファインダ越しやボードレルの批評
回答者 三日酔いの防人
森田拓也様、お早うございます。句を拝見させて頂きました。森田様の着眼点は非常に独創的で日々刺激を与えられます。この場をお借りして御礼申し上げます。
さて、ボードレールの句ですが、ボードレルでは違う人物になってしまうため、字余りになったとしても、的確に表記する必要があります。季語との取り合わせはについては、ハオニー様御指摘のとおり死者を連想させることや作風などから良いと思います。この句で一番難しいところは、ボードレールと季語のどちらに重きを置くかです。情景だけを切り取ると、彼岸花の写真を撮影に行った人物がカメラのファインダーを覗くとそこにはボードレールの亡霊がいたとなります。
つまり撮影者がボードレールに対して深い思い入れがないと句が成り立ちません。私は耽るという言葉を提案させて頂きます。
この際、ファインダーは切り捨てて破調で失礼します。
ボードレールに耽け白き曼珠沙華
点数: 1
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こんばんは。
読んで下さり、どうもありがとうございます。
ボードレールというのはフランスの詩人で『悪の華』『パリの散文』なんかを書いた人らしいです。僕は読んだことがありません(笑)。
カメラで写真を撮ろうとしたらファインダーの向こう側にボードレールの亡霊が見えたというのが句意です。
亡霊を「彼岸花」という季語で表現したつもりなのですが、
上五と、中七下五が効果的にぶつかっているかどうかが、
心配です。
アドバイスいただけたら、嬉しいです。
よろしくお願いします。