俳句添削道場(投句と批評)

南風の記憶さんの添削最新の投稿順の36ページ目

「仕込みたる麺に練り込む月明かり」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 仕込みたる麺に練り込む月明かり

 そうり様、いつもありがとうございます。返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

 個性について。意外に思われるかもしれませんが、私自身は”個性を出そう”とあまり思っていません。私の句作の仕方は、兼題を中心に置き、その周辺にありそうなモノや光景を片っ端から掬っていくやり方です。
 ただモノや光景の切り取り方、材料の選び方には、私自身の感性が働きますから、これが結果として”個性的な句”になっていると思われます。

 そうり様の人選二句も、そうり様ご自身の”個性”が光ったからこその選だと思います。”踊り子”や”青空を都会に置く”なんて発想、私には出てきませんから。そうり様の句に、私も勉強させていただいているのです。決してお世辞ではありません。

 とにかく、これからも互いに切磋琢磨していきましょう。

点数: 1

「故郷はどっちにしよう渡り鳥」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 故郷はどっちにしよう渡り鳥

 ほうとう様、お世話になります。
 御句に関して、まず「渡り鳥」と「故郷を探す」という取り合わせは、ちょっと近すぎます。季語「渡り鳥」の中に、すでにあちこち旅するイメージは入っていますから。もっと具体的に、渡り鳥が「どんな旅をしてきたのか」あるいは、私が今まで旅してきたのは「どんな街だったのか」を描写したら、より鮮明な句になります。そこは、ほうとう様が自らお考えになった方が良いかと存じます。

点数: 1

「秋蝶の儚かろうが構わない」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 秋蝶の儚かろうが構わない

 堀籠美雪様、拙句へのコメントありがとうございます。私の地元・沖縄では、あのような話が祖父母から伝えられます。今生きているということが、どれほどありがたいことなのかと思わずにはいられません。

 さて御句ですが、中七・下五の「儚かろうが構わない」が、このままだと季語・秋蝶の説明のように読めてしまう気がします。

 ご自身と重ねたいのでしたら、上五を”や”で切ってしまった方が良いと思われます。また、堀籠美雪様の本音「自分は繊細な生きものじゃない」のつぶやきの方が、取り合わせとしては面白いと感じました。「繊細な私」だと、季語との距離感が近すぎるのではないかと。いかがでしょうか。

例)秋蝶や儚く生きるなんて無理

点数: 2

「種ふたつ抜かれおる秋の向日葵」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 種ふたつ抜かれおる秋の向日葵

鳥越暁様、拙句へのコメントありがとうございます。
おっしゃるようにリズムでは”唐辛子”が先の方が良いですね。ただあの語順は、意図的です。リズムを崩し、ぎくしゃくした感じを出した方が、句の内容に合っているのではないかと判断しました。

さて御句ですが、「抜かれおる」という表現に、鳥越様の実感が感じられます。また季重なり「秋の向日葵」も、夏の勢いのある向日葵ではなく、秋になり枯れてきた向日葵の様子が想像できるので、私はアリだと思います。

点数: 1

秋天の領海は凪巡視船

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 領海の秋天守る巡視船

 そうり様、ご無沙汰しております。コメントが遅くなりがちで、申し訳ありません。

 さて御句ですが、他の方も指摘なさっているように「巡視船」とあれば”守る”は不要かなと思います。そうり様の実力であれば、海をもっと具体的に描写することで”領海を守っている”ことが伝わるようにすることは、十分可能ではないでしょうか。

例)秋天の領海は凪巡視船
 

点数: 1

南風の記憶さんの俳句添削依頼

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お詫び

回答数 : 3

投稿日時:

ドーナツの形の地雷唐辛子

回答数 : 7

投稿日時:

この島は流刑地だった夕時雨

回答数 : 5

投稿日時:

重ね着す捲りたくなるやうな雲

回答数 : 3

投稿日時:

この音はライト定位置息白し

回答数 : 6

投稿日時:

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その他の添削依頼

行く春や吾子の自転車クネクネと

作者名 鳥田政宗 回答数 : 1

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桜見て入る蕎麦屋の枯葉かな

作者名 なお 回答数 : 15

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密を避け壇蜜で抜く夏休み

作者名 いなだはまち 回答数 : 6

投稿日時:

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