「切り株に芽吹きたるは幼き葉」の批評
回答者 北野きのこ
添削した俳句: 切り株に芽吹きたるは幼き葉
非才の与太郎さんおはようございます。
才能も知恵も努力も足りない未熟者ですが、感想を述べさせていただきます。
私の句にもぜひコメントをしてくださいね。
さて掲句の描いている光景ですが、「蘖(ひこばえ)」という季語が表す光景とほぼ同じかなと思います。
私もつい最近こちらに投稿された句でこの季語の存在を知ったばかりなので、偉そうな事を言う資格は無いのですが…
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/969
こんな難しい漢字、機械が変換してくれなければ絶対に書けません(笑)
また「芽吹いて来る葉と言えば、そりゃぁ幼い葉なのだろうな」という与太郎さんご自身の指摘もごもっともだと思います。
適切な語を選択する事と、意味の重複した部分を削る事で、音数がかなり節約できそうですね。
季語を提示して読み手に切り株の光景を想像させた上で、イメージを広げるフレーズを追加してはいかがでしょうか。
切り株もしくは葉の質感や色をクローズアップしてみるとか…
切り株を見ている人物の状況にせまってみるとか…
私だったら「直接には切り株と関係無いけれど、切り株と同じように困難を乗り越えて芽を出そうともがいている人」を読み込みたい気がします。
点数: 1