俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

包丁を研ぐ指先や冴返る

作者 腹井壮  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

皆様、こんばんわ。いつも御世話になります。今回の添削依頼句は今年のねんりんぴっくの応募候補作の一つでした。応募規定には未発表とあるのに何故ここで晒してしまうのだと疑問に思う方も多いと思います。それではこちらを御覧下さい。

http://www.yamamoto-noriten.co.jp/haikuan/201803/index.html

たまには「弟子」を見習って久し振りに応募しようと思ったのです。今朝、類想がある事を知りました。字面が似ているだけではなく発想もほぼ同じです。私に対して「師匠」だの「ご指導を」だのと仰る方もいらっしゃいますが敢えて恥を晒すべく公表させて頂きました。もし、添削案や御意見がありましたら宜しくお願いいたします。

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「包丁を研ぐ指先や冴返る」の批評

回答者 ハオニー

みんなと同じじゃつまらないハオニーです
だから類想は技術で乗り切ろうとは思いません
すぐ捨てます(

感想を...
寿司職人のような俳句ですね
わざと「や」で切っていたり、「冴返る」という肌へ来る感触を表現できる季語を選んでいたりと、世界観の構成がきちんとしています
特別直すようなところもないので、手慣れた人の句だというのは伝わりました

対してあちらは、小料理屋の女将みたいな句ですね
技法としては「水温む」という季語を意外性のある使い方で活かしているのです

水温むというと、どうしても「池、川」といった水辺なのです
キッチンの水回りというのは、割と捻っています

と思っていたら、まさか魚の血潮に対して「水温む」という季語をぶつけていたのかもしれない...
という、もうひとつの詩の存在を発見したのです

「冴返る」の句は想像通りの展開、「水温む」の句は予想外の展開です
展開ができている以上、圧倒的な優劣はついていないと

これを類想で悔しいと思ったのは分かりますが、むしろ師匠としての実力の証明になったのではないかと思いますよ

私も包丁に関する一句
小児科に指ごつごつと桃を剥く

私の展開は「肩透かし」が多いみたいです(

点数: 4

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包丁を研ぐ指先や冴返るの批評

回答者 三日酔いの防人

腹胃壮様おはようございます。拙句へ評を頂き、誠にありがとうございました。
さて、掲句ですが、私の主観で結論から申し上げますと、似て非なるものです。描写は確かに似通っています。しかし、季語の斡旋、登場人物など全く違います。
まず、腹胃壮様の句
包丁を研ぐ指先や冴返る
良い句と思います。北野きのこ様の指摘している、季語『冴返る』この人物は、包丁を研ぐ指先から水の冴返る様子を感じています。よって毎日、包丁の手入れをしているのだと思われます。おそらく料理人なのでしょう。
仮にこの句の下五を『水温む』としましょう
包丁を研ぐ指先や水温む
情景自体からは無理なく、想像出来ますが、日常化した包丁を研ぐという行為からの発見としては印象が薄くなります。やはり『冴返る』という季語の方が、包丁を研ぐという行為との相乗効果でエッジが効いていると思います。謂わば、孤独な日常での発見を詠っております。
一方、掲載句ですが、この句も素晴らしいですね。中七の『妻の指先』が『水温む』と非常にマッチしております。
居間の旦那様が台所の奥様の背中へ向かって『温かくなったな』なんて声を掛けている様子が浮かびます。そこへハオニー様ご指摘の魚さばくといった、意外性のある上五がなんとも言えぬ味わいを出しております。よって温かみのある日常の春を現しているのだと思います。以上の鑑賞から、両句とも素晴らしいと思いますが、私は似て非なるものと判断致しました。

点数: 3

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「包丁を研ぐ指先や冴返る」の批評

回答者 北野きのこ

腹胃壮さんこんばんは。

佐保姫の句にコメントを頂き、ありがとうございました。
確かに「佐保姫」とあれば「山」は不要な気がして来ました。

動詞に関しては実は推敲前に「触るる」の句も作っていたんです。
無理に推量を盛り込む必要も無いかな?
もう少し考えようと思います。

さて掲句ですが、緊張感をヒリヒリ感じさせる素敵な句だと私は思いました。
包丁を研ぐ指先はどんな様子なのかしら、と思わせてからの季語「冴返る」でドキリとしました。

ただの「まだまだ寒いなあ」ではなく、「一旦は温もりを感じたのに…」ですよね。
包丁に触れる指の感覚、冴返った水や空気や床から伝わる冷たさを想像すると、この人物は果たしてどんな気持ちなのか、ひょっとして研いだ包丁で何かとんでもない物を捌くつもりなのじゃないか…と不穏な気持ちすら感じました。
「この指先にはきっと何か強い思いが篭っているのに違いない」という私の読みは腹胃壮さんの意図通りでしょうか?

意図通りなのだとすれば、提示されたページの句の類想にあたるのかどうか少し疑問です。
「刃物に添えられた指先」という絵は確かに同じですが、そこに込められた人物の背景や季語の働きが全然違うと私は思うのですが。

もし私がこのレベルの内容のかぶりで「類想だ!」と誰かから指摘されたらちょっと不服かもしれません…。

添削するとしたら、クローズアップする点を変えつつより不穏な感じにします。

冴返る素足のままで研ぐ包丁

でも掲句のままの方が私は好きです。
ここまですると奇行なので(笑)

点数: 2

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「包丁を研ぐ指先や冴返る」の批評

回答者 白井百合子

腹胃壮さんこんばんは。
コメントありがとうございます。
春の海の句終わりにしようと思っていたのですがもう少し考えてみます。
三段切れの勉強のために!!

点数: 1

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「包丁を研ぐ指先や冴返る」の批評

回答者 美辞麗句

こんにちは( ˊᵕˋ* )腹胃荘さん♪
こちらこそいつも暖かいコメントありがとうございます😊

包丁を研ぐ指先…
そして、冴返る…

ものすごい緊張感を感じました。
一呼吸一呼吸に一心不乱に集中している…

そんな情景がありありと私の心に浮かびました。

検討外れでしたら
ごめんなさい😅

とても
素晴らしい句だと思います( ˊᵕˋ* )

点数: 1

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「包丁を研ぐ指先や冴返る」の批評

回答者 白井百合子

腹胃壮さんこんにちは。
コメントありがとうございます。
ゆうべの漢字は調べました。
夕べとか昨夜とかありましたが夕べはいいけど昨夜と書けばさくやと読むかもしれないと思ってそれにひらがなのほうが優しいかなと思って。
下五の改善はいろいろありすぎます。
師匠に注意されたところはノートに書き込みをしてありますが
あまりにも多すぎて❗
これからゆっくり考えてみます。
それから季語は気をつけます。

点数: 1

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「包丁を研ぐ指先や冴返る」の批評

回答者 白井百合子

腹胃壮さんこんにちは。
少し変えてみました。
ゆうべは漢字のほうが見た目いいかなと思いました。
下五の心地好くを細かいところまでイメージを膨らませていくのですね!
五文字ではなかなか思うような句にはならないです。
薄く付きでは心がありません。
心の通った句に添削お願いします。

点数: 1

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「包丁を研ぐ指先や冴返る」の批評

回答者 白井百合子

腹胃壮さんこんばんは。
コメント添削ありがとうございます。
昨夜も昨晩も夕べもみんなゆうべで読む人はみんなどれでもゆうべと読んでくれるかな?と思ってしまいます。
さくばんでは淋しくありませんか?
これから五句頑張ってみます。

点数: 1

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添削対象の句『包丁を研ぐ指先や冴返る』 作者: 腹井壮
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