俳句添削道場(投句と批評)

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切り株に芽吹きたるは幼き葉

作者 非才の与太郎  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

「芽吹く」が季語との事なのですが、「幼き葉」は「芽」とあまり変わらないと感じるので
「芽吹く芽」のようにへんなことになっているのではないかと思いました
切り株にされてしまっても時が経てばそこから新たな芽が生えてくることを本当は言いたかったのです
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「切り株に芽吹きたるは幼き葉」の批評

回答者 ハオニー

切り株となってもまた新しい命が芽吹く...
これは、読み手が最終的にそう思ってくれれば成功なのです
ならば、そう思わせるためにどうするか...
それが作者のやらねばならぬことです

破調を覚えると
やはらかに芽吹く切り株の一葉
なんていう句が出来るのですが、最初から飛ばしすぎると大変ですから、まずは定型を地道に覚えていきましょう

この句は五六五の調べです
しかし、真ん中の七は崩さないのが基本なのです
ここを六音や八音にするとバランスが崩れやすくなるのです
ここを意識すると、俳句が少し安定するでしょう

余談ですが、最初の五は少しくらい多くてもなんとか調整が出来ます
最後の五は六音くらいなら大丈夫です

読み手に伝えたかったことを想像させるためには、何かに思いを託していると気づかせることが大事です

切り株に芽吹く幼き日の葉っぱ
なんてすれば、もしかしたらこの葉っぱに幼かった頃の自分を重ね合わせている...
そういう読み方が出来ます

すると、切り株にも新しい命が芽吹いていると、生命力を感じる人が現れるかもしれません
感受性が強ければ、きっと分かってくれます

俳句は川柳と違い、読み手に託す部分が多いのです
だからこそ、内気な人がものすごく上手いなんてこともあるものです

点数: 4

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「切り株に芽吹きたるは幼き葉」の批評

回答者 北野きのこ

非才の与太郎さんおはようございます。
才能も知恵も努力も足りない未熟者ですが、感想を述べさせていただきます。
私の句にもぜひコメントをしてくださいね。

さて掲句の描いている光景ですが、「蘖(ひこばえ)」という季語が表す光景とほぼ同じかなと思います。
私もつい最近こちらに投稿された句でこの季語の存在を知ったばかりなので、偉そうな事を言う資格は無いのですが…
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/969
こんな難しい漢字、機械が変換してくれなければ絶対に書けません(笑)

また「芽吹いて来る葉と言えば、そりゃぁ幼い葉なのだろうな」という与太郎さんご自身の指摘もごもっともだと思います。
適切な語を選択する事と、意味の重複した部分を削る事で、音数がかなり節約できそうですね。
季語を提示して読み手に切り株の光景を想像させた上で、イメージを広げるフレーズを追加してはいかがでしょうか。

切り株もしくは葉の質感や色をクローズアップしてみるとか…
切り株を見ている人物の状況にせまってみるとか…

私だったら「直接には切り株と関係無いけれど、切り株と同じように困難を乗り越えて芽を出そうともがいている人」を読み込みたい気がします。

点数: 1

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