「切り株に芽吹きたるは幼き葉」の批評
回答者 ハオニー
切り株となってもまた新しい命が芽吹く...
これは、読み手が最終的にそう思ってくれれば成功なのです
ならば、そう思わせるためにどうするか...
それが作者のやらねばならぬことです
破調を覚えると
やはらかに芽吹く切り株の一葉
なんていう句が出来るのですが、最初から飛ばしすぎると大変ですから、まずは定型を地道に覚えていきましょう
この句は五六五の調べです
しかし、真ん中の七は崩さないのが基本なのです
ここを六音や八音にするとバランスが崩れやすくなるのです
ここを意識すると、俳句が少し安定するでしょう
余談ですが、最初の五は少しくらい多くてもなんとか調整が出来ます
最後の五は六音くらいなら大丈夫です
読み手に伝えたかったことを想像させるためには、何かに思いを託していると気づかせることが大事です
切り株に芽吹く幼き日の葉っぱ
なんてすれば、もしかしたらこの葉っぱに幼かった頃の自分を重ね合わせている...
そういう読み方が出来ます
すると、切り株にも新しい命が芽吹いていると、生命力を感じる人が現れるかもしれません
感受性が強ければ、きっと分かってくれます
俳句は川柳と違い、読み手に託す部分が多いのです
だからこそ、内気な人がものすごく上手いなんてこともあるものです
点数: 4
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「芽吹く」が季語との事なのですが、「幼き葉」は「芽」とあまり変わらないと感じるので
「芽吹く芽」のようにへんなことになっているのではないかと思いました
切り株にされてしまっても時が経てばそこから新たな芽が生えてくることを本当は言いたかったのです
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