俳句添削道場(投句と批評)

幸福来々さんの添削最新の投稿順の18ページ目

「不知火やショッポの煙湿りゆく」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 不知火やショッポの煙湿りゆく

『秋刀魚』の句のコメントありがとうございます!

す。。。すげぇ。。。と思ったのは、最初は卓鐘さんが提案してくれた『秋刀魚の肝を噛み締める』にしてました。
酒と取り合わせてしまうので、酒盗とかに間違われたくない。
苦味を中心に連想してほしいを優先して、中八となってしまいました。

本句ですが、熊本出身なのでまさか『不知火』がでてくるとは。。。って感じです。
ごめんなさい。正直『不知火』が季語だって知らなかったです。
なので、ちょっと読みが雑ですが、私は、この句を「深夜、海辺に住むおじいさんがショートホープの火を消した瞬間」だと読みました。
この消した煙草も不知火の一部になってしまったのではないかと『不知火』の不思議に迷い込んだ気がした。って感じですかね?
あと、熊本には不知火町という地域があるくらいです。
なので、すごく海を感じました。

情景描写がやはり丁寧です。
「逃げ水」とかもそうですが、『煙』など動画として提供すべきものに「〜ゆく」という複合動詞の組み合わせは最高だなぁ。と改めて思いました。
『ショッポ』と『不知火』の位置もすごくいいと思います。

ショートホープは、もともと商売人の煙草と言われています。
なぜかというと、短いのでお客さんが来てもすぐ消して、対応できるからです。
なので、知ってる人間からするとショートホープは意味的にいうと、消す方に軸足が言ってる煙草なので、すごくマッチした銘柄だと思いました。

ちなみにハイライトは私が初めて買って吸った煙草です。

点数: 1

朝まだき雨のひそかにおく秋よ

回答者 幸福来々

添削した俳句: 朝まだき雨密やかに秋置けり

『秋刀魚』の句のコメントありがとうございます!

母の話に笑ってもらってうれしかったです!
言葉の勉強は楽しいですよね!

本句ですが、私は「夜の間に雨が涼しさや銀杏の葉など秋が深くなったと感じるものをおいてくれていた」と読みました。
なので、秋の雨の日の一日の期待感みたいなものをこの句から感じました。

他の方のコメントにあるように、主語が季語以外の場合の動詞で着地は難しい場合が多いです。
「雨が秋を置いた」となっているので、『雨』が主役に感じてしまうからです。
なので、主語が季語以外の場合は、季語の体言止めを意識すると俳句っぽくなります。
この句でいうと「雨が置いた秋」とすると、『秋』に焦点が行くため、主役は『秋』になりますよね。

あと、これはもう趣味趣向の話かもしれませんが、上五に『朝まだき』というちょっとゆとりのある朝の表現するのであれば、中七下五の助詞は省略しない形の方がいいと思います。
句全体で見た時のゆとりの統一感が生まれます。
結構俳句って助詞でゆとりができるので、句を構成する要素が少ない場合は意識した方がいいかもしれません。

点数: 2

「朝顔と和歌に読まれし桔梗かな」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 朝顔と和歌に読まれし桔梗かな

『秋刀魚』の句のコメントありがとうございます!

アドバイスですかー。
詩歌を書く場合に一番大事なのはちゃんと伝えたいこと・読者に思ってもらいたいことがあるかどうかが重要だと個人的に思います。
なので、たんせきさんの感情・感覚を大事にして、言葉にする努力をするという感じになるかと思います。
「全然共感できないよ!」は「お前変わってるな(笑)」になるし、なんでもいいので自分の感情・感覚を言葉にするということをやっていくべきだと思います。
いいものである必要はないけど、伝えたいもの・思ってほしいことがないものがないなら人に見せるなと思います。

これが基本で、俳句特有のアドバイスでいうと、ざっくりいうと伝えたいことは一つにすべきです。
17音しかないので^^;
沢山俳句を読んでますが、「こんな風にこう感じた」風景を切り取るのが基本です。

「発想と技術は車の両輪だ」となっちゃん先生はよくいいますし、そのとおりだとは思いますが、私は発想>技術だと思います。
発想がなければ、技術は使いようがないですからね。
これは愚痴になりますが、技術に溺れている人の言葉は、作品を味わうつもりがない言葉しか伝わってこないので私は嫌いです。

本句ですが、「昔朝顔と詠まれた桔梗が咲いている」とだけなので、読む側はたんせきさんが思ったように「へぇー」と思うしかないですね^^;
知識を仕入れるということは素晴らしいと思いますが、俳句は読んだ人に何かを思わせたり感じさせてほしいです!

技術的なことをいうと、『読まれ』を「詠まれ」に変えると、『和歌』という言葉は不要になるかと思います。
「詠む」は詩歌にしか使われないからです。

点数: 3

「君知るや守宮のケケケと鳴くことを」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 君知るや守宮のケケケと鳴くことを

『秋刀魚』の句のコメントありがとうございます!

なおじいさんのコメントはいつも癒されます(*´ω`*)
なので、コメントついてると「おっ!」っという気持ちにいつもなってます。

さて、本句ですが、私は以下のとおりに読みました。

夜『ケケケ』とどっかから聞こえると、子もしくはお孫さんのような幼い子が「あ!守宮だ!」と『守宮』が張り付く窓に駆け寄る。
この音が『守宮』だと知らなかったのに、その子は知っていることに、驚き・成長を感じた。

てな感じです。
この読みは、『君知るや』の『や』には、「君が知っていることに対する尊敬・感動」が感じられるからです。
私は、なおじいさんらしい優しい句でいいなぁと思いました。

点数: 1

「シヨツピングカートいつぱいの夜長を」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: シヨツピングカートいつぱいの夜長を

『秋刀魚』の句のコメントありがとうございます!

句の奥行きを広くしてくれる読みでしたw
とても嬉しかったです!

「不自由は自由」から私が思い出した『人生は思い通り』の歌詞は

いったい何から制限されているの
いいや!最初から自由そのものさ

でした!
ここ歌うとめちゃきもちいですw

さて、本句ですが。
私はこの句を「夜通しパーティーするつもりで若者たちが深夜に、集まって買い物をしてる」と読みました。

なので、この句には人・活気・興奮の気配が沢山しました。
『夜長』という季語をワクワクさせるものにするのは、すごくね?って思いました!

旧仮名遣いの口語で、ちょっとレトロな雰囲気がするので、過去の話をしてるのかな?とも思いました。
あと、ちょっとだけ10代の飲酒感?健全な集まりじゃない感?が何故か感じられるw

点数: 1

幸福来々さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

すべての灯りが優しくなって春

回答数 : 1

投稿日時:

靴履くや死んだ冬蝿とおざけて

回答数 : 4

投稿日時:

母の手が老いて幾度の小春かな

回答数 : 7

投稿日時:

オレを焼き殺す寒晴の太陽

回答数 : 7

投稿日時:

君の手や夏の限りをつないだ手

回答数 : 3

投稿日時:

幸福来々さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

霧雨や古藤なる名を思ひけり

作者名 ケント 回答数 : 1

投稿日時:

たんぽぽのわたはただただ海こえる

作者名 コウ 回答数 : 4

投稿日時:

そうめんを啜りてここは大和かな

作者名 こま爺 回答数 : 1

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ