「靴履くや死んだ冬蝿とおざけて」の批評
回答者 なお
幸福来々さん、こんにちは。
御句拝読しました。シニカルな描写で、幸福さんらしい句だと思いました。
もんなさんと同様、寒い冬まで生き残っている生命力を意味する季語の「冬の蝿」、それが死んでしまっているのはどうなのかと思いましたが、幸福さんですからあえて挑戦なさったのだと思いました。
動かないから死んだと思っているだけで実は死んでいないかもしれない。靴を履こうとしている時に急に動き出すのが怖いから遠ざけている。遠ざけているのは、自分の心ですね。見て見ぬ振りにも似た…。
私も、上五は「や」で切らずに「靴を履く」がいいと思いました。
・靴を履く動かぬ冬蝿遠ざけて
あっ、中八!すみません!
もんなさんのご提案句に一票とします。
点数: 3
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玄関掃除してなくて、いろんな虫の死骸があった。