「浮浪者といふ人消えて聖夜雨」の批評
こんにちは。
コメントの「浮浪者といふ人消えて聖夜、雨」であるとして書きます。
センシティブな単語を放り込んできましたね!
まずは、慈雨様というより他の方への共有になりますが、
1.【禁止用語】という用語自体、誰がどの範囲で何を禁止しているのか?というのはご存じでしょうか?
2.各メディアが、自主的に「メディア内で使うことを自粛している(使わない)用語」というものはあります。エロ系の用語や誤解を招く単語の他に、「差別的な意味で使われていたことがある」という理由のこともあります。これは「自粛されている用語」であって、他者に禁止を強要するものではありません
3.表現の自由と言葉狩り、というのも含む必要があります。
で、「浮浪者」は「誰が」「どこで」禁止したのか?というとおそらく俳句
の世界では禁止されておらず、インターネットでも禁止されておりません(ローカルの結社や掲示板を除く)。なので、この場所で出てくることを「禁止」されるものではないと思います。
で、句の評価としては、それらを含み総合的に考えなければならないと思います(ここから個人的な考えになります)
メインの鑑賞としては
「浮浪者と呼ばれている人がいなくなってしまった。聖夜である。雨が降っている」
一手先、句に描かれていない範囲の鑑賞で
「雨が降っているから雨を避けられるところへ移動したのか、もしかしたら家へ帰ったのかもしれない。施設に入ったのかもしれないし、強制的に連れられていったのかもしれない。もしかしたらお亡くなりになってしまったのかもしれない」
と受け取ります。
で、句の持つ要素として
◆まず「浮浪者」という単語を見ただけで【傷つく】人がいるかどうか。ここは私の知識の範囲ではわかりません。ですが、この単語を使用しただけで「ダメ」というのは言葉狩りの範疇にも見えます。
◆ですが、「浮浪者」という単語を見ただけで反応する人たちがいることも確かなようです。この人たちには少なくとも「不快」な句になります
◆「浮浪者」に対して「消えて」と言う単語がかなりセンシティブに見えます。人間に対して「消えてしまった」「消えてほしい」という意味にもとれるからです。「差別的にとられる可能性のある用語」+「消えて」ここは言葉の相性が悪すぎる。
差別意図の句ととられても仕方ないところです。
◆「といふ」が、同じく悪い方へ作用しているようにも感じます。誰が「といふ」と言っているのか、というのをいろいろ想像してしまうのですよね。
◆「聖夜」「雨」それぞれに「綺麗にまとめようとしている」という作為が見えるため、余計に「浮浪者」を使った意図が気になってきます。違うとは思っておりますが、まさか対比?と思ってしまうと、いやな気分にはなりますね。
ということで、ネットの海に流すには危険な要素の多い句であるようには思います
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
【浮浪者といふ人消えて聖夜、雨】
このサイトは句に「、」を入れられない…。
いつも駅にいた人、通り過ぎる人たちは多分みんな名前も知らない。
「消えて」はどんな意味に読めるでしょうか。その他何でもよろしくお願いします。
明日は雨のようですね。