俳句添削道場(投句と批評)

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リラの花見つめる女性静かなり

作者 市瀬ひとみ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

昨日娘と、庭園美術館へ行きました。生憎雨でしたが、それはそれでしっとりとして良かったです。その帰り、ライラック(リラの花)を見つめている女性がいました。絵になるなあと思いつつ、句を詠んでみました。

最新の添削

リラの花見つめる女性雨やまず

回答者 山田三郎

パッと見で、気になるのは「見つめる」「静かなり」が直接表現なので
間接表現に変えた方が良いのでは、という点です。間接表現は、伝わり
にくいため、試行錯誤が必要です。しかし、うまくハマるとそれが感動
につながります。雨が降っていたということですので、「静かなり」を
変えてみます。
⇒「リラの花見つめる女性雨やまず」

次に「見つめる」も何とかしたいです。元々「見つめる」と「静か
なり」は同じようなことを言っていると思われますので、(間接表現
ではなく)簡略化したいと思います。
⇒「リラの花雨に佇む女(女性)かな」

さて、ここまで来ますと、女性の属性が気になります。若い女性だった
のか、年配の女性だったのか等々。そこで比喩でもって女性を具体化
したいと思います。(以下のように「女性」を省くことが可能です)
⇒「リラの花雨に佇むハイヒール」「リラの花ポニーテールの傘開く」

偉そうなことを書きましたが、私自身が体験したことでは有りません
し、これ以上は、私の能力では無理です。ここまでで振り返りますと、
「リラの花見つめる女性雨やまず」がベストかなと思いますが、上記
のように、もうひとひねりできそうな気がします。

(注)以上私の指摘事項は、「字余り」「季重なり」などいずれの項目
にも該当しません。便宜的に「新旧仮名遣いの混用」にさせて頂きます。
ご諒解ください。

指摘事項: 新旧仮名遣いの混用

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「リラの花見つめる女性静かなり」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

市瀬ひとみさん、こんにちは。
御句拝読しました。素敵な光景を目にされましたね。

御句、気になる点が二つあります。
一つは、句の中心が季語のリラの花ではなく、女性であることです。季語が添え物というか、舞台装置のようになっていることです。
もちろん、そういう句もあるとは思いますが、私がここで教わってきたのは、「季語を立てる」ということであり、それは、女性のことを描きながらも可能であると思います。

二つ目は、「女性」という表現です。確かにテレビ報道などでは、一般の人や被害者は「女性」と、加害者・容疑者は「女」と呼び分けています。明らかに「女性」は尊称で、女は「蔑称」の扱いです。これは「男性」と「男」の場合も同じです。
ただ、俳句の場合には、そういうこととは関係なく、「女」でいいと思います。それは、家は家屋(かおく)でなく、橋は橋梁(きょうりょう)でなくていいのと同じことだと思います。

・静やかに佇む女リラの花

私は、こんな詠みもあっていいのではと思いました。

点数: 3

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「リラの花見つめる女性静かなり」の批評

回答者 あらちゃん

句の評価:
★★★★★

市瀬ひとみ様こんにちは。
素敵なシーンを詠んでおられますね。
少々抵抗がおありかも知れませんが、女性を女とさせていただきました。

リラの花見つむ女の静けさよ

より雰囲気が出ると思いますがいかがでしょうか。
よろしくお願いいたします。

点数: 2

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「リラの花見つめる女性静かなり」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

今晩は。

言葉を限りなく実態に近づけるという原則は結構武器になりますよ。
静かなりは詠み手がそう感じるだけで、本当にそうなのか分からない場合もあります。そこでひたすら目前の事柄だけを描写します。
"リラの花見つめる女性口つぐむ

今後ともよろしく。

点数: 1

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「リラの花見つめる女性静かなり」の批評

回答者 竜虎

句の評価:
★★★★★

市瀬ひとみ様 こんばんは
お世話になります。
ライラックの花よい匂いがしますね。
詠んでみます。
ひとり立つ女性の嗅ぎしリラの花
よろしくお願いします。

点数: 1

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リラの花見つめる女性雨やまず

回答者 山田三郎

句の評価:
★★★★★

パッと見で、気になるのは「見つめる」「静かなり」が直接表現なので
間接表現に変えた方が良いのでは、という点です。間接表現は、伝わり
にくいため、試行錯誤が必要です。しかし、うまくハマるとそれが感動
につながります。雨が降っていたということですので、「静かなり」を
変えてみます。
⇒「リラの花見つめる女性雨やまず」

次に「見つめる」も何とかしたいです。元々「見つめる」と「静か
なり」は同じようなことを言っていると思われますので、(間接表現
ではなく)簡略化したいと思います。
⇒「リラの花雨に佇む女(女性)かな」

さて、ここまで来ますと、女性の属性が気になります。若い女性だった
のか、年配の女性だったのか等々。そこで比喩でもって女性を具体化
したいと思います。(以下のように「女性」を省くことが可能です)
⇒「リラの花雨に佇むハイヒール」「リラの花ポニーテールの傘開く」

偉そうなことを書きましたが、私自身が体験したことでは有りません
し、これ以上は、私の能力では無理です。ここまでで振り返りますと、
「リラの花見つめる女性雨やまず」がベストかなと思いますが、上記
のように、もうひとひねりできそうな気がします。

(注)以上私の指摘事項は、「字余り」「季重なり」などいずれの項目
にも該当しません。便宜的に「新旧仮名遣いの混用」にさせて頂きます。
ご諒解ください。

指摘事項: 新旧仮名遣いの混用

点数: 1

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