俳句添削道場(投句と批評)

辻 基倫子さんの添削最新の投稿順の21ページ目

「獲れ高を競ふ浜辺の焚き火かな」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 獲れ高を競ふ浜辺の焚き火かな

なお様
 御句、海辺で釣果を競い合うワイワイした声が聞こえてきそうな、楽しい焚火の句ですね。焚火を実際にあまり見ないせいか、イメージが湧かず、私などはいつもしんみり暗い句ばかり作ってしまうのですが、焚火の周りで人が何をしているのか、どんな話をしているのか、に注目すると生き生きした句になる、ということを学びました。すばらしい句ですね!
 また、拙句にコメントをありがとうございます。同じ題材へのこだわりをお褒め頂いたので、また推敲しました。
 なお様のおっしゃるように、私も「初氷」の方がいいと思いました。きりっと寒い季節と星空とは相性がいい気がするので。そして、衛星に焦点を合わせ、その感動を擬人化で表現してみました。

点数: 1

「獲れ高を競ふ浜辺の焚き火かな」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 獲れ高を競ふ浜辺の焚き火かな

なお様

 拙句に最後までしっかり付き合ってくださって、とても嬉しかったです。
句をいろいろいじっているうちに、初めの着想がどこかへ行ってしまうのは私の悪い癖なのです。おっしゃるように、「星屑」と「纏ふ」が目立ってしまい、季語の働きが弱いですね。ご提案の「星屑を纏ふ土星や初氷」がいいな、と思いました。
 私、個人的に、秋よりも冬の夜空に惹かれます。寒い中でこそ、天体が冴える気がするので。また似たような句を作ってしまうかもしれません。
 どうもありがとうございました。

点数: 1

「ただ単に兼題が風邪なだけなので」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: ただ単に兼題が風邪なだけなので

いるか様

 御句、とても思い切った表現ですね。「俳句とはいかにあるべきか」ということについて考えさせられました。「兼題が風邪」、「兼題」に「風邪」を詠むときは冬だから、冬の季語を詠んだことになりますよね。
 また、私の「竹の秋」の句にあたたかいコメントをありがとうございました。ちょっと工夫が足りないかな、と思っていたのですが、励まされました。

点数: 0

「水仙や傷は忘れたとき傷む」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 水仙や傷は忘れたとき傷む

慈雨様

 御句、とても良い句ですね。水仙の凛とした美しさと、「忘れたころにやってくる傷を一人耐えているさま」とが美しく響きあっているとおもいます。水仙のシンとした佇まいが見えてくるようです。
 また、私の句に温かいコメントをありがとうございます。また、NHK俳句のことも、ご覧くださっていたことが本当にうれしかったです。とても熱心に勉強してらっしゃることに、私見倣わなきゃ!と思いました。
 これからもよろしくお願いします。

点数: 1

初星や篝屋占むる知らぬ顔

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 初星や篝に知らぬ顔多し

イサク様

御句、いろいろと考えさせてくれる奥の深い句ですね。皆さん、いろいろな解釈をなさっているので、一つの可能性として「鎌倉時代、在京武士の詰め所だった、篝屋を詠んだ句」として解釈し、提案句のようなことを考えてみました。
ところで、私の「撫牛」の句にとても面白い提案句をありがとうございました。「撫牛撫でまくる」とは、思い切った措辞で、とてもカッコいいですね。擬人法が重なっている、とのご指摘も、なるほど、と思いました。私としては、以下のように推敲してみました。
受験の子去り撫牛の背ナに熱
いかがでしょうか。

点数: 0

辻 基倫子さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

うりずんや島々囲む波一重

回答数 : 5

投稿日時:

風を追ふ風に羽根あり梨の花

回答数 : 2

投稿日時:

地下道をめぐる響きや蝶の昼

回答数 : 1

投稿日時:

桃開くたそがれ時の羽化として

回答数 : 1

投稿日時:

蔦若葉ランプの奥に司令室

回答数 : 4

投稿日時:

辻 基倫子さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

雪解けて黒き艶なす珪化木

作者名 久田しげき 回答数 : 2

投稿日時:

連なりて天に昇りぬ鯉のぼり

作者名 めいしゅうの妻 回答数 : 1

投稿日時:

携帯を失くして秋の一日かな

作者名 負乗 回答数 : 5

投稿日時:

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