俳句添削道場(投句と批評)

辻 基倫子さんの添削最新の投稿順の22ページ目

「燃えさしで石に字を書く芋煮会」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 燃えさしで石に字を書く芋煮会

鈴蘭様
お久しぶりですね。
御句、「石に字を書く」というところがとても興味深いと思いました。
「地面に字を書く」だとありふれていますものね。
何を書いたのか、どんな石に書いたのか、もうすこし情報があるとさらに読み手の想像を促す句になると思います。
また、私の「撫牛」の句へのコメントもありがとうございました。
「まどろみを覚ます」が作り事めいていることや、「まどろみ」を読者に想像させるべきだ、という点がとても深く心を打ちました。
そこで、むしろ、「受験生」はなしにして、以下のように推敲してみました。
「撫牛の背に春眠のぬくみかな」
いかがでしょうか。

点数: 1

こころより叫ぶ一句や春の丘

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 俳句とはある意味こころの叫びかな

こまった爺様
御句、とても素直な句で、高浜虚子みたいですね。とても印象的で面白いと思いました。ただ、季語がないので、「春の丘で叫ぶ」という場面を設定してみました。
また、私の句に、なるほど、と思えるコメントをありがとうございました。確かに受験生の心を思ったら、「まどろみ覚ます」なんて、甘っちょろいですね。そこで
「受験の子去り撫牛の背ナに熱」
と、牛を発熱させてみました。いかがでしょうか。

点数: 2

「三寒も四温も母の腕まくり」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 三寒も四温も母の腕まくり

なお様
御句、お母さまのお元気な姿が、季語の中に溶け込んでいて、とても好きです。このままいただきます!
また、私の「撫牛」の句へも、率直なご意見をありがとうございました。自分ではなかなか欠点が見えてこないので、本当にありがたいです。そこで、以下のように推敲しました。
「受験の子去り撫牛の背ナに熱」
牛を生きているように見立てて、発熱させちゃいました!

点数: 1

「雪国や日の出遥かに煮るスゥプ」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 雪国や日の出遥かに煮るスゥプ

いるか様
御句、雪原の夜明け前、はるかかなたが白々明けるのを待って、ゆっくり
スゥプを煮る音や良いにおいがしてくる、とても素敵な句ですね!中七がすこし不自然かな、と思い提案句のような可能性もあるかと思い、載せました。いかがでしょうか。
また、私の「撫牛」の句へのとても面白い提案句をありがとうございました。思い切って受験生の行動を描写してみる、ということを私も考えてみます。

雪国の遠き日の出やスゥプ煮る

点数: 1

「子供らのスリッパ揃え春うらら」の批評

回答者 辻 基倫子

添削した俳句: 子供らのスリッパ揃え春うらら

いるか様
御句、子供の元気な様を陰から支え、温かく見守る姿勢が読み取れる佳句だと思います。春うらら、の季語が優しい作者の心と合っていますね。
私が気になるのは、「子供」はそもそも「複数の子」を表す言葉なので、「子供ら」より、
兄弟のスリッパ揃へ春うらら
などとしたらいかがでしょうか。「春うらら」なので、旧字のほうが合うような気もします。
また、私の句へのコメントもありがとうございました。衒学っぽくならないように、かつ、古典的な味わいを生かした句を作りたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。

点数: 1

辻 基倫子さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

うりずんや島々囲む波一重

回答数 : 5

投稿日時:

風を追ふ風に羽根あり梨の花

回答数 : 2

投稿日時:

地下道をめぐる響きや蝶の昼

回答数 : 1

投稿日時:

桃開くたそがれ時の羽化として

回答数 : 1

投稿日時:

蔦若葉ランプの奥に司令室

回答数 : 4

投稿日時:

辻 基倫子さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

土産屋へ鹿の入り来る秋の朝

作者名 久田しげき 回答数 : 2

投稿日時:

口ずさむ石田三成夏の暁

作者名 白南風 回答数 : 0

投稿日時:

宿明けの葉巻き河童忌の呑酸

作者名 加良太知 回答数 : 1

投稿日時:

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